チョコレートコスモス (角川文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年6月23日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (562ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043710034
作品紹介・あらすじ
芝居の面白さには果てがない。一生かけても味わい尽くせない。華やかなオーラを身にまとい、天才の名をほしいままにする響子。大学で芝居を始めたばかりの華奢で地味な少女、飛鳥。二人の女優が挑んだのは、伝説の映画プロデューサー・芹澤が開く異色のオーディションだった。これは戦いなのだ。知りたい、あの舞台の暗がりの向こうに何があるのかを-。少女たちの才能が、熱となってぶつかりあう!興奮と感動の演劇ロマン。
感想・レビュー・書評
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あぁーーー幸せ!!!!
私も幸福のあまり震えて、泣きだしたい気分になった。
そして私も確かに行けた!!連れて行ってもらえた”あの場所”へ。
天才しか行くことのできない、どこからも遠い異形の世界、果てしなく広がる宇宙のようなところへ。
恩田陸さん自身があとがきに書かれてるように『ガラスの仮面』ような天才演劇少女の話。
これを読んでもっともっとナマのお芝居が観てみたくなった。
劇場での一体感を味わってみたい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うわぁ~本当にガラスの仮面の世界だわ!
結構な分厚さに、なかなか読む気が起きず。
でも、読みだしたら一気です!!
面白い!
オーディションのところは、鳥肌がたつしドキドキするし、読みながら興奮しっぱなし。
飛鳥はどうでる?響子は??
とページをめくる手がとまりません。
この興奮がおさまるまでに続きが読みたいのに・・
続編はいつ出るんだろう(>_<) -
恩田作品の中でも人に勧めたくなる作品。
それくらい引き込まれ続編を願ってやまない。
元からミュージカルや舞台が好きなこともあり、想像しながら楽しく一気に読んでしまいました。
努力型や才能型それぞれいるがそれぞれがたどり着く世界。
そこへたどり着くプロセスやもどかしさが伝わってきます。 -
一日で一気に読めました。
恩田陸が好きで雑多に読み漁っているところなのですが、
「本当に同じ作者?」と思ってしまうほど恩田陸ぽい世界観や伏線や個性のある作品ではなく、ただただ単純に次のページをめくらされてしまう面白い作品でした。
すごい面白くて、臨場感も感じられた為、どこかの舞台を見に行けばこの中に出てくる役者さんに会えるのではないかと思えるほど。
面白かったです。 -
120211 1年経たずに再読。本を読むとき、登場人物に実在の誰かを当て嵌めて読んだり、いつもはしないんだけれども。これは是非映像で見たいので、誰かを浮かべたくなる。1回目読んだときは、大女優若槻徳子はみやもとのぶこさん、しか浮かばなかったけど、今回は、宗像葉月はみつしまひかりさん、がいいなと思った。
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「これがチャンスだってことには変わりないよ。迷った時は大変なほうを選べって、うちのおばあちゃんが言ってた」
天才の名をほしいままにする響子。
大学で芝居を始めたばかりの華奢で地味な少女、飛鳥。
伝説の映画プロデューサーである芹澤が開いた異色のオーディション。
鬼気迫る女優たちの争いの中に突如として巻き込まれた飛鳥が取った行動。
『蜜蜂と遠雷』で話題沸騰の恩田陸が描く舞台の世界。
この作品に登場する2人の天才を描く恩田陸の天才的な筆致。
私もみんなに楽しんでもらえる小説を書きたいと思っているひとりですが、この作品を読んで、果てしなく遠い距離を感じた、そんな作品でした。 -
『ガラスの仮面』好きにはたまらん一冊。ある大スケール計画の舞台の役者オーディション。演劇界のサラブレッド・響子と、演技歴数カ月の地味な大学生・飛鳥が出会う。まるで亜弓とマヤではないか。恩田さんは舞台のような臨場感を描くのが非常に上手いので、そこそこ分厚い文庫本なのに、飛ぶようなスピードで読み切った。正直展開とオチには早い段階で勘づいたが、それでも題材が自分のツボなので面白かった。ただタイトルは取ってつけたようで不満。それにしても続編が予定されているのに未だに出版がないとは...悔しいわぁ。この続きは必要!
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やっぱり、何かを極めようとしている人ってかっこいい。ほんと、十代の頃にもっと本を読んでやりたいことをやっておけばよかった。後悔している分、今はそうしている。
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なるほど。この作品があって、あの「蜜蜂と遠雷」がある訳か。妙に納得。
演劇のオーディションとピアノコンクールという違いはあるけれど、出演者たちの生々しい演技や演奏を文章で表現するという意味では、とても似た世界観のお話だと思った。
ただ、どちらもストーリーや設定は面白いのに、ひとつ一つの演技(演奏)の場面に時間をというかページ数をかけすぎ、登場人物の背景が見えてこなかったのが残念。そんなに登場人物の人数が多い訳ではないし、魅力的なキャラがたくさんいるので、オーディションの場面だけではなく、一人ひとりのキャラに深みを与えるとか、キャラ同士の絡みとか、そういうのも楽しみたかったなー。
でもあとがきを読むと、作者自身が「ほとんどがオーディションの場面、みたいな小説」を書きたかった、とあるので、その点、その欲望は叶えられている訳で、ある種の充足感みたいなモノはひしひしと伝わってきた。
2019/03
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