玻璃ノ薔薇 (角川ホラー文庫)

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本棚登録 : 35
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043711024

感想・レビュー・書評

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  • 目が覚めるとまったく覚えのない人物にされている。
    そんな書き出しから始まる物語には、怖ろしいまでの謀略が隠されていた。
    パラドックスとは何か?
    矛盾しているようで実は正しい説。逆説という意味もあるが、この物語では「矛盾」という意味を込めて使われている。
    人が何かを手に入れようとすれば、何かしらの代償を必ず払っている。
    良い成績が欲しければ勉強のために自由な時間が少なくなるだろうし、痩せたいと思えば運動のために費やす時間を余儀なくされたりする。
    だが、その選択の先にあるものが見えてしまったとしたら。
    誰かを好きになる。告白する。
    上手くいって初デートにこぎつける未来。でも、結局は破局し恨みだけを残して死んでいく未来。
    上手くいかずにふられる未来。でも、もっと相性のいい相手をめぐり合い幸せに暮らす未来。
    その先まで、ずっと先の未来まで、選択肢が分かれているとしたら。
    そして、その選択肢によって、目の前にいる大好きな彼女もまた、素晴らしい伴侶になったり自分を殺す殺人犯になったりするとしたら。
    結論はでない。
    物語も結局のところ、結論は出ないまま終わる。
    選択肢は無数にある。
    そして同じ数だけ、まったく別の未来が待っている。
    何も考えずに選択を繰り返しながら生きていることが、少しだけ怖くなる…そんな物語だった。

  • うーん。いまいち。

  • なかなかおもしろかった

  • 何故だか過去に飛ばされてしまった新聞記者が現代に帰ろうと奮闘する話。
    人がいっぱい出てきていっぱい死にます。

  • 設定が強引なのと、ややSFすぎる内容がちょっとなんだけども、最後に含みを持たせる終わり方は好き。

    目の前にはY字路。

    右に行ったらどうなるのか。
    左に曲がればどうなるのか。

    人生はその繰り返し。

    ifなんてそれこ星の数のようにある。

    あの時アレをこうしていたら・・・
    どのみち後戻りは出来ないんだから、そんな台詞は吐きたくないね。

  • 2003年10月瀬戸内海にある孤島を訪れた影谷貴史と片桐尚美。1929年に起きた『キネマ屋敷殺人事件』。加害者・被害者が不明なこの事件を調べるために孤島にある廃墟を訪れたのだ。廃墟を訪れた二人に、突然天井部分の切石が襲ってきた・・・。

    影谷が目覚めると、「和弥様」と呼ばれた。そこは、1929年の「キネマ屋敷」影谷は、タイムスリップをしてそこで七瀬和弥として扱われる。屋敷の主人芳野堂伝衛門は、活動写真の買い付けや製作をして巨万の富を得たのだが、この屋敷の一室で死んでいたのだ。和弥(伝衛門の隠し子)のお披露目に屋敷に集まった子供達と関係者達は。亡き伝衛門の最初で最後の作品「玻璃ノ薔薇」を上映してみる事に・・・。上映中に作品と違った場面が現れ突然画面が真っ暗になり、その時一人咽を切られ殺された。5人の男女が殺されたこの事件が始まったのだ。集まった人々の不穏な空気。次々起きる連続殺人。屋敷に隠された秘密。次は誰が殺されるのか?犯人は、誰か?事件の真相は?

    SFのサイコホラーミステリーです。テンポもよく読みやすい作品です。作者の書き方が上手なんでしょうかね?とっても面白かったです。結末がちょっとえ〜!と言う感じでしたね
    このゲームをやった時ある人、知ってる人コメントを貰えると嬉しいですね

  • ゲームが原作小説、にしては珍しく面白い。解決してない問題は多いけど、あくまでもホラーと読むならいいや。ラストシーンの赤い薔薇は綺麗。

  • オチが…どうかと。

  • 同名小説のノベル化です。ゲームの方はやっていないのですが、小説はなかなか面白かったです。オチはまあ、『ゲームだな』という感じですが。

  • (2003/10/31(金))

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