新選組興亡録 (角川文庫)

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レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043671021

感想・レビュー・書評

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  • 司馬遼太郎目当てで読んだけど作家によって隊士のイメージ、性格が違うようで、興味深かった。

  • 司馬遼太郎、草森紳一が面白かった。
    シボサワはうーん、物足りない感じ

  • 新選組アンソロジー。
    流山の朝がよかった。

  • 司馬遼太郎・子母沢寛をはじめ、錚々たるメンバーが著した新選組に関する短編の傑作集。新選組の歴史になぞらえるように時系列で掲載されている。あまり物語の主人公としては上がってこない、芹沢鴨と共に殺害されたお梅や伊藤甲子太郎一派の佐野七五三之助(しめのすけ)の視点で描かれたものが珍しく、面白かった。

    なかでも、局長の近藤勇が下総流山で官軍に投降する日を描いた、子母沢寛の「流山の朝」はさすがといった感じだった。時勢がもはや近藤勇を近藤勇以外の者にしてはくれず、無名の田舎道場の主であった頃を懐かしみながら敗走を繰り返し、流山に至った。そして投降の朝にしてようやくしがらみから解かれ、かつてのありのままの自分を取り戻した安堵感を覚える描写が、逆にそれまでの新選組局長としての重責や葛藤や閉塞感といったものを色濃く物語っていて、ファンとしては胸が締め付けられるようだった。また投降の刻限が迫るほどに、諦めというか納得というか悟りというか、心が凪いで透明さを増していくような情景が美しくもあり悲愴であった。

  • 新撰組のアンソロジー。
    私が印象に残ったのは北原亞衣子の「降りしきる」と「歳三の写真」。
    降りしきるはお梅が実は土方に恋してたという切ない話。私は今まで正直お梅が嫌いだったのですがこれを読んで少し好きになりました。
    歳三の写真は土方と写真家の田本とのやり取りが面白い。戦中でもこんなほのぼのな日常が素敵。
    やっぱり新撰組を扱ってる小説は面白いですね!

  • 新撰組に関する小説を集めた『新撰組興亡録』読みました。収録作品の中でも『降りしきる』『近藤と土方』『歳三の写真』という3つの作品がお気に入り。共通してるのは全て土方歳三がいっぱい出てくること(笑)
    『時代小説=難しい』というイメージが有るかもしれませんが、案外、そんなことはありません。時代小説はかなり面白いです!自分の場合ネタが大好きだからかも知れませんが。
    今は司馬遼太郎の『燃えよ剣』を読んでいます。前に一度読んだことがありますが、もう一度じっくり読むために書店で購入してしまいました(笑)
    そういえばこれも土方歳三が主人公ですね。

    最後に一言『時代小説推進委員会でも作ろうかなぁ』/笑

  • 「歳三の写真」の、土方さんの箱館での日々がよかった。

  • 複数の作家の短編を収めたアンソロジー。この手の本は玉石混淆となりがちなのが難点だが、やはりというか本書もご多分にもれず。司馬遼太郎「理心流異聞」(『アームストロング砲』にも収録)と北原亞以子「降りしきる」(『降りしきる』)が秀逸。特に後者はいかにも女性的な感じの話で異彩を放っている。

    が、正直なところ、古い作品が多いということもあってか、この二作以外はあまりぱっとしない。草森紳一さんの「歳三の写真」は既読なので、また子母沢寛の「流山の朝」は『新選組物語』で読む予定であるので、この二編は飛ばしての感想でした。

  • お梅さんと土方さんの関係を描いた「降りしきる」が良かったですね。「流山の朝」は、近藤さんがこんなこと考えてたとしたら浮かばれないよね土方さん、としんみり。

    だがしかし、1番のインパクトは勿論熊に追われる土方さん。そして必死の猛ダッシュ。そんな35歳。

  • 著名な作家達の短編9作を収録。どれも良いのですが、「理心流異聞/司馬遼太郎」沖田さんの江戸~京都に渡る因縁の対決話。「降りしきる/北原亞以子」実は土方さんに想いを寄せていたお梅さんの芹沢暗殺の日の話。「流山の朝/子母沢寛」近藤さんの流山での投降する朝の話。「歳三の写真/草森紳一」箱館での土方さんが写真師の田村研造と出会う話…が特にオススメです。もう持っている本に収録されている話もありましたが、短編ばかりなので読みやすくて良いです。

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著者プロフィール

司馬遼太郎は、1923年、大阪市生まれの日本の歴史小説家・エッセイストである。故人。
本名、福田 定一(ふくだ ていいち)。大阪府大阪市生まれ。筆名の由来は「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。
特に歴史小説の大家として知られ、代表作は「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「翔ぶが如く」「燃えよ剣」「新撰組血風録」「菜の花の沖」「花神」「世に棲む日日」「梟の城」「関が原」「功名が辻」「国盗り物語」「街道をゆく」「十一番目の志士」「城をとる話」「風神の門」「二十一世紀に生きる君たちへ」他多数。その多くが大河ドラマ化、テレビドラマ化、映画化、コミック化などの形でマルチメディア展開されている。

司馬遼太郎は産経新聞社記者として在職中の1960年に、『梟の城』で直木賞を受賞。
1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。
戦国・幕末・明治を扱った作品が多い。
1996年2月に72歳で逝去。
2001年には、東大阪市の自宅隣に司馬遼太郎記念館が開館。

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