探偵倶楽部 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043718023

作品紹介・あらすじ

「我々は無駄なことはしない主義なのです」――冷静かつ迅速。そして捜査は完璧。セレブ御用達の調査機関〈探偵倶楽部〉が、不可解な難事件を鮮やかに解き明かす! 東野ミステリの隠れた傑作登場!!

感想・レビュー・書評

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  • VIP御用達の探偵業者、通称『探偵倶楽部』が依頼主の闇を暴いていく連作短編集。
    分量もそこまで多くなく、さっぱりとしながらもしっかりとしたミステリーとしても楽しめる。依頼人の家庭に軸が置かれているため、探偵達の素性がほぼほぼ明らかにならない所もミステリアスな感じが出ていて面白かったです。キチンと逮捕されるパターンや真相が明かされたままそのままお任せというようなパターンもありそれが、よりオムニバス的な本だと思いました。
    出版されてから約20年が経っているものの、続編を読んでみたいと思いました。

  • 短編集。事件がわりとあっさり解決していくのは短編という長さの問題か、それとも探偵が優秀であるからか?でしゃばらず、人知れず仕事をこなす彼らに興味津々だ。けれど探偵たちの名前さえ明かされない。とっても気になる。

  • ドラマになっていたのをきっかけにこの作品を読了。
    VIP専属の会員制の調査機関「探偵倶楽部」
    そこに関わる5つの事件。
    事件といっても探偵は解決まで携わるわけではなく。
    人間の嫌な部分を残したまま次へと進むかたちで。
    ダークな雰囲気がとても面白かった。
    自分的にはやはり最初の「偽造の夜」が一番印象に残ったかな。

  • 面白かったです。肝心の(?)探偵倶楽部のメンバーについては着ているものや動作くらいしか描写せず、会話も最小限。
    でも、各短編の登場人物がそれに反応することで事件や謎が解明されたりされなかったり(隠ぺい?)。

    東野圭吾さんの作品は、加賀恭一郎シリーズしか読んでいないのですが、これもシリーズ化されたら楽しみです。
    短編で読みやすいのもよかったです。

  • 短編集ではあるが1つ1つの展開は良かった。探偵の素性が明確にならないまま続く展開も新鮮な感覚だった。
    探偵も必ずしも正義の味方ではなく、クールに依頼人の要望に応えて行動しているのが気に入った

  • 5つのお話が入った短編小説。

    探偵倶楽部という必ず依頼を極秘で成功に導く2人の男女がどの話にも出てきます。

    どの話もちょうどいい長さでさくっと読めた。
    登場人物もそれほど多くない中で意外な人物が犯人だったりで楽しめた。

  • 20134.面白かった!長編の方が好きできっとあっさりなんだろうなーと思いながら、こんな結末かなんて思ってると、二転三転して深く面白くなって、引き込まれてしまう。そんな感じの本でした。

  • 東野圭吾の短編です。
    まぁ気分転換に。

    なぜか読んだことあるんだけどなんで?笑

  • 短編集。
    個人的には 探偵の使い方 が好きだけれど、他のはイマイチかも。
    東野さんのと言われなければ、わからない気がする…

  • 初東野作品。最近ドラマ化されることもある東野作品ですが、いままでちょっと敬遠してました。
    正直、登場人物どんだけ浮気したいんだよ!って思いながら読んでた。ミステリっていうよりは、1回結論までもっていった話を探偵倶楽部の2人が「実はこんな事実だったんですよ。」って感じで逆転させる展開ばかりだった印象を持った。探偵視点のパートがあればもっと面白いと感じてたと思う。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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