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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784043671021
作品紹介・あらすじ
「新選組」を描いた名作・秀作の精選アンソロジー。司馬遼太郎、柴田錬三郎、北原亞以子、戸川幸夫、船山馨、直木三十五、国枝史郎、子母沢寛、草森紳一による9編で読む「新選組」。時代小説の醍醐味!
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この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
新選組の歴史を多角的に描いた短編アンソロジーは、さまざまな作家による独自の視点から新選組の隊士たちの人間模様を楽しむことができます。司馬遼太郎や子母沢寛をはじめとする著名な作家たちが執筆した作品群は、...
感想・レビュー・書評
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司馬遼太郎目当てで読んだけど作家によって隊士のイメージ、性格が違うようで、興味深かった。
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司馬遼太郎・子母沢寛をはじめ、錚々たるメンバーが著した新選組に関する短編の傑作集。新選組の歴史になぞらえるように時系列で掲載されている。あまり物語の主人公としては上がってこない、芹沢鴨と共に殺害されたお梅や伊藤甲子太郎一派の佐野七五三之助(しめのすけ)の視点で描かれたものが珍しく、面白かった。
なかでも、局長の近藤勇が下総流山で官軍に投降する日を描いた、子母沢寛の「流山の朝」はさすがといった感じだった。時勢がもはや近藤勇を近藤勇以外の者にしてはくれず、無名の田舎道場の主であった頃を懐かしみながら敗走を繰り返し、流山に至った。そして投降の朝にしてようやくしがらみから解かれ、かつてのありのままの自分を取り戻した安堵感を覚える描写が、逆にそれまでの新選組局長としての重責や葛藤や閉塞感といったものを色濃く物語っていて、ファンとしては胸が締め付けられるようだった。また投降の刻限が迫るほどに、諦めというか納得というか悟りというか、心が凪いで透明さを増していくような情景が美しくもあり悲愴であった。 -
新撰組のアンソロジー。
私が印象に残ったのは北原亞衣子の「降りしきる」と「歳三の写真」。
降りしきるはお梅が実は土方に恋してたという切ない話。私は今まで正直お梅が嫌いだったのですがこれを読んで少し好きになりました。
歳三の写真は土方と写真家の田本とのやり取りが面白い。戦中でもこんなほのぼのな日常が素敵。
やっぱり新撰組を扱ってる小説は面白いですね! -
新撰組に関する小説を集めた『新撰組興亡録』読みました。収録作品の中でも『降りしきる』『近藤と土方』『歳三の写真』という3つの作品がお気に入り。共通してるのは全て土方歳三がいっぱい出てくること(笑)
『時代小説=難しい』というイメージが有るかもしれませんが、案外、そんなことはありません。時代小説はかなり面白いです!自分の場合ネタが大好きだからかも知れませんが。
今は司馬遼太郎の『燃えよ剣』を読んでいます。前に一度読んだことがありますが、もう一度じっくり読むために書店で購入してしまいました(笑)
そういえばこれも土方歳三が主人公ですね。
最後に一言『時代小説推進委員会でも作ろうかなぁ』/笑 -
お梅さんと土方さんの関係を描いた「降りしきる」が良かったですね。「流山の朝」は、近藤さんがこんなこと考えてたとしたら浮かばれないよね土方さん、としんみり。
だがしかし、1番のインパクトは勿論熊に追われる土方さん。そして必死の猛ダッシュ。そんな35歳。 -
著名な作家達の短編9作を収録。どれも良いのですが、「理心流異聞/司馬遼太郎」沖田さんの江戸~京都に渡る因縁の対決話。「降りしきる/北原亞以子」実は土方さんに想いを寄せていたお梅さんの芹沢暗殺の日の話。「流山の朝/子母沢寛」近藤さんの流山での投降する朝の話。「歳三の写真/草森紳一」箱館での土方さんが写真師の田村研造と出会う話…が特にオススメです。もう持っている本に収録されている話もありましたが、短編ばかりなので読みやすくて良いです。
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色々な作家さんの短編集。色々な土方歳三、近藤勇、沖田総司がいました。中には読みにくい作品もありましたが、すべておもしろかったです☆彡個人的には3章目の「降りしきる」の土方歳三がせつなくて良かった☆彡芹沢鴨や、清河八郎なども出てきて、興味深く読みました。幕末の動乱時代を、侍より侍らしく生き抜いた、土方歳三が大好きです☆彡イケメンだし(笑)
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司馬遼太郎、草森紳一が面白かった。
