DZ (角川文庫)

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  • 角川書店 (2003年5月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784043705016

作品紹介・あらすじ

ヴェトナム難民船より救出された妊婦が産んだ二卵性双生児の兄妹。彼らが辿り着いた先で待ちうけていたものは――。ふたりの哀しい宿命を壮大なスケールで描いた、第20回横溝正史ミステリ大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 遺伝子の知識があるとより楽しめる

  • 職場の方に借りた本。「症例A」のあとに続けて読みました。
    こっちのほうがもっと“怖い”です。もちろんフィクションですが、あまりにリアルな描写が多くって本当にありそうなお話だなぁと思ってしまいます。それがまた怖いです。

    でも、人間って生命ってすごいんだなぁ、と。
    ラストはとても切ないです。コワいだけじゃなくて面白い本でした。

  • ストーリーが緻密で伏線の張り方も丁寧。
    話の中心人物がころころ入れ替わり、スピードのあるストーリーが楽しめた。

    ただ、専門的な用語が多くて読みながら『何だ?』となる。
    内容が内容だから仕方ないかもしれないけど。

  • やたら滅多ら医療の専門用語が出てくるので難しい。
    そして重苦しくて救いがない。

    人、死にすぎでしょう。
    そして最後はいったい何?
    妊娠したのは仕方ないとしても、
    そこで生むと判断に至りますかね。

    彼氏や無関係の人を殺したことも許せるほど、
    そんなに深い繋がりだったか??

    やたら母性愛が強いのか何なのか知らないけれど、
    そんな綺麗ごとじゃ済まないと思うけどな。

    ☆☆☆ ホシ3つ

  • 大好き。いつか感想書く

  • 昔読んだ本

  • 横溝正史賞受賞作。表題のDZとは二卵性双生児の事で、二卵性双生児はヴェトナム難民船より救出された妊婦から生まれた。この兄弟が人類の将来を背負う宿命を持っていた。
    アメリカ、日本で起こった殺人事件とDZの関連が壮大なストーリーで展開する。
    精神医学、生殖医学の専門用語が頻発するが、現代医学がここまで進化してるのかと驚くと同時に怖くなった。

  • アメリカ・ペンシルベニア州で、夫婦の冷凍死体が発見された。五歳の息子は行方不明のまま、事件は迷宮入りする。一方、日本では、異常な兆候を示す少女がいた。数年後、恋人を亡くし、重度障害児施設に赴任した女医・志度涼子は、保護室に閉じ込められた少女に出会う。そして、運命の歯車は容赦なく回り始めたー。

  • ベトナム
    日本
    アメリカ
    それぞれで起こる事件が全てつながる
    スケールの大きさに登場人物がなんだかついていっていないような、、、。
    ハリウッドで映画化でもしたら面白そうだけど、、、。
    なんか妙な既視感が。
    なんだろう、、。
    遺伝子工学に関する専門用語が頻発するが、つまずく事無く読み薦められる。個人的にはエンターテイメントとして読み応えがあるとは思うが、なんだか煮え切らない、、、。

  • すごすぎる!恐ろしい小説を読み始めてしまった と思いながら、2つ 3つと深みにはまる。難解だけど心配すぎて放棄できない。
    ラストは無理やり感もあったけど哀しい運命を劇的に演出してくれた。障がい者施設などの事情うんぬんは 素人には未知な部分が多いのであくまでも小説として受け入れて読んだ。こんなに難解な専門用語が出てくるのに読み進めてしまう面白さ。でも自分がどこまで理解できているのか不安感 消化不良感が残った。だから 星3つ。

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    アメリカ・ペンシルベニア州で夫婦の冷凍死体が発見された。五歳の息子は行方不明のまま、事件は迷宮入りする。一方、日本では、異常な兆候を示す少女がいた。数年後、恋人を亡くし、重度障害児施設に赴任した女医・志度涼子は、保護室に閉じ込められた少女に出会う。 そして、運命の歯車は容赦なく回り始めた--。 人類という種が背負った哀しい宿命を、壮大なスケールで描いたヒューマン・ミステリ。 第二十回横溝正史賞受賞作。

  • #読了。第20回横溝正史賞受賞作。生物の進化と遺伝子を現役の医師が描くだけあって、作品中の医学用語はかなり難解。医学部分の描写に比べると、人物描写が多少短パン区の様な気がしたが、面白く読めた。

  • 途中から先の展開がある程度読めるとはいえ、些細な日常の描写のように思えていたものが一カ所に集まっていく様子は引き込まれるものがあった。


    ラスト、新人類が誕生するというどんでん返し、という解釈でいいのだろうか。それによって印象が180度変わるのだが。そうであったらゾクゾクするし、そうでなかったら宙ぶらりん。

  • 小笠原慧の本はこれが初めて、かな、たぶん。

    ちょっと大人な感じ(?)。ミステリ+ハードボイルド+SF、みたいな。

    雰囲気的には、浦沢直樹のマンガ『Monster』に似てるかも。
    いろんな場所でストーリーがそれぞれ進んでいって、次第にそれらが1本のでっかい流れに集約していく、映画みたいなとこも、人の進化を扱ってるところも。

    ストーリーは文句なしにおもしろかったです。

    でも、この本とは直接関係ないんだけれど、「人の進化」…。みんな、それのどこに興味があるんだろう?

