平家(一) (角川文庫)

  • 角川グループパブリッシング (2004年11月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784043687060

作品紹介・あらすじ

平安末期、武家平氏に清盛という英傑が現れた。並外れた知略と先見性、果敢な決断を武器に、行き詰まった国家体制の改革を志す。諸行無常の物語ではなく、新時代を切り開こうとする「意志」を描く歴史長編。

みんなの感想まとめ

平安末期の武家平氏を舞台に、清盛という英傑が国家体制の改革に挑む姿を描く本作は、歴史の深い考察と人物描写が魅力です。著者の知見に基づく論理的な考察は、平清盛に対する従来のイメージを覆し、彼を腐敗した政...

感想・レビュー・書評

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  • 説明がくどい

  • 池宮さんの著書は初めてだったが、尊敬する人から勧められて手に取った。何となくこれまでの教養でイメージしていた平清盛に対する人物評がいい意味でガラッと変わるとともに、著者の知見と考察力に圧倒される。

    物語序盤の平治の乱から物凄い数の人名が出てきて若干話がすっと入ってこなかった面もあったけど、特に後半、清盛が直面した、藤原摂関時代に根付いた官僚政治の弊害には物凄いリアリティがあって、あっという間に引き込まれた。「何となく悪役」という印象を持っていた平清盛のイメージは、この1巻だけを通じて、腐敗政治に救国という大志を掲げて挑む一人の英雄にすっかり変わった。本著の平清盛が何を考え行動していくのかを追っていけるのが素直に嬉しくなる。

    また、随所に出てくる著者の人物評や当時の社会情勢等に対する考察についても、大いに学びがあって楽しい。既得権益、官僚機構、苦しむ民。著者の丁寧で論理的な考察で、清盛が置かれた当時の政治/社会情勢には、今にも通じる問題があったことに納得するし、史料に対する批判的視点の大切さも実感できる。

    楽しく歴史を学びなおすために最高の一書。

  • 【読了メモ】今年は平家物語系に縁があります。

  • 兵乱発起
    六波羅合戦
    改革の兆し
    反対勢力

    著者:池宮彰一郎(1923-2007、東京、脚本家)

  •  時代をよく知らないのでもう一つ没入できない。平安時代の歴史を勉強してから読み直し。

  • 2005.1.23 ~ 3.5 読了

  • 読了。レビューは最終巻で。

  • 本作では平清盛を公家政治の刷新を目指す野心家としおり、平治の乱から常盤御前の助命までが描かれています。
    第一巻では平家はあくまで公権に頤使される武家であり、歴史の悪役としての面影は殆どありません。
    全体を通して説明はやや多め。そのかわり、文体は格調高く、示唆に富んだ格言がふんだんにちりばめられています。

  • 『平家物語』を一読した程度の私が、改めて読み通す下準備の為に購入。

    意外に時間がかかったなー。
    人物が錯綜するので、誰が誰だかこんがらがってしまうのは仕方ないと思いたい。

    所々に挟まれる説明に助けられることもあり、どっぷり浸かりたい所に水を差される感もあり、一長一短。

    平治の乱が中心の巻。
    とりあえず……公家の面々の情けなさに笑える。

  • 2012/03/27読了

  • (全巻合わせた感想)
    ただ純粋に面白かった。

  • ○良書
    ○清盛がおこなった国政改革や事業運営及び、藤原官僚との戦いはそのまま現代の我々に対して多くのことを示唆している。さすがは池宮氏というところ。

    ・戦というのは、敵味方が互いに戦意を燃やし、互角に戦っている間の死傷者は意外と少ない。それが、形勢傾き、非勢の方が浮き足立つと急に損害が増す。敵と渡り合うより避退に心奪われ、腰が引ける所為である。優勢の方は、身の危険が減少するから嵩にかかり、相手方を圧倒する。
    ・清盛「勝ちというものは、十のうち十まで我が手におさめぬものだ」。
    ・華麗な貴族文化の陰に、大多数の庶民の飢餓がある。
    ・彼は瀬波に浮かぶ孤舟の如く、運命の流れに棹さして、巧みにおのれと平家一門を操った。その結果が、平治以後の平家の栄達を招いた。必死に孤舟を操って、なんとか岸辺に達したらそういう結果になっていたのが真相であろう。人というのは、大概そういう生き方をするものである。
    ・権限を得た者の最も慎む事は、前言の撤回である。撤回は。おのれの言の信を失うことである。男子ひとたび言を発すれば、たとえその後始末にどれほどの苦があろうとも、断行すべきである。よんどころなき始末となっても、時が解決する。世の中とはそういうものである。
    ・人の世は時々刻々に移り変わる。今日常識としたことは明日には通用し難い。改革は常に心がけねばならない。だが、言うは易く、行うは難い。人は変革を好まず旧来の慣習を重んじ、それを固守しようと努める。冒険を避けるのは人情である。
    ・「権力は必然的に腐敗する。絶対的権力は絶対的に腐敗する」。

  • 平氏の繁栄を一代で築いた平清盛の物語。
    1巻は、主に平治の乱が描かれていて、
    常磐御前と結ばれるまでのお話。
    とりあえず、悪源太義平があっぱれ。
    これからは、後白河法皇との絡みが増えていくんだよな。

  • 雲仙などを舞台とした作品です。

  • 全4巻。

    こうるさくてあんま苦手な文体。
    池宮先生で読んだ中でいちばん説教くさい。
    しかも言ってること浅い。
    後半はもうテンション上がりすぎちゃってる。
    本人のみ。

    四十七人の刺客は好きだったのに。
    ぐっとくるとこはあったけど。

    ただね。
    装丁がすごいかっこいい。
    つや消しの絵の上につやつやのタイトル。
    絵の使い方も好き。
    ジャケ買い。

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