タイ怪人紀行: 不思議な国の魑魅魍魎とにかく笑える21日間 (角川文庫 け 4-1)
- KADOKAWA (2002年7月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043662012
感想・レビュー・書評
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どんな面白ブログみてもこの頃の板谷さんには勝てない。
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唯一言ったことがある海外がタイ。
学生時代の話なので、懐かしい気分で…
ってこんなところに行ってねぇ。
これじゃ、私が行ったところなんて
表面を舐めたに過ぎないくらいに、
ディープでもっと素敵なところですね、タイ。
でも30を超えた今となっては、
完全に圧倒されそうだなぁ。
いやいや、まだまだ若いぞ。
またタイに行きタイ。
※殺してください。 -
タイ行ったことはないけれど
おもしろそうだ。
意味のわからない大仏をじっとりとねちっこい汗をかきながら
もう嫌だと言いながら見たい。
ぼったくりにはきっとわたし、会うだろう。まんまとだまされるだろう。
しょうがない、ぱっぱらぱーな日本人だもの。
この人はおもしろ感知器だ。
わたしも感知したい。 -
熱い。アホ。熱い。解説の上原さくらがまた…。
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ほんとに暑そう、タイ。。行ってみたくは・・・ならなかった。笑
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あータイきつい。(昔行って高級リゾートで体壊したヒヨいワタシが言うのもなんだけど)このたびきついわ。
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1998年、タイ北部を21日間かけて1周旅行したゲッツ板谷が現地で出会った「もの・こと・ひと」を記したタイ紀行。とにかく途方もない暑さが思考を麻痺させ、眼前の風景を異化させるさまは圧巻。これぞタイの暑さという感じがよく出ている。意識レベルが70〜80%になっていると想像して本書を読むとだんぜん醍醐味が出てくるだろう。時あたかも国際投機筋による通貨危機寸前のバブル期。しかしそれは都市部だけの話でそんなことはまったく関係のないタイ田舎の田園風景と怪しくも愛すべき人間たちがてんこ盛りで登場する。しかし著者のゲッツ板谷、コーディネーター役の鴨志田穣(タイ在住の戦場カメラマンにしてさし絵の西原理恵子のダンナ)も含め、取材側の怪しさも十分タイに拮抗する強度をもっている。これは生半な旅行記ではなくあくまでアウェイの地を転戦する戦闘集団の「戦い」の記録でもあるのだ。読後、がつんと殴られたような鈍い衝撃があった。ここで言う「戦い」というのはタイの風習の理不尽さに怒り狂いながらも受け入れたり、安宿に巣食うダニや蚤などの小動物に身体をゆだねてみることだったり、オカマや少数民族などマイノリティーへ透明の視線を投げかけることであったり、とにかく思考停止せず「ありのまま」感じたことを記録するという態度の意味においてである。表面では馬鹿っぽいけど実はタイの国民性を知るヒントとなるとても深い内容となっている。