- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043710027
感想・レビュー・書評
-
あらすじも見ずに読み始めたので、暗い殺人事件の話で読み進めるのを少し躊躇ってしまった。いろんな人の視点から、変則的な時系列で語られることで、全容が理解できてくる面白さは先日読んだライオンハートにも通じるかな。ひさこ自身についてと、その家族との関係性についてもっと語って欲しかった。こういうグレーな終わり方もありなんだろうけど、コロナの気晴らしとして読むにはモヤモヤする本だったかも。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み進めていくにつれて不安が積もっていって、読み終えても残った不安が後を引くような余韻のある作品でした。
読み終えてスッキリ!っていう作品ではないので好みは分かれると思いますが、ちょっとブラックな雰囲気は恩田陸作品の醍醐味だと思います。
インタビュー形式で章ごとに語り手が変わるので、頭が混乱しないように集中して一気に読む必要がありました。読み進めるにつれて、話の矛盾点をいくつか発見したけど、伏線というより語り手が違うことによる記憶の違いみたいなもんだったんかな。。
全体的にはモヤっとするけどなんか分からんなりになんとなく面白かったなーと思う作品です。
-
題材となった事件と同じく、全体的にモヤモヤして実態がつかめない小説だった。霧が晴れるのを期待して読み進めていくんだけど、ずっと手探りの状態でどんどん不安になっていき、そのまま終わってしまったという感じ。伏線ぽい記述や矛盾にも気がついたけど、結局なんの意味があったのかわからなかったりする。。たぶんこれが作者の意図なんだと思うので、好みの問題かな。
-
インタビュー形式は苦手なので、読み辛かった。
中盤から引き込まれたが、ラストが自分の解釈で合っているのかわからない感じ。
-
あまり好みではなかった
インタビュー形式が個人的には最初読みにくくてなかなか進まず…
読み進めていく間もあんまりドキドキ感とかはなくて、あぁーときみが悪い感じで終わった。
-
2019.11.13読了
-
各文章が誰視点なのか分かりづらく、読みづらい。
-
子供は、大人が自分に対して時間を惜しむのに敏感だ。惜しまれると余計に欲しくなるから、必死に大人から時間を奪い取ろうと頑張る。大体逆効果になって、失敗するんだけどね。そうやって大人に対する不信とあきらめを覚えていく。
-
恩田陸こんなんも書けんねやって素直に賞賛。ちょっと間延び感