- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043718016
感想・レビュー・書評
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科学が登場してからの、それに対する人間の想いがおもしろかった。
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スキージャンプ系はやはり冬のうちに読んでおきたいと思い再読。東野氏のウィンタースポーツミステリの中では1番好きな作品。単なる倒叙ものに留まらず、ホワイダニットに密告者の真相も二重に仕込まれていて読者を飽きさせない。スポーツをまったくやらない上に観戦もしないので、動機があり得る範囲なのかはわからなかった。子どもに自分の夢を託す親は、やはり始末が悪いの極地。
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犯人はかなり序盤に捕まり、そこからの展開があるがそこはある程度面白いくらいだった。そのまま終盤まで大きなものはなくそれで終わると思ったが、残り数ページでどんでん返しとまでは言わないが大きな展開があり結果としては結構面白かった。
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逮捕された犯人が密告者を推理するというちょっと変わった趣向に興味を惹かれます。
題材となるスキージャンプの知識は無くても、競技にかける思いや勝負の駆け引きなどの描写には引き込まれました。
また、スポーツと科学の関係性について考えさせられるところもあり、ミステリ以外の部分でも読み応えを感じる作品でした。 -
東野圭吾はどの作品も私にとっていまいちなんだよなぁ。
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久々の東野さん。
どんなジャンルでも緻密で勉強家な作家さんという印象。
スキージャンプを題材に、殺人事件が起きるという話。
相変わらず最後は一筋縄ではいかないなーと思いました。
楡井さんはみんなからの証言でしか人間性が分からないけど、印象に残ったし、天才的な人のオーラを感じました!
タイトルの「鳥人」だが、どうしても「トリジン」と読んでしまう(笑)
星は3.5。 -
読み初めはスキージャンプに詳しくないため
難しいと感じるが、読み進めて行くとグイグイ
引き込まれる。
読み終えた後の何ともせつない感じが
残るのもまたこの本の一つの魅力だと
感じる。
ちなみにこの本が上梓された約10年後に
長野オリンピックでのジャンプ団体優勝が
起きることも偶然とはいえ感慨深い。