探偵倶楽部 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.16
  • (129)
  • (448)
  • (1324)
  • (259)
  • (47)
本棚登録 : 7183
感想 : 498
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043718023

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 短編集。事件がわりとあっさり解決していくのは短編という長さの問題か、それとも探偵が優秀であるからか?でしゃばらず、人知れず仕事をこなす彼らに興味津々だ。けれど探偵たちの名前さえ明かされない。とっても気になる。

  • 短編集ではあるが1つ1つの展開は良かった。探偵の素性が明確にならないまま続く展開も新鮮な感覚だった。
    探偵も必ずしも正義の味方ではなく、クールに依頼人の要望に応えて行動しているのが気に入った

  • 東野圭吾の短編です。
    まぁ気分転換に。

    なぜか読んだことあるんだけどなんで?笑

  • 短編集。
    個人的には 探偵の使い方 が好きだけれど、他のはイマイチかも。
    東野さんのと言われなければ、わからない気がする…

  • 初東野作品。最近ドラマ化されることもある東野作品ですが、いままでちょっと敬遠してました。
    正直、登場人物どんだけ浮気したいんだよ!って思いながら読んでた。ミステリっていうよりは、1回結論までもっていった話を探偵倶楽部の2人が「実はこんな事実だったんですよ。」って感じで逆転させる展開ばかりだった印象を持った。探偵視点のパートがあればもっと面白いと感じてたと思う。

  • 探偵倶楽部に属する、個人名を持たない探偵と助手が、次々と依頼をこなしてゆく短篇集です。
    と、いっても証拠を集めながら徐々に推理を進めていゆくといったものではなく、依頼を受けた後、作品中で再度現れたときには、すべて証拠等を揃えていて、依頼者に説明すると言った感じで、主人公の探偵たちより、他の登場人物の方が目立っている印象でした。
    全体的に読みやすく、大きく感心するようなことはなかったけど、なるほどと思わせる所は、結構あったので、気軽に読めた作品でした。

  • 2011-019

    セレブだけの会員制調査機関“探偵倶楽部”が数々の事件を解決していく短編小説。
    探偵倶楽部は事件のあらましを依頼者から聞き、最後に調査結果を報告する。どのようにして調査しているかなどはまったく不明。

    なんとなく赤川次郎テイストに似てるなって思って読んだ。


    東野圭吾の作品は長編のほうが好きかな。

  • ミステリー短編集!! 私には難しいかなww

  • 短編5編からなる探偵小説。
    タイトルにもある探偵倶楽部はあくまで事件解決の役を担うだけで、物語の主役はそれぞれ異なる構成になっている。少ない出番ながらも探偵倶楽部の無機質さと遠慮のない事務的な物言いが好みだった。
    はて、当の事件に関してはシンプルな構成で短いながらも意外な真実!的なドンデン返しもあり、なかなか読み応えがあったように思う。
    ただし、やはり短編なので人物像をサラリと撫でているあたり、登場人物に感情移入して震えるなんてことは起こらない。では、事件のトリックに驚き震えるかと言えばそうでもない。そういう意味では、やや半端さを感じてしまうのも致し方なしなのではあった。
    でも、おもしろいのよ、これ。

  •  クラシックな時代設定でなければ存在しない職業の一つが探偵だと思うが、富裕層限定の優秀な調査機関であり、警察も一目置いているかはわからないが認識はしているという設定。警察がポンコツで探偵が超優秀という設定は個人的にあまり好きではないのだが、昔はこの構図が一般的だったのだろうか。『探偵の使い方』がギリギリ楽しめたが、他はどうしても物足りない。短編でサクッと読むより、長編でじっくり色々と考えながら読む方が好きだからか。

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

東野圭吾の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×