さいえんす? (角川文庫)

  • KADOKAWA (2005年12月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784043718030

作品紹介・あらすじ

「科学技術はミステリを変えたか?」「男と女の”パーソナルゾーン”の違い」「数学を勉強する理由」……元エンジニアの理系作家が語る科学に関するあれこれ。人気作家のエッセイ集が文庫オリジナルで登場!

感想・レビュー・書評

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  • ありきたりって言われてしまうかもしれないけど、わたしの好きな作家さんツートップの東野圭吾さん(もう1人は伊坂幸太郎さん)

    元エンジニアの理系作家の約10年前のエッセイ。

    わたしは設備保全をしてるのでちょこっとエンジニア(笑)もとは違ったんだけど育児するのに自分のペースで仕事がしたくて移動させてもらった。
    1から電気やプログラム、システムの勉強したけど案外楽しくて自分に向いてるんだろーなーって。思ってみれば学生時代も数学、科学好きだったなぁー。

    だからかどうかはわからないけど、共感できること多かったな。

    例えば推理小説のトリックや設定で、いや…今の技術でそれはできないでしょ。とか、そのトリックは難しいんじゃないか?とか、現実的なことが気になって気になって仕方ない…どんなにおもしろくても、いやーーー無理矢理すぎるでしょ( ー̀ωー́ ).。oஇってなってしまう。

    とか

    世の中便利になりすぎて人間の脳が衰えてる。例えばわたしは40歳なんだけどナビを使うのが当たり前すぎて地図を読むことができない。そんで今の子どもたちは動画に慣れすぎて手順書を見ながら作ることが苦手。このままじゃいけないんじゃないか。

    とか

    地球温暖化についても、最近環境破壊が原因ではなく氷河期があったように逆の温暖期(名前あってるかわからん)のせいじゃないか説とかおもしろくて子どもに話すが無視されて悲しい…

    とかねー(笑)

    あとはそうね…図書館派のわたしには痛い最後のエピソード。書店で買わないととは思うんだけどね…置く場所ないのよ。そこまで読み返さないし…
    んーーーでも気になった新刊は図書館待ちしないで買おうかな。とちょっと思った…ちょっとね。

  • 東野圭吾が書いたエッセイで、後の作品に出てくるチョットした小話などもあり、今になって読んでみて面白いと感じています。

  • 東野圭吾さんがまじめにまじめな話題について語るエッセイ。
    理系の人間の肩身の狭さはわかります。身の回りにあふれている物のひとつひとつ、ことごとくが理系の人間、言い換えれば、モノ作りにかかわる人達が作っているということを皆忘れがち。大学生に人気のある企業がITだったり金融だったり商社だったりするが、モノがあるからこそ成り立つことを忘れてはならない。

  • 理系の作家さんってそんなにいないのかな。知る限りでは(この本で知ったけど)東野さんと森見登美彦さん、知念実希人さんくらいだけど、メリットがないことはない気がする。広い知識が必要だからどんなことでも知っていた方がいいに決まってる。全くわからないことよりもより少しは興味あることのほうが調べたり取材しやすいのでは。

    で、この本については、ちょっと興味の方向が違うようでなかなか難しい内容でした。オリンピックの話はリアルにその時でないとわからない。野球などのスポーツは興味もあるけどそのシーズンというのもあるので、ごめんなさいよくわかりませんでした。科学技術的なことは、わからないなりに面白いです。そういうことも踏まえてもう少し小説も読んでみたいです。東野圭吾さん。
    (2022/4/27読了)

  • ふざけんな。お前はどのくらい偉いのだ。アホ

  • 短篇集かと思って買ったらエッセイだった。
    東野圭吾ということでエンターテイメント性の高いものかと思ったら小説とは違い趣向を凝らすようなことはなく徒然なるままにといったスタンスだった。

    プロ野球改革案もなかなか面白かったけれど、ブックオフなどの古書店や図書館、電子書籍に対する批判が一番印象に残った。

    作家→出版社→書店→読者という経路で「本」と「お金」が交換されているので、枠外である図書館やブックオフ等の古書店は作家や出版界の利益に寄与しないという主張だった。問題提起としては理解できるが批判的論調が強く違和感が残った。

    著者によるとブックオフで本を買っていた人間はそこがなくなれば本を買うことはなくなるということだが、もしそうであるならばそれは「新刊の価格は内容と釣り合っていない(その可能性が高い)」と判断しているということであり、そうであるならば作家や出版社の取るべき対応は「そんな読者はお断り」で良いのだろうか?

