ユージニア (角川文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 6195
レビュー : 643
  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043710027

作品紹介・あらすじ

あの夏、白い百日紅の記憶。死の使いは、静かに街を滅ぼした。旧家で起きた、大量毒殺事件。未解決となったあの事件、真相はいったいどこにあったのだろうか。数々の証言で浮かび上がる、犯人の像は――。

感想・レビュー・書評

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  • 人が人をどう思ってるか。どう感じているか。どう思われたいか。どう思いたいか。
    人って怖い。

  • なんだか嫌な怖さ、な作品。
    不倫現場?に現れた奥さんが旦那を殺したシーン、おそらく奥さんが勝ったのだろうアイスが落ちていて、その溶けたアイスを眺めながら警察官になろうと思った、の節が心に残った。

  • 各文章が誰視点なのか分かりづらく、読みづらい。

  • 子供は、大人が自分に対して時間を惜しむのに敏感だ。惜しまれると余計に欲しくなるから、必死に大人から時間を奪い取ろうと頑張る。大体逆効果になって、失敗するんだけどね。そうやって大人に対する不信とあきらめを覚えていく。

  • 恩田陸こんなんも書けんねやって素直に賞賛。ちょっと間延び感

  • オモシロかった。ちょっとゾクゾクしながら楽しめた。恩田さんの次は何を読もうか楽しみになった。

  • 夏休み旅行の目的地、金沢が舞台である本書を読んだ。ちょうど小説のように蒸し暑く、古くからの独特な空気感のある地に魅了される。登場人物それぞれの目線や捉え方により、事実がどこにあるのか翻弄させられながら、ミステリーという人間ドラマを堪能した。明確な結末を求める人には不向きかも。

  • 感想

    読み終わった時の心境が、ゴールデンスランバーを読み終えた時の興奮と同じくらいの混乱。

    大量毒殺事件に多少なりとも関わる人の証言で事件の成り立ちがどんどん明確になっていくが、明確になっていくようで全く明確にならず、読み終わって大混乱。読み込みが甘いのかと、縋る思いでこの本を読んだ人達の考察を自分の感じたことと擦り合わせる。が、みんな同じように混乱していた。

    犯人はわかっている。答えに辿り着いている。
    なのに、読み終わっても真犯人がわからないって一体どんな現象。

    Q&Aを読んだ時も思ったが、ひとつの出来事があったとして、関わった人の数だけ見方や感じ方があり、その出来事の輪郭も色もピタッと合致することはないのだな、と。
    そしたら真実とは誰も知ることはできないのでは。気が遠くなった。

    一気に読んだので体力を消耗。
    2日間で読んだのですが、1週間くらい読み続けていた感覚。

    恩田陸さんが描く世界は、独特な雰囲気を纏っていていつも少し不安定で不思議で不気味で閉鎖的で魅力がある。登場人物も然り。いつも早く抜け出したいけどずっとそこにいたい気持ちで、縋るように読んでいる。

  • 大分前の作品だが、恩田陸はどんなミステリーを書くのだろうと。

    ミステリー、というよりは兎に角不安になるような、大半がインタビュー形式だったり、台詞と視点語りの境目がはっきりせず、流れるように、そして気持ちの良くない内容で文章が綴られる作品だった。
    犯人はすぐわかる。宣言されているから。トリックも特別何かあるわけでもない。でも、犯人の気持ちを、なぜ犯人はその罪を置かしたのかの心情を読み取る挑戦をする、そんなミステリー

  • 小説の進み方はおもしろいが、ふわっとした終わり方が良いのか悪いのか..
    ぎゅっと伏線を回収しきってくれる方が好きだが、それは読解力の問題なのか
    犯人の被害者たちへの想いはぼやっと描かれている

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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