- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043653072
作品紹介・あらすじ
当代きっての怪談の名手が現代の恐怖を採取した、新耳袋第七集。声高に語られるのではなく、日常の隙間に囁かれる妖を集め綴った十章九十九話。
感想・レビュー・書評
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面白かった。
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新耳袋はドラマや映画は見たものの書籍は読んだことがなかったので読んでみることに。
七夜のサブタイトルの心地好い中二病感と京極夏彦の序文が雰囲気を盛り立てわくわくとする。
中身は箸にも棒にもかからないものから「自分に起こらなくてよかった」と思うようなものまでとにかく玉石混淆といった様子。しかしやはり木原浩勝と中山市郎という語り手の巧妙さが文に現れていてすっきりと読みやすく、それでいて忌まわしさが纏わりつく文章。特に中山市郎氏の関西弁の台詞の良さが怪談をより身近なものにしているように思う。
中には狐狸の類いを描いた幻想的でどこか牧歌的な遠野物語のような美しい話もあり(梅狐やお弁当狐など)個人的にはとても満足感が高く名作「さとり」なども収録されていて嬉しく思う反面、「ノブヒロさん」がどうにも好きになれず全体的に不完全燃焼と言った感じ。 -
狐や狸が人を化かすエピソードがあるが、それがどれも怖いというよりほんわかする話も多く、会いたいなーと思うくらいカワイイ。とくに梅狐なんて素敵です。
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稲川某のオチ付き創作実話風怪談と違いリアルな怪談!
読み応え充分過ぎてド~ンと精神的に堪えるが、10巻全て読みたくなる!中毒だな、こりゃ。
本家『耳袋』は難し過ぎて読めないけど、これは秀作だと思う。 -
いつもと少し路線が違う感じがした
身近な怪異というよりも、異質な怪異
恐怖を植え付けるものが多い気した -
怖いのもあった。
手のひら怪談よりは怖い。 -
怖い!!一気に読んじゃうけどw
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怖い。夜中に全部読み終わったら、本を閉じた瞬間に背後に何かいそう・・・