期間限定の思想 「おじさん」的思考2 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 396
感想 : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043707065

作品紹介・あらすじ

現代思想の研究家であり、武道家である著者が「女子大生」を仮想相手とし、成熟した生き方をするために必要な知恵を伝授。自立の意味とは?人が仕事をする理由とは?なぜ官僚は無責任なのか?希望を失った若者の行方は?…あらゆる社会問題を自らの身体感覚と知に基づき、一刀両断。話題書『「おじさん」的思考』に続く、大人になるための必読参考テキスト第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 内田せんせはどうしていつもわたしの思っていることを的確に表現してくださるのだろう、と思っていた。
    それは内田せんせが「私の専門家」だったからか〜。
    今回は「天風先生の七つの戒め」に唸る。

  • 期間限定だなんて、たしかにトピックは古いけど、内容は古びていない。巻末のリーダビリティについてを読んで納得。これまで読んだ著作ではあまり注目してなかったけど恋愛についての考察が今回目立って良かった。

  • 告白すると、10年ほど前まで自分は、たとえば「日本は世界に誇れる国になるべきだ」なんてことを考える人間だった。
    保守とか革新とかイデオロギーといったものに深く興味を持ったことはないけれど、位置的にはかなり保守で、今もそれはさして変わらないのだけれど、ぐらぐらしたのは内田樹先生の本と出会ったから。
    「『日本は世界に誇れる国になるべきだ』なんて偉そうに言うけれど、そもそも国って何かなんて考えたことある?」
    内田先生はいつも物事を根本に立ち返って考える。だから容易に結論が出ないのだけれど、その思考の過程、有り体に言えば、「のらりくらり」とした感じが癖になる。
    そこから、それまで考えもしなかった結論が顕現する。考えもしなかったことなのに、常識的に考えれば確かにそうだと納得してしまう。「目からウロコが落ちる」とはそういうことをいうのだろうと思う。
    「日本は世界に誇れる国になるべきだ」などと軽々に口にすべきではないと反省させられる。
    それは自分の頭であらゆる知識を総動員して思考した結果、言っているのですか?―
    内田先生はいつもそう問うているような気がして、本を読むたびに粛然と襟を正すことになるのである。

  • 人間が精神的に追い詰められる状況というのは 、端的に言えば 「一人で生き 、一人で運命と対峙し 、一人で責任をとり 、一人で問題を解決する 」ことを強いられる状況である。

    「自立者 」というのは堅牢な基盤の上に立っているもののことではない 。そうではなく 、 「自分が 」つかまっているもの 、 「自分に 」つかまっているもの 、そういった 、すべての関係するファクタ ーの織りなすネットワ ークのうちに 、自分の「いるべき場所 」を見つけだすことのできる人間のこと。

    やっぱりパートナーは作るべきなのか?

  • 初めて読んだ樹さんの本。
    衝撃的に面白かった。切れ味抜群。抱腹絶倒!

  • 『「おじさん」的思考』(角川文庫)の続編です。

    第1章「街場の現代思想」では、大学の先生と彼の研究室にたずねてきた学生のやりとりのかたちで、さまざまなテーマについての著者の考えが語られています。ただ、ここに登場する「先生」のキャラクターと、これまで著者の本を読んで漠然といだいてきた著者の印象があまりかさならず、ちょっと作りすぎの印象があります。とはいうものの、前著『「おじさん」的思考』などで展開されている著者の思想がより生き生きと語られていて、興味深く読みました。

    アジサカコウジの四コママンガもいいアクセントになっています。

  • 2の方が身近で興味深い案件?が多かった。語り口調で読みやすい。この2冊は忘れた頃に読み直したくなる。薄々感じていたこと、そうかそういうことなのかーって納得できることが明快に書いてあると気分がいい。

  • 面白い。
    どうして私が村上春樹を受け付けないか、分かった気がした。
    内田的春樹の読み方を踏まえて読んだら、もう少しマトモに読めるんだろうか。試したくないけど。

    コンテンツは古いけど、今でも面白く読めるのは本当にすごいな。

  • 29

  • 今信頼できる数少ない論客のひとりです。

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著者プロフィール

1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京都立大学大学院博士課程中退。神戸女学院大学文学部名誉教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。

「2022年 『下り坂のニッポンの幸福論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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