ユージニア (角川文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 6198
レビュー : 643
  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043710027

感想・レビュー・書評

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  • 個人的に恩田陸さんのお話で一番好きです。
    たくさんの人の目線で描かれる一つの事件、静かな街の大きなお屋敷、そのお屋敷に住む女神のように称えられる盲目の美少女と恩田作品にありがちな要素が詰め込まれ、事件の真犯人は作中で明言されることはありません。真実に関係者は亡くなり、事件から遠ざかり、事件の鍵を握る緋紗子は海外で暮らしています。その後事件の行方はどうなったのか、風化し忘れ去られてしまったのか、この曖昧な終わり方がこの作品ではよく合っていたなと思いました。

  • なんだかもやっとする。
    もっと注意深く読めば、いろいろなことがわかったのだろうか。

  • 2018/2/27

  • 恩田ワールドで、好きだけど、よくわからなかった。。この感じ、好きなんだけどね。ぼーってしてるとわけがわからなくなってしまう。。

  • 恩田陸さんらしいオープンエンドの作品。
    読んでいるこっちがめちゃくちゃ頭使いながら
    ストーリーを整えていく。
    (って言っても、読みやすいけどw)
    読み終わってググった人も多いかとwww

  • 夢中で読んだけど、本を閉じても物語が終わった気がしない。
    真相を求めて、ネットで考察を漁ったり。

    事件として区切りがついたって、巻き込まれた人からしたら、納得できるわけでも吹っ切れるわけでもない。
    お手伝いさんの娘の言葉が痛ましかった。

  • 20数年前に旧家の祝事の席で起きた大量毒殺事件が、当時を知る人たちへのインタビューやメモで再構成されて行く。既存の推理小説の枠を超えた実験的なフォーマットが面白い。最後まで確定的な真実が明かされないまま、断片的に語られる「その人に見えた事件」をつなぎ合わせて考察するプロセス自体を楽しむ作品。真実が最後まで明かされないことはレビュー等を通じて知っていたが、独特の世界観に引き込まれて一気に最後まで読んだ。読んでいる最中も何度も他の登場人物のページを行き来しながら呼んだが、最初から2度、3度と読むと見落としていた事実に気づくことが出来るのかもしれない。そうした楽しみ方に答えられるほど考え抜かれた構成は見事。

  • 世の中、黒か白かだけで片付かないのは知っている。
    だからこそ小説の中だけは黒か白かで終わって欲しいと
    思っているので、グレーゾーンで終わるこの話は★3。
    最終章までは★4。

    いつの間にかその世界に引きずり込まれている感覚を
    体感させてくる恩田ワールドは好きです。

    ---本文より--------------------------------------------
    あの人たちはうるさかったのよ、いつもいつも。子供の頃からいつもいつも。黙っていることができないの。いつも喋ってるか、音を立ててるかしないと不安でたまらないの。自分の存在価値に自信がないからよ。
    -------------------------------------------------------

    自分の存在価値に自信がないから音を出すという点に
    妙に納得してしまいました。

  • ミステリー小説なのだが、恩田さんが描くと更に靄がかかる。花の声や死の匂いや永遠の静けさなどなど。話の2〜3割は読者の想像に委ねることになる。

  • 初めての恩田陸
    これじゃない方がよかったかな
    メロは良いけどサビが微妙みたいな

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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