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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784043661022
作品紹介・あらすじ
南国のスコールの下、タンゴに取り憑かれた国籍も年齢も不詳の老嬢の口から、長い長い恋の話が語られる……東京、ブエノスアイレス、サイゴン――。ラテンの光と哀愁に満ちた、神秘と狂熱の恋愛小説集。
みんなの感想まとめ
多様な恋愛模様が描かれた短編集で、アルゼンチンタンゴのリズムが心地よく響く作品です。各ストーリーは独自の魅力を持ち、特に猫の話が印象に残るという声もあります。著者の文章は以前よりも一層洗練され、物語と...
感想・レビュー・書評
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全編アルゼンチンタンゴを聴きながら読むのが心地良い、とても素敵な恋愛短編集だった
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ちょっと一味違った恋愛小説の短編集。個人的には2番目の猫の話が好き。
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非常に失礼な言い方で申し訳ないが、上手くなった!というのが一番の感想だった。
文章は昔から流麗な方だが、今まで読んだものでは密着していた物語と書き手との間に、適度な距離があってとても読みやすかった。
しかし切れ味は変わらず、どれも読後に充実を覚えた。
ただ、密着したあの独特な息苦しさがないと、今度は少し物足りなさも感じてしまう。
自分のわがままに呆れながら、また次の作品を楽しみにしたい。 -
電子で気になって、紙の本を取り寄せたら意外と分厚くて、読み切れるかなと不安だったが、短編集だったため、読みやすかった。
文体も軽やかに進んでいくので読みやすい。
そして内容も面白いのでどんどん次の章も……と進んでしまう。
著者の他の作品も読みたくなった。 -
How can you have a day without a night? You're the book that I opened and now I've got to know much more.
Massive Attack, UNFINISHED SYMPATHY -
5つの短編。舞台はブエノスアイレス、京都、横浜、ホーチミン、ハノイとさまざまだが、どの話にもタンゴが何らかの形で関わる。そして不運というか貧乏籤をひいてしまったような女の人達が登場する。それでも逆境に負けずに踏ん張る姿は好感が持てる。
しかし、最後の『サイゴン・タンゴ・カフェ』だけは趣が異なる。いろんな愛の形があっていいとは思うけど、主人公達の生き様に共感できない。 -
28.1.25読了。
久しぶりの中山さん。中山さんなのに狂気じみていない恋愛もの!しかも異性愛!驚きの短編集でしたが読みやすさは変わらず。一気読み。 -
"タンゴ"なのに、なぜ"サイゴン"?
そんな事を思いながら読み進めた。
特に表題作は内容が濃い。
様々な要素が込められている。
いやぁ~この人の文章はイイわ。 -
2015.3.26
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タンゴにまつわる短編集。不思議な雰囲気で引き込まれるように読み進めてしまった。
どの話も好きだけどやはり表題作かな。そんな小説みたいな話あるわけない! -
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何度目かの再読。お気に入り。
同性愛という題材、というよりは(中山作品に出会った当初は専らそこに惹かれていたけど)、中山さんの使う言い回しや文章が好き。
他の作品よりは狂気を感じないと思っていたけど、実は
「現実との三分間」(読んでいていたたまれないけど)と「ドブレAの悲しみ」が特に好き。
BGMはピアソラの「Tanguedia」、カエターノ・ヴェローゾの「Chuva,Suor E Cerveja」、「Coucouroucou Paloma」。
(感想書きかけ) -
中山可穂といえば、レズビアンものだと思って読み始めたら今回の短編は全てがそうではなかったので、驚いたけれどこれはこれで新鮮だし、面白かった。
長編小説程のインパクトはないかもしれないけれど、タンゴで繋がった5つの短編は、どれも鳥肌が立つような話だった。
タイトルになっている「サイゴン・タンゴ・カフェ」はほかの4つより少し長めで、小説を書く事についての幸せや苦しみがとてもリアルに感じられた。
一人の人間をめぐるいくつもの恋物語が、ファンタジックでありながら、生々しさを感じるのは、やっぱりリアリティを感じるからなのかもしれないなと思う。
中山可穂のように同性愛ものを書く作家さんは少ないけれど、中山可穂らしい疾走感も感じられたので、読んでよかったと思える本のひとつでした。 -
5編からなる、タンゴをテーマにした作品集。
「現実との3分間」「フーガと神秘」と読んでいくと、これまでの作者の傾向と違って新鮮な感じがした。それはつまりレズビアンものではないというだけのことなのだが。
しかし表題作の「サイゴン・タンゴ・カフェ」はやはり本領発揮。若い女性記者がベトナムで、かつて突然失踪した女性作家を発見するというストーリー。この女性作家が中山氏本人を投影したかのような(物語の中の女性作家は60歳を過ぎているので将来の自分の姿といおうか)人物で、いろいろと邪推してしまった。
全体的には、レズビアンものに抵抗がある人にまず勧めることが出来そうな一冊ではある。 -
中山可穂の短編集。この人はよく南米や東南アジアの話も書いてるけど、表題作「サイゴン・タンゴ・カフェ」でサイゴンとタンゴをモチーフに小説家の業と編集者との恋愛を描いてる。
全体的に軽いタッチ(中山可穂的には)でとても読みやすいと思う。 -
読後感の良い作品だった。
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黒猫の話と作家の話が好き。
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タンゴの調べと珠玉の短編。ピアソラのリベラタンゴが踊るためだけに作られたわけじゃない革新的な音楽だと教えられた。そして恋の物語だ。マイノリティなどとくくる必要もない恋の物語であり、情熱と哀愁のタンゴの物語だ。裏切られた女も殺し屋もピアソラを愛し猫を愛した老人も、娼婦も猫も、作家と編集者も。みなタンゴに魅せられ恋に泣く。
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同性愛を描くのは、この人のらしいことなンだけど、あまり違和感なく読める。ベトナムで、ふと迷い込んだカフェの女主人が、20年前に失踪した作家だったという話。
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110213
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