花伽藍 (角川文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • KADOKAWA (2010年5月25日発売)
3.52
  • (17)
  • (34)
  • (38)
  • (9)
  • (3)
本棚登録 : 593
感想 : 23
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784043661039

作品紹介・あらすじ

結婚というルールを超えて結ばれた、無垢で生々しい愛の喜びと痛み。苛酷な別れがいつかきっと訪れるとわかっていながら愛さずには生きられない女の五つの出会いと別れを鮮烈に描く、珠玉の短篇集!

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

愛の喜びと痛みを鮮烈に描いた短篇集であり、女性同士の愛のかたちが多様に表現されています。特に「鶴」では、濃密な世界観と妖艶な言葉に引き込まれ、読者はその魅力に圧倒されることでしょう。各短編は、愛が始ま...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最高です。恋愛小説で一番好きです。本当に本当に苦しい。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「本当に本当に苦しい。」
      中山可穂の本は、どれも痛過ぎです(この本は未読)。
      「本当に本当に苦しい。」
      中山可穂の本は、どれも痛過ぎです(この本は未読)。
      2013/03/14
  • 濃厚すぎてビビった

  • 中山さんらしい短編小説。背中に鶴の刺青を入れる鶴と、おばあちゃんになっても一緒に暮らしている女性カップルのお話・燦雨が特に良かった。

  • セクシャル・マイノリティの人達の短編集。
    最近ではそういう人達のことも理解されつつあるが、この話が書かれた平成16年というと18年前。
    まだ、そこまで世間に公開するという時期でもなかったような気がする。
    そんな中、作者の中山さんは同様の作品を多く書かれている。
    逆に今のようなオープンになりつつある世の中で、どんな作品を手掛けているのかも気になる。

    2022.4.3

  • 性的マイノリティの描かれ方が作品発表当時のステレオタイプのように感じられ、美しく作られた世界である。とはいえ短編集なので、そこに光る話もある。

  • 短編集になっていて、それぞれの物語に引き込まれてしまった。どれも切なくなる愛のかたち。

  • 「鶴」を読んであまりに濃密な世界観に驚いてしまって他の4篇を読まずにそのままにしていた。松浦理英子や森奈津子を経て、中山可穂もおもしろく読めるようになった。

  • 女性の同性愛の短編集。初中山さん。
    最初の「鶴」読んですぐ、蠱惑的で、妖艶な言葉の数々に引き込まれた。それでいて太鼓、入墨などがぱっきりと清々しい。
    自分のものではないからこそ燃え上がる愛と自分のものではない切なさ。女性同士の官能と、自分が男性ではないもどかしさ。

    他の短編も、愛が始まった時は何もかも素晴らしいのに、いったん上手くいかなくなると、未練も恋も残っているのにお互いが傷付いて別れてしまうのが悲しい。
    最後の老婦人だけ、添い遂げられて、哀しい話だけど救われる。

  • 最後の話がなんとも切なかった。

  • 「鶴」が好き。

  • 「鶴」読んでいて胸が苦しくなるほどの愛。

  • 初めて同性愛モノを読んでみました。

    同性を好きになってしまったことへの戸惑いや背徳感が同性愛モノでの個人的な萌ポイント(?)なのですが、このお話は登場人物が皆レズビアンまたはバイ前提で、それに対する葛藤だとかの描写は一切なしだったので残念でした。

    ……もっとも、この本に入っていたお話はどれもカップルの別れのお話だったので、葛藤やら背徳感やらを感じる段階は描写されているはずもないのですけれど。

    不満ばっかり垂れてますが、現実に存在するレズビアンの方々はこんな感じなのかなぁ、と思って読むとそれはそれで興味深かったです。

    ……同性愛モノはもう少し読んでみたいなぁ。

    今度は、普段のカップルの様子がわかるようなお話とか。

  • 開拓ってことで・・ 新しい作家さんにチャレンジで購入してみました

    ・・が 恋愛モノになるのでしょうが
    巻頭の話が 重たい感じのビアンの話だったので
    なんか イマイチ最初に躓いてしまい読み進まず・・
    読みかけのまんまです (^^;

  • 短編小説ですが、女性が女性を
    一途に愛する同性愛の物語です。

    最初の「鶴」は、出逢いから官能的な性交、痛々しさと涙。そして別れがとても美しく、ビアンであることの苦悩が美しく描かれていて、せつないけど
    感動的でした。

    ただ、それ以降の物語は、読んだ先から薄れていってしまう単調で抑揚のなさが残念でした。

    女性同士が激しく肉体を求めあったり、男女の関係以上に労り、わかり合いながらも、これから先に訪れる苦痛や、いつか訪れる別れが付きまとい、悩み苦しむのではないかという焦燥感に苛まれるのは、背徳の代償でしょうか?

  • 2011.09.15. 男の人との恋愛にうまくいかないと、時々、女の人だったらどうなんだろう・・・と、思ったりする。大変です。命がけです。インスパイアを受けた曲名が書いてあって、聞いてみたい。

  • 再読了。

    前回 10’11.22

  • まさかノーマルでないとは…
    ただの私の不注意なんだけど。

  • 短篇集。「鶴」「燦雨」は泣けた。

  • 恋愛には、自分と相手の持つ、もっともやわらかい場所にゆっくりと爪を立てるような感触がある。
    いたがゆく、もどかしく、いとおしい。
    すべらかな肌は元のままのようで少しだけ盛り上がり、微かに熱を帯びている。
    こういう傷はなかなか治らないものだ。
    なかなか治らないからついつい弄ってしまって悪化させてしまって、なお一層のこと傷が深まってしまう。
    傷のないまっさらな身体であれば飛び込んでいけるけど、お互い脛に傷を持つ身だからついつい尻ごんでしまうね。
    だから今はこの花伽藍に抱かれて眠ろう。

    最初のお話が最期のお話に見事にリンクする、すばらしい構成。

  • 昨日買って一瞬で読んでしまった短編集。「七夕」と「燦雨」が好きです。
    女の人が大半なお話群ですが、そこに登場するどこか男らしくない男の人がすごくいいなあと思う。

    セクシャリティ・結婚・アルツハイマー。
    全部、愛の捉え方を揺らがせるなにかだと思う。
    試されてる、ような気になるなにか。

全20件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1960年生まれ。早稲田大学卒。93年『猫背の王子』でデビュー。95年『天使の骨』で朝日新人文学賞、2001年『白い薔薇の淵まで』で山本周五郎賞を受賞。著書多数。

「2022年 『感情教育』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中山可穂の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×