- Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043664016
感想・レビュー・書評
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きっかけになる一冊。
『100人の村』
世界は貧困に溢れている。確かにその一面は否めない事実。
日本という国に生まれ育った身から言えば、ここで書かれている恵まれているという条件には当てはまるだろう。
資本主義、経済原理市場主義的な観点から見れば。
豊かとか恵まれているってのはどうしても抽象概念だから、幸せかどうかの尺度にならないわな。
統計学の善し悪し、信憑性、妥当性はさて置き、改めて客観的に世界を見て、今の自分、置かれる環境、またこれからを考える上で、きっかけを作ってくれる一冊。
それこそ、これを読んで千差万別なご意見があるだろうね。
そう言った意味でも、良い一冊でした。 -
「井の中の蛙大海を知らず」
この本を読み、最初にこの言葉が浮かんだ。
私たちが今、ここでこうして生きていることの貴重さは、
ともすれば当たり前に感じてしまうけれども、
世界全体で見渡してみれば、なんと少数なんだろうか。
民主主義を豪語し、世界を我が物顔で闊歩している者たちは
実はごく限られた少数の決定の中で生きているだけに過ぎないのに。 -
読むと物欲がなくなる。でもそれを促すための本ではない。大切なのは広く世界や世界の人々を見ること。そこには私の小さな世界を見つめ直す気になるほどの、様々な生が存在しているからです。挿絵もよかった。
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昔の人がこういいました。
わが身から出づるものはいづれわが身に戻り来る、と。
情熱を持って働きましょう
愛される見返りを期待することなく人を愛しましょう
誰も聞いていないかのごとく歌いましょう
誰も見ていないかのごとく踊りましょう -
100207(c 100217)
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考えさせられる1冊。
後書きに書かれていた「外側の条件が整っていることと、個人個人の心の満足度指数は必ずしも一致しないようだ」という言葉はずしっとくる。
感謝して生きたい。