新版 蜻蛉日記II(下巻)現代語訳付き (角川ソフィア文庫)
- KADOKAWA (2003年10月25日発売)
本棚登録 : 57人
感想 : 5件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784043679027
作品紹介・あらすじ
朝三美人の一人と謳われた女にも老いが忍び寄る。夫の訪れが途絶えがちな中、女は夫が別の女性に産ませた娘を養女として愛情を繋ぎとめようとするが実らない。実質的離婚後、その養女へ執拗な求婚をするのは、息子道綱の上司。道綱と女性たちとの贈答歌が多く記される中、道綱母の切々とした心情が描かれる。こなれた現代語訳を付した文庫の決定版。IIには、下巻と巻末歌集を収め、解説の他、年表・地図・各種索引を付す。
みんなの感想まとめ
女性の苦悩と成長を描いたこの作品は、平安時代の貴族社会に生きる道綱母の21年にわたる日記です。美貌と歌才に恵まれながらも、夫の裏切りや愛情の葛藤に悩む彼女の姿は、現代の読者にも共感を呼び起こします。彼...
感想・レビュー・書評
-
美貌、歌才に恵まれ身分のある男と結婚しながらも、自らを蜻蛉のようだと例え苦しむ道綱母の21年に及ぶ日記。平安貴族女性も嫉妬もするし駆け引きもする。もう少し素直になれたらと思うけれど、そうできないのは彼女のプライドの高さからか。不器用であまり世渡りの上手な方ではないように感じた。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
序文にあるように現代の者も垣間見たいこの時代の身分の高い人の妻の生活が見える。結婚、夫婦の関係の制度は違えど、そこから生まれる喜怒哀楽は今と同じ。歌や裁縫の上手であり、そういう面で夫を支えていた。奥様は侍女にかしずかれてばかりいるものと思っていたので意外だった。蜻蛉のようにはかないと思い続けた女の一生。
-
完訳ですがな。
-
藤原兼家の妻の一人で「右大将・道綱の母」と呼ばれる女性が書き記した日記。夫の裏切りに嘆いたり腹を立てたり、それによって「出家する!」と騒いでみたり…。そうかと思えば息子の恋に首を突っ込んでみたりする、そう言う女って、平安の時代としても、どうなんでしょうか。。。
完訳ではない。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
川村裕子の作品
