- 角川書店 (2003年3月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784043703012
作品紹介・あらすじ
女優を目指してニューヨークに留学していた圭子の元に妹がやってきた。圭子の周辺で次々に発生する“ケーキサーバー”と呼ばれる殺人鬼の凶行。妹もついにその魔手にかかるのだが―。渾身の力作長編!
みんなの感想まとめ
悪意に満ちた展開と荒唐無稽なストーリーが織りなすミステリ・ホラーの魅力が詰まった作品。ニューヨークを舞台に、女優を目指す圭子の周囲で繰り広げられる「ケーキサーバー」と呼ばれる殺人鬼の恐怖が、緊張感を持...
感想・レビュー・書評
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ホラー大賞受賞作である前作『夏の滴』同様、悪意マシマシの不愉快ミステリ・ホラー。今回は海外が舞台。日本人としか思えない感性の外国人キャストたちによる「そうはならんやろ」の応酬が続き、肝心の中心ネタも荒唐無稽なのに、ぶっ飛んだオチが見えてる気がして読むのが止まらなかった。今作はオイシイ部分にあたるまでだいぶ長いので(なにせ500ページある)、アクセルふかしっぱなしの夏の滴からは若干ステップダウンかなと思うんだけど、その夏の滴だって元々人を選ぶわけで、そりゃあブクログで低評価にもなるよなと思う。僕は好きなんですけど。
「この時代の角川ホラー特有の抽象画ジャケ、イカすね〜」とか思ってたら部分的にストーリーで回収されてて笑った。この荒唐無稽さよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
荒唐無稽、どろどろの悪意、救いようのない展開、そしてインモラルな結論。この人の作品って圧倒的なパワーを感じるなあ。今回もかなり惹きつけられるストーリー。だいたい殺人鬼「ケーキサーバー」のネーミングが凄いよなあ。中盤からの展開にはちょっとぶっとびすぎかと感じる部分もあったけれど、「夏の滴」の次くらいに面白かった(とはいえまだ作品数が少ないので、比較対照なさすぎですが)。
しかしいくらインモラルさが持ち味とはいえ……この結論はあまりにひどくないか? たしかに「正直者が馬鹿を見る」とはいうけどさあ。
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