シボサワはうーん、物足りない感じ -
「歳三の写真」の、土方さんの箱館での日々がよかった。
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読了。
新撰組に関する短編を集めた歴史・時代アンソロジー。(司馬遼太郎/柴田錬三郎/北原亞以子/戸川幸夫/船山馨/直木三十五/国枝史郎/子母沢寛/草森紳一)
正直、司馬遼太郎さんのお名前に惹かれて買ったようなものなのですが、他の作品もそれぞれ楽しめました。
北原亞衣子さんの『降りしきる』がちょっと印象深かったです。芹沢鴨が強引に押し倒した結果、芹沢に惚れて屯所に通いつめるようになった商家の娘・お梅が、一方では土方歳三のことをずっと気にしていながらも、意地を張ってその気持ちを伝えられないでいるうちに、芹沢を暗殺するために部屋に押し入った土方に、斬られて死んでしまうという悲恋のお話です。
現代女性の価値観で読むなら、身勝手な男たちにぷんすか怒るべきでしょうか。それとも芹沢鴨の女でありながら土方歳三に気持ちの向いている主人公に、気の多い女だなあとあきれるべきでしょうか。いまとは価値観の違う歴史ものの、それもフィクションの部分に、自分の尺度を当てる無粋よりも、素直に物語の情感を楽しむのが正解かなと思います。女の意地がいじらしいような、かわいそうなようなで、ええなあと思います。悲恋系のストーリーを読むなら、ファンタジーか歴史モノがいいです。現代女性の悲恋ものだと、なんだか必要以上に感情移入したり、即物的なツッコミを入れたくなりますので。
うーん、それにしても、一時に色んな作者さんの近藤像・土方像・沖田像を並べて読むと、興味深いような、混乱するような、不思議な気分になります。やっぱりイメージがちょっとずつ違いますねえ。
歴史小説って、ある程度のところまでは史実(資料や当時を生き延びた人の談話)に基づいて書かれているけれども、細部については結局のところ、作者さんの想像で補うしかないわけで、同じ出来事が、別の作家さんの手にかかるとまったく違う色合いを帯びて描写されるというのが、面白いような気がします。
土方歳三の最期なんて、司馬遼太郎さんの名作『燃えよ剣』では、死に場所を求めて戦いに戦った挙句、敵に囲まれて馬上で射撃されるという、渋いけれども派手なシーンでして、それがいかにも、凄絶な男の死に様というふうで、もちろん悲しいシーンではあるのだけれども、痺れるようなカッコよさなんです。
それが、このアンソロジーに収録されている草森紳一さんの『歳三の写真』では、敵情を探ろうと屋根の上で双眼鏡を覗いているところを、撃たれて屋根から転げ落ちたという、ちょっと間の抜けた構図で、最初に読んだほうのストーリーの印象が強いだけに、あれっという感じ。
……と、後者も、ほんとうに間抜けな感じに書いてあるわけじゃなくて、これはこれで、前段における土方と写真についてのエピソードが、時代のうねりと取り残された旧時代の価値観の対比が、哀愁を感じさせて、いいラストです。 -
アンソロジーということで嗜好による多少の当たり外れは否めなかったが各々の作家の個性や「新選組観」が本当に様々で面白かった。やはり司馬遼太郎は巧いな、と思う。
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新撰組のアンソロジー。
「雨夜の暗殺」、「甲州鎮撫隊」、「流山の朝」が好きです。 -
烈士伝とセットで買ったけど、印象に残る話は烈士伝の方が多かったかも。
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アンソロジーって言うんですか、色んな作家さんの短編集。当たり外れありますが、まずは司馬さんの話はとても良いです!総司が主人公。あと「降りしきる」って話も好きです。
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当たり外れが多くもある
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新選組をテーマとしたアンソロジー。作家の個性の違いをまざまざと感じた・・・位で特に良いわけでも無し。【所蔵】
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「降りしきる」が好き。
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あたりはずれが少しありました。私は北原さんの「降りしきる」がとても好きです。今まで、新撰組の幹部三人の立場にたったお話ばかりを読んでいたため、違った視点の「新撰組」を見れてよかったです。
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司馬遼太郎と北原亞以子の土方はかなり好き。あと、凄い変な話がいっぱい有って笑える。
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