海賊モア船長の憂鬱 下 (角川文庫 た 45-5)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043690053

感想・レビュー・書評

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  • まさに"憂鬱"の名に相応しい、船長モアの前に立ちはだかる幾重もの壁。
    そしてそれを乗り越えるための数々の奇策。
    加えて国際謀略なども絡んでおり、前作よりも壮大なストーリーになっている。

    ただ、特に〈マドラスの星〉の事件に関しては「必要だったの?」と思わざるを得ない。
    むしろそこを省き、モア船長たちの描写を増やしてほしかった。

    これ以降のモア船長一味の勇姿を見ることができないというのが本当に悲しい。




  • 冒頭の事件が物語にほとんど関係なく、あまり面白さが感じられなかった。海賊小説として読めば違った感じで読めたかもしれない。

  • 長らく積んでいて、「海賊モア船長の遍歴」を先に再読してからとっかかり。
    相変わらずモア船長の奇策はおもしろい!
    大航海時代onlineというMMOをもう長いことやってるので、見知った船の名前がアレコレ出てくるのも嬉しいところ。
    地名はちょっとゲーム内と違うんですけどね。旧名とか。
    日本までは到達しなかったのがちと寂しいかも。
    更なる続編、出るといいのにな~。

  • 『海賊ごときは小悪であり、それゆえ懲らしめを受けるが、しかし巨悪には誰も手出しはできない。』
    海賊を小悪、オランダ東インド会社を巨悪としたモア船長の言葉です。

    確かに海賊は正義ではないけれど、当時の英仏蘭のやってることを考えると、モア船長の言い分にも一理あるな、と思ってしまいます。

  • 悪名高きアドヴェンチャー・ギャレーを率いる隻腕のモア船長。並外れた商才を発揮しマドラス長官にまで上りつめたピット。400カラットのダイアモンドを手に夫が失踪、真相究明にはるばるマドラスへやってきたフィリップス夫人。社命を受け真実を追うクレイだが、彼を取り巻く人々も一筋縄ではいかないクセ者ばかり...。予想もつかないどんでん返しが待ち受ける衝撃の結末!『症例A』の著者が描く、大興奮の海洋冒険小説。

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    目撃情報などは息子さん(Twitterで @suzilard 宛 or ブログ<http://ameblo.jp/suzilard/>)か、伏見警察署 生活安全課  0756020110 へ

  • 昔の海賊って聞くとなんかわくわくする。
    モア船長格好いい。

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著者プロフィール

1948年大阪生まれ。広告代理店に勤務。1982年、小説現代新人賞を受賞し作家デビュー。主な作品に、『海賊モア船長の遍歴』『クリスマス黙示録』『仏蘭西シネマ』『不思議島』『症例A』などがある。

「2021年 『多島斗志之裏ベスト1  クリスマス黙示録』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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