お父さんの石けん箱―愛される事を忘れている人へ。 (角川文庫)

著者 : 田岡由伎
  • 角川書店 (2003年3月発売)
3.61
  • (5)
  • (5)
  • (5)
  • (2)
  • (1)
  • 本棚登録 :48
  • レビュー :8
  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043695010

お父さんの石けん箱―愛される事を忘れている人へ。 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 山口組三代目、田岡一雄組長の長女として生まれた田岡由岐さんの「お父さんの石けん箱」、1991.3刊行、2003.3文庫化です。父はあの田岡組長、そしてその父が「オレはお前が好きやし」とぼそっと言って刑務所に入った8年間、ひたすら待ったグレートな母、そしておしゃれで優しい兄、そんな家族へのフランクな思いを綴ったエッセイ(伝記?)です。読みやすくてすっと入ってきます。高校の頃かチンピラにからまれて、田岡の娘といい信じられなくて、一度だけ家に電話したことがあるそうです。そのあとの顛末は・・・、おそろしいですね!

  • 289.1
    著者はカウンセラーに

  • 山口組三代目組長の娘さんの手記読み始め。音楽家の喜多郎の元妻でもあるようだ

  • 山口組三代目組長の娘、田岡由伎さんのエッセイとあって興味が湧いた一冊。
    特殊な立場の父親だけれど、その分子供をいかに普通にそして人として大切なことを身を以て見せて育ててきた。厳しくも愛情を込めて育てられた事、そして由伎さんも父親を愛していたのかがひしひしと伝わってくる。
    社会的には特殊な家庭で生まれたのかもしれないけれど、子供が親に愛されていたと実感できるのは本当に幸せなことなんだと思う。時代が違い過ぎると言われるかもしれないけれど、子育てに悩む若い親の人達に読んで欲しいなと思う。
    そして、特にこの文庫化にあたってのあとがきをぜひ読んでしい。
    人間関係に悩む人に大切なメッセージが記されています。

  • 父は山口組三代目組長・田岡一雄。母はその妻にして後の三代目姐。筆者の家庭はそういうところです。実の娘から見た『日本のドン』は彼女にしか知らないところがあって、それが非常に興味深いものでした。

    この本の著者は「アサヒ芸能」で連載されていた実録巨編マンガ“Last Father”の主人公、田岡一雄の娘です。という話を聞いただけでなにやら背筋が寒くなる方もいらっしゃるでしょうが、しかし本書に描かれている田岡一雄は『山口組中興の祖』や『日本のドン』としての姿ではなく、娘のことを思う1人の人間、1人の父親として描かれているところが非常に興味深かったです。

    特に自分が面白かったところはカツラをかぶって『篠山紀信』の物まねをしたり、田岡氏が当時経営していた港湾荷役の事業に対して、
    「搾取だ!!」
    と批判した高校生と本気で話し合おうとしたりと、娘の目から見た彼のもうひとつの姿がよく書けていました。やはり外で切ったはったを繰り返しているので、そのぶん余計に家庭では父親として、自分の子供や部屋に住んでいる『部屋住み』と呼ばれる人間の面倒をみていたのかな、とさえ思います。

    でもやっぱり彼女は今は吹っ切れたそうですが、家族とのことで悩んでいた時期もあるらしく、その葛藤も見逃せないところです。

  • 山口三代目の娘さんでありカウンセラーでもある田岡由伎さんの自伝本。

    外では日本を代表する親分だが、
    娘に接するその姿は優しい『お父さん』。
    おゆうぎに参加したり、娘と一緒に隠れタバコをしたり、微笑ましい情景に溢れている。

    教えたり導いたりではなく、全てを受け止めて子供を愛する。
    深い愛情を向けてくれたことへの感謝と敬意がつまっている。

    ラスト、大好きだった『お父さん』が亡くなった後、ベランダに転がって泣く著者の姿が痛ましいけれど、感動した。

  • 元山口組組長の娘さんが書いた本。ヤクザの世界がびっしりと書かれてるのかと思ったんですがそうじゃなくて、凄く暖かい家族のことが書いてありました。見習いたいなぁと思うところが多々あり、面白かった!

全8件中 1 - 8件を表示

田岡由伎の作品

お父さんの石けん箱―愛される事を忘れている人へ。 (角川文庫)はこんな本です

ツイートする