    電子書籍も同様に、現状においても成功しているとは言い難いけれど今もなお将来的に有望なデバイスの一つであると思われ、「お断り」が正しいスタンスとは直感的に思えなかった。

    スマホ全盛時代、「書籍」も一つのコンテンツとして消費者の時間を争う立場だ。

    良質なコンテンツを選別・排出する出版社の役割は文化基盤として重要だと思うけれど、排除と選別に走ればその将来は危ういものになってしまうのではないかと危惧する。


    ということで個人的には見解が合わなかったが、異なる立場の、それも人気作家と意見交換できたような気分になり刺激的で、そういった意味では楽しめた。

  • 雑誌のコラムなら読めるし好感もてるが、短編集になると、さすがにつまらない。
    屁理屈集ってかんじですね。

  • 『東野圭吾はコンプレックスに囚われている』

    東野圭吾がこんなにおしゃべりだったなんて。だけど、逆に好感が持てた。天才じゃないことを確認できて安心もした。

    彼の作品がいかに完成度が高いもので、価値のあるものかこのエッセイを読めばわかる。彼を知れば、彼の産み出すものに曇りがないことを確信するだろう。

    東野圭吾は作家という名の芸術家であり、職人である。作者が神経質すぎる姿勢だからこそ、読者は安心して本を買い物語を楽しむことができる。

  • ダイエットのところは興味深く読みました。
    確かに、今はやたら痩せろ痩せろって風潮ですよね…。

  • パーソナルゾーン、MHC、容疑者Xにつながるような小話など、多彩な話柄で楽しませてもらった。サイエンスにクエスチョンマークがつく内容ではあったが、まっすぐに思いのたけを叫んでいる。好感をもって読んだ。本を読みたきゃちゃんと買えよとの恫喝も非常に良かった。この世に本がなくならによう精一杯貢献したい。

  • 理系の人の頭の中が知れて面白い

  • 東野圭吾さんの考えていることを少し知れたような感じ。確かに、理系の作家さんて少ないかも。とか本屋さんが少なくなる理由。とか新たな発見があった。平成17年に書かれた本だから、今現在の予想が外れていたり、当たっていたり、面白かった。

  • 小説家になって18年のエッセイ
    (江戸川乱歩賞3回応募で受賞 デビュー)

    小説ではない
    東野さんの本を
    読むのははじめて

    受賞後1作目からワープロ(かな入力)
     →キーを叩く回数を減らしたい
     →それからパソコンへ

    頭の中で映画のシーンを
    思い浮かべて小説(文)の形にする
    アイデアが出ない時もある
    と書いてあって..
    意外だった
    (こんなに沢山本書いているのに)

     東野さんの本て..
     凄い..というか

     "これがいい”っていうより
     ずっと面白い小説を
     何年も何十年も
     書き続けている所(イメージ)

     胆力 耐久力のある 
     アスリートとか
     登山家..プラス発明家..
     そういう人達に抱く
     "凄いな”という
     感情と似ている

    小説は読後
     実写映画か舞台を
     観たような気持ちになる
     (アニメではない)
     何かの記事で
     <クスノキの番人>が
     アニメで映画化される
     と読んで
     すごく意外だった
     ジブリ風とかだったら
     ..結構面白いのかも
    と思った
    エッセイは
    今から20年前(2005年)の本
     なので未来予想の答え合わせ
     になってたり
     憂いている事は
     20年経っても同じ
     だったり...
     昔のエッセイを
     今読むのも
     面白いなと思った



  • ブックオフで本を買う時、いつもごