新耳袋 第二夜 現代百物語 (角川文庫)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043653027

作品紹介・あらすじ

あらゆる怪しきものたちが、おそろしきものたちが、あなたの周囲をさまよっている。そしてときに狙いを定め、あなたを、何の前触れもなく訪れる…。長年にわたって地道なフィールドワークを重ね、全国各地の話を蒐集した怪談の数々。古式ゆかしい「百物語」の形式にのっとって展開される、恐怖に心凍る一夜をふたたび。

感想・レビュー・書評

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  • 解説より「本書は一切の究明、解釈を求めず、ただ起こった現象を記しただけ」
    「本当にあった!」「実録!」みたいな起承転結がはっきりとしていて、怖がらせようとする話よりも、この本に収録されているものは、怪異が“”人間世界の隣にある別の世界との交流”って感じがして、怖さよりも不思議さ、神秘的な気持ちを残す本だった。

  • 第一夜に同じ。

  • タレントのMさん、芸人のMさん、俳優のMさん、Mさん多すぎw Tさんの登場も多いです、寺生まれかな?

  • 怪談実話集。シリーズ2冊目。妖怪やとても小さい人の話が不思議。微笑みという話が印象に残った。

  • 怖い話が読みたい&書きたい欲求が高まっている今日この頃、このシリーズは最高の参考書です。
    やっぱ他のホラー系実録物とは一線を画してるんだよね。
    聞き書きに徹してるとこ、むやみに怖がらせようとしてないとこ。
    傾向と対策を練るのと、カブリ防止にはホントいい。
    ロングセラーになった理由がわかるわー。

    というわけで、図書館と最寄りのブクオ●になかった分は、ネット古書店に注文し、今続々と届いてます。
    全巻揃ってるとこはなくて、3件の書店に分けて頼んだのに、7冊で送料込み3千円弱で済みました。
    うーん、文庫の古書(品薄本以外)って安いねえ……
    なんか申し訳ない^^;

  • 「新耳袋第二夜」3

    著者 木原浩勝、中山市朗
    出版 角川文庫

    p77より引用
    “大学生のB君は墓地に入り込んで、そこの墓石を動かすという
    罰当たりな癖を持った男であった。”

     怪異蒐集家である二人による、
    現代に起こった不思議で奇妙な話を集めた怪談集。
     観音様の話から小人さんの話まで、
    読みながら何度も後ろを振り向いてしまう様な話が、
    99話収録されています。

     上記の引用は、
    第24話の冒頭の一文。
    世の中には色々な癖を持った人がいるのでしょうけれども、
    この癖はどうもイマイチ信じられません。
     このシリーズを読むのも二冊目ですが、
    世の中には不思議な事が溢れているのだなと改めて思います。
    私自身は怖がりなので、
    暗かったり怪しい場所には元々近づかないので、
    この様な体験はありません。
    私は生きていく上で好奇心が少し足りないのかも知れませんが、
    そのおかげで怖い思いをしないで済んでいるので、
    トントンなのかなぁと思うことにしておきます。

    ーーーーー

  • 稲川某のオチ付き創作実話風怪談と違いリアルな怪談!
    読み応え充分過ぎてド~ンと精神的に堪えるが、10巻全て読みたくなる!中毒だな、こりゃ。
    本家『耳袋』は難し過ぎて読めないけど、これは秀作だと思う。

  • だいぶ前にとある人に聞いた話とかぶる話があった。ぞっとした…

  • 一夜ほどインパクトが強い話が少ない気がするが、それが新耳袋のいいとこ
    ひっそりとした不思議な話が多い気がしました

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著者プロフィール

きはら・ひろかつ 1960年生まれ。主な著作に「新耳袋」「隣之怪」「九十九怪談」の各シリーズがある。マンガ・ドラマCDの原作の他、出版、ゲーム、公式携帯サイト「怪談百物語新耳袋」等のプロデュースを手掛ける。

「2019年 『九十九怪談 第十夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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