    あたしはあまり、種の保存みたいなことには関心がありません。っていうか、自分が死んだ後の話のどこに関心をもっていいのかわからない、というか。

    例えば、あたしは、「自分の子ども」は別にいらないなぁと思っていて、自分の遺伝子(あるいは配偶者の遺伝子)を後世に残す、ということには全く興味がありません。

    少子化も、年金問題とかは大変だとは思うけど、人が減っていくこと自体には何の感慨もなく。

    同じように、人の進化っていうのも、これ以上進化して何がしたい?って感じもあり、全然興味が湧きません。
    何より、人が今後、進化するにしろ、しないにしろ、でもその頃には、今生きてる人はみんなもう死んでるじゃん、みたいな。

    ん〜…。

    ただ、そういう「進化」にロマンを求める(?)感覚は共有できなくても、SFとしてはおもしろいテーマだから、読むのはけっこう好きです。
    よくそんなこと考えるなぁって思いながら読む。ビバ☆人間の想像力! って感じ。

    てか、うん、たぶん、あたしにとって、「人類の今後」っていうのは、ファンタジーなんだな、きっと。現実味の伴わなさ、リアリティの希薄さ、って意味で。

    きっと、子どものこととかもそうで、先輩曰く、「30代になればもう少し考えが変わるかも」って。
    その先輩は、やっぱり未だに「遺伝子を残したい」って気持ちには共感はできないけれど、30過ぎてから、少しだけ、その気持ちもわかるようになった、らしい。

    …そういうもんかも。

  • 最初は時代、国が移動して混乱しますがそれがクライマックスに向けて繋がっていく流れに惹きこまれました。
    生物なんて高校以来触れてこなかった分野で、遺伝子の話はとても難しく感じましたが、それが気にならないくらいの展開がありました。
    実際に起こったら怖い話ですが、ありえなくなさそうな所が背筋が寒くなります。
    感情移入すると言うよりは傍観者のような形で見ていく話でした。あまり共感できる部分が少なかったのは自分が文系人間だからかもしれません。
    読んだあとなんとも言えないモヤモヤが残りました。

  • 最後に意外などんでん返しが待っていて、なかなか面白かった。こういう展開は私の好みに合っているらしい。
    命というものが関わってくる点でちょっと重めの内容ではあったけど、進化という面での話としては興味深かった。

  • 久々に読んでる途中からムカムカ来た。

    話者や場所や時間が細切れで唐突にクルクル変わるし、進行上そう重要でなさそうな事柄まで医学用語的なもの乱発だしで読みにくいことこの上ない。
    犯人はすぐわかるし、ラストも説得力なし。

    でも何より気になったは障がい者に対する涼子のご高説に代表される記述。

    結局沙耶は統合失調症?自閉症?
    でそれが精神科医が食事を共にするといった
    “人間的な”扱いを受けることで半年で自傷・他傷全てなくなり、
    養護学校で集団生活を送ることが出来るようになる?

    勤務時間が不規則かつ拘束時間の長い職業についており
    「征の面倒なら、私が見る」ことなど不可能な状況で
    長期的展望から施設入所を検討している両親に
    「そんなの可哀想過ぎるわ。」
    両親、自らの老後・死後はどうすると?

    様々な背景を考慮に入れた上でなお簡単に白黒つけられる様な問題でない「科(医)学と人間の尊厳」的な重いテーマを扱うには描き方があまりにも浅すぎる。

    医学用語的なもの頻出で精神科医が書いているという点が信憑性を持たせてしまうとしたらに余計に罪作りだと思った。

  • 難しい医学用語があって解りづらいところもあるけど、世界規模で関連する事件が起きていくところは映画みたい。
    これをきっかけに小笠原作品を読むようになりました。

  • すっごいスケールの大きな小説なので外人が書いたみたいになってます。
    のめりこんで気づくと「そうだ、日本人が書いたんだよな~」って思い出すほど。
    最初は、シーンの展開が早く、いつの間にかに年月が経ってたりして、「あれ?」と思うとこがあったんだけど、それを乗り越えれば、ぐいぐい読めてしまいます~。

    精神病患者とその染色体に関する背景は、まさに精神科医兼医学博士兼作家のなす技で、こんなわたしにもよくわかりました~。説明して箇所は何箇所かあるけど、その説明もしつこすぎず、簡潔にわかりやすく書かれてたので読んでて苦にならなかったし、小説としてもミステリとしてもおもしろく、最後は「あーっ!」と言わせてくれたわ。
    犯人はもう前半で分かってるのに、このゾクゾク感たまらないです。
    長編なのに一気に読める面白さ。お奨め。

  • 遺伝子とか生物の進化論とかをテーマにした小説。
    自分の知らない分野で、よくわからん単語も多く出て来たけど、それでも読者を追いてかないで楽しめる一冊だと思う。
    この本がどこまでフィクションでノンフィクションなのかわからんけど、進化って起こりうるんだーと感じた。
    ただ一部向き合うのが重いと思えるようなとこもあるかなー。
    エンディングもちょっと…

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著者プロフィール

1960年。現在、執筆の傍ら精神科医としても勤務を続ける。2000年、『D’Z』で横溝正史賞を授賞。2002年10月、最新刊『手のひらの蝶』も刊行。

「2003年 『DZ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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