鳥人計画 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 6173
レビュー : 490
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043718016

作品紹介・あらすじ

「鳥人」として名を馳せ、日本ジャンプ界を担うエース・楡井が毒殺された。捜査が難航する中、警察に届いた一通の手紙。それは楡井のコーチ・峰岸が犯人であることを告げる「密告状」だった。警察に逮捕された峰岸は、留置場の中で推理する。「計画は完璧だった。警察は完全に欺いたつもりだったのに。俺を密告したのは誰なんだ?」警察の捜査と峰岸の推理が進むうちに、恐るべき「計画」の存在が浮かび上がる…。精緻極まる伏線、二転三転する物語。犯人が「密告者=探偵」を推理する、東野ミステリの傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 日本ジャンプ界期待のホープが殺された。
    ほどなく犯人は彼のコーチであることが判明。
    一体、彼がどうして? 一見単純に見えた殺人事件の背後に隠された、驚くべき「計画」 とは!?


    いつも読み終わった本は、親戚の叔母に回し、その後私の母に回り、また私に戻ってくる。
    母親が、「東野圭吾」って面白いねと言ったので、回してあげようと思い、
    自分が読んでいない作品を古本屋で探してみた。

    ほとんどの作品は、既に読み終わっていた為、なかなか未読のものが見つからなかったが、
    この作品は読んだことが無かった。

    かなり古い作品だが、この頃から東野先生の本は読み易く、頭の中に情景が描きやすい。

    フーダニット作品かと思って読み始めたら、いきなり犯人の告白が(笑)
    あら、これはホワイダニット!?

    しかし、そんな単純なものではなかった(笑)
    最期の20~30ページで思いもよらない方へ話は進んでいく。

    ↑あ、誇張しすぎました。
    絶対この人何かあるとは最初の最初から思ってましたwww

    それなりに楽しく、スイスイと読ませていただいた一冊(*^-^*)

  • 東野圭吾さんらしく、理系用語が混じりながらも飽きさせず、グイグイ引き込まれながら最後まで読むことができた。世界の頂に立つために多くの事を犠牲にしょうとする杉江やそれに歪んだ嫉妬心をおぼえ、殺人事件まで起こしてしまう峰岸など多くの登場人物の感情がとても生々しいものに感じた。
    人知を超えた領域の科学に手を出したことで多くの犠牲者や悲劇を生んでしまうところが、翼を持ったイカロスが太陽に近づきすぎたことで地上に堕落してしまうというところがとても皮肉だと思った。そして最後には機械に依存した人間よりも苦悩し、努力した人間が報われるラストでとても気持ち良かったなぁ。

  • 油がのってる時の東野圭吾。

    理系の書くサスペンスの面白さを感じる。

  • ちょっと久々の東野圭吾。
    故郷に帰ってきたかのような安定感。

    東野圭吾作品はやはり登場人物に良さがある。
    この良さをどう表現すれば良いか分からないが、
    親近感といったところか。「本の中の人」ではなく、
    「現実の人」としてイメージして読むことができる。
    これは意外と難しいのではと思う。
    原田マハとかは少し役者っぽい気がするし、
    辻村美月とかは漫画っぽいし…(好みの問題かと)

    題名が鳥人計画で、
    鳥人というと笑い飯が真っ先に浮かぶ。
    なので勝手に面白い系かと思っていたが、ガンガンの
    スポーツ小説だった、そりゃそうか

    本作品では、スキージャンプの選手が題材。
    会社員ではなくスポーツ選手だったら…と別の人生を
    想起できるのがスポーツ小説の醍醐味であると勝手に
    思っている。スキージャンプというあまり想像も
    できない世界へ導いてくれてありがとう
    年間のほとんどが合宿生活というところに、特別感を感じた。安直すぎるがそんな生活もいいなと思った

  • この作品、平成元年の作品だったんですね。
    たぶん今の技術なら可能なような気がします。
    この作品に描かれたような非人道的なトレーニングといのも現実的にあるのかもしれないなと想像しました。

  • 【1行ネタばれ感想】





    どうせ狙うなら泰介やろ!

  • 逮捕された犯人が密告者を推理するというちょっと変わった趣向に興味を惹かれます。
    題材となるスキージャンプの知識は無くても、競技にかける思いや勝負の駆け引きなどの描写には引き込まれました。
    また、スポーツと科学の関係性について考えさせられるところもあり、ミステリ以外の部分でも読み応えを感じる作品でした。

  • どんでん返しの仕方がつまらなかった。

  • 東野圭吾はどの作品も私にとっていまいちなんだよなぁ。

  • 久々の東野さん。
    どんなジャンルでも緻密で勉強家な作家さんという印象。

    スキージャンプを題材に、殺人事件が起きるという話。
    相変わらず最後は一筋縄ではいかないなーと思いました。
    楡井さんはみんなからの証言でしか人間性が分からないけど、印象に残ったし、天才的な人のオーラを感じました!
    タイトルの「鳥人」だが、どうしても「トリジン」と読んでしまう(笑)
    星は3.5。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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