- Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043710010
作品紹介・あらすじ
一億円の契約書を待つ、締切直前のオフィス。オーディション中、下剤を盛られた子役の少女。推理力を競い合う大学生。別れを画策する青年実業家。待ち合わせ場所に行き着けない老人。老人の句会仲間の警察OBたち。真夏の東京駅、二七人と一匹の登場人物はそれぞれに、何かが起こる瞬間を待っていた。迫りくるタイムリミット。もつれ合う人々、見知らぬ者同士がすれ違うその一瞬、運命のドミノが次々と倒れてゆく!抱腹絶倒、スピード感溢れるパニックコメディの大傑作。
ドミノ (角川文庫)の感想・レビュー・書評
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こういう、一見関係ないような人達が全員絡み合うことで、なんらかの事件が引き起こされ、それも最終的に関わりのない人たちのそれぞれの行動で終息するという話大好きです!本人たちは巻き込まれていることに気づいてない、そんな話大好きです。恩田陸さんの他の作品もみたいです!
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ここ数ヶ月では最も面白いと思える作品。もっと早く読めばよかった。形式も変則的で、読み進める毎に「どうなるのか?」とわくわく出来る上に、読後感もすっきりして爽快。
30名近くの登場人物が登場し、基本的には東京駅近辺の限られた空間で半日あまりで繰り広げられる出来事を描いているのだが、バラバラに登場した人物と彼らを取り巻く物語が1つがラストに向かって収斂されていくストーリー運びは見事。リズム感も良く、非常にテレビ的。これまで映像化されていないのが不思議な位である。是非クドカンあたりに映像化して欲しい作品。 -
ぜーんぶ繋がったよ!
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起承転結がちゃんとしていてオチも結構好き
スピーディーな展開が爽快感あった
俳句の会のオジちゃんたちがすき
スピンオフがあったらたのしそう… -
単行本で読んだ。
最初のページに各登場人物のイラストと一言が描いてあって親切です。
それでもはっきり読み分けられる個性的なキャラクターばかり
様々な人の、つながりがだんだんと見えてきて、後半タイトル通り怒涛の連鎖
単純に面白い。 -
一気に読破。喜劇ぽく所々で笑ってしまった。27人と1匹がどう絡んでいくのか気になってしょうがなかった。全ての人達が主人公のようで上手く絡めてある。都合のいい所もあるけど許せるくらいのテンポの良さがあってかなり楽しめて私は好き。でも好き嫌いが分かれるかもしれない本。
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かなり好きな作品。 登場人物が多いにも関わらずきちんと個性が出てて把握しやすいし、このスピード感はまさにドミノ。 欲を言えばラストというか全体のまとめ方はもう一ひねり欲しかったかな。 ドタバタしててとても楽しいけど「あぁそうきたか」って感じで終わらせて欲しかった。 映像化されてないなら勿体ない作品。 いずれまた読みます。
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読友さんのオススメで。おもしろかったーー!全てを後回しにしてとにかく読んだ。登場人物がたくさん出てくるけれど、きちんとキャラクター設定され、それぞれ際立っているので混乱もなし。無駄がなくて、スピード感満載、一見バラバラの物語がだんだんと距離を縮め、終結へ向かって行く様にハラハラドキドキ。これは映像でも見たいな。原作がしっかりしているので、絶対にうまく作れそう。ひとつ心配なのはサニー役の麻里花。舞台で力が発揮できればいいけれど。ダリオがまさかのアイツでびっくり。想像してたのと違った。でもよくがんばったね!
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物凄いドタバタ劇。最初は登場人物を理解するのに苦労して乗りきれなかったのに、中盤以降はもう一気読み♪自分の行動、偶然の出来事が回りを巻き込み、大きくなって大きくなってとんでもない事態に。ドミノ倒しで大きな絵が浮き出てくるが如く「こんな結末が隠れていたか!」と驚くばかり。お芝居の子役二人の活躍が光り、和美のドスが心地よく響き、佳代子の思考回路がややウザイ笑 タイトルはドミノ、話の展開はジェットコースター。倒れる切欠となった最初のドミノは一体誰の何なのかは分からないけど、まだまだ倒れきったようではないみたい。
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10/20追記
わたしは「ドミノ」とはドミノ倒しのイメージだったのだが、ドミノは牌の数が28。まさにこの物語の登場人物の数が「27(人)+1(匹)=28」だ。
いまいちルールがわからないが、もしかしたらもっともっと深い意味の「ドミノ」が隠されているのかもしれない。ドミノのルールを確認してから再読してみようと思う。
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通勤に最適。
わたしの好きな恩田作品は、現実離れした、なんとなく背筋に冷たい風が通るようなファンタジー。(ネクロポリスや"私と踊って"の中の少女曼荼羅なんかはもうぞくぞくとわくわくが止まらなくて身震いしそうになる。)
この作品は舞台の9割が東京駅の半径数百メートルという狭い中にもかかわらず、様々な人種の坩堝である東京駅らしく一人称で語られる登場人物がものすごい人数であるのが特徴で、時には1ページにも満たないまま場面が移り変わることもある。
100を超える細かい章に分かれているから、短い通勤時間で乗り換えがあってもなんとなく小さめのゴールが見えるので「この駅まではここまで」「次はここまで」と区切って読めるから読みたいモヤモヤを抱えたまま仕事に就くこともない。
他の方もレビューされているけど、登場人物のそれぞれの物語を反復横とびのように並行する時間軸を飛び飛びで表現しているのが独特。
でも、飛んでいる足がもつれる事なく、ごちゃごちゃすることなく、必要な時にくっついては離れ、絡んでは解けていくので読みやすいし章の短さも手伝ってとても読みやすい。
でも話の内容はまさしくドミノ倒しのようにバタバタ。
並行に走っていたドミノが、東京駅一箇所に集まってドシャーーっという音を立てて一気に倒れる音が聞こえそうなくらいだった。
終わった後は、なんともいえない爽快感が残った。
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