まどろむベイビーキッス (角川文庫)

著者 : 小川勝己
  • 角川書店 (2005年8月25日発売)
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  • レビュー :7
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043706037

まどろむベイビーキッス (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 女性たち
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  • 電波系キャバ嬢の殺人記。
    ありきたりなヤラレタ系ミステリで終わらないところが良かった。

  • ニックネーム・ハンドルネーム・源氏名・本名‥ 「名前」がいくつもつけられる時代。上辺だけの付き合いばかりで人恋しくなる。 その中でどれが本当の自分かわからなくなってしまった時、この物語は始まるのだろう。

  • 「彼岸の奴隷」的鬼畜ではなく、「眩暈を~」的危うさでもない、言葉の悪意で狂い出すキャバ嬢の物語。閉塞感に満ち溢れてる点では先の二作と共通しているが、また違った面を見せてもらったというところか。とはいえ、そこまで入り込める物語じゃなかったなあ。2ちゃんねる的な表現(構成)は面白かった。

  • キャバ嬢の優菜が、職場・HP上で自分の居場所をなくし、徐々に追い詰められていく物語。
    NO.1キャバ嬢のケイとNO.2留美の派閥の間で、元々人の目を気にする性格の優菜はどちらにもいい顔をしていた。「みちる」の登場により、トップ2人が手を組もうとした時から、優菜の立場が危うくなっていく。
    中盤からラストにかけてみちるが崩壊していくのが見もの。ドロドロの人間関係は若干引くほど。しかし優菜のブログが炎上したページの狂ったレイアウトは圧巻だし、何よりラストの狂気には鳥肌が立つ。一言一言がこんなに重い小説は久しぶりだ。。。

    「お願い、みちるのこと嫌いにならないで」
    「風間みちるくん、万歳。万歳。」
    「誰でもいいから、嘘でもいいから、お願い誰かみちるのことが好きだといって」



  • 夜の華やかな世界で毎夜、たくさんの男たちを相手にしているキャバクラ嬢。だがそれと同時に彼女達は、壮絶な派閥争いや孤独さの中に身を置いている。現実世界に居場所を失い、ネットの世界にそれを求めるが、そこもまた、”荒らし”によって失われていく・・・そんなあるキャバクラ嬢が、自分の居場所を守るために次々に人を殺してしまうという、悲しい話だった。まさに”悲しい狂気”。現実世界では”源氏名”、ネット世界では”ハンドルネーム”。本当の自分、本当の言葉とは一体何なのか・・・?それを考えさせられた一冊だった。また、作者の巧みな書き方によって、犯人の正体が隠されていたのだがすっかり騙されていた(^^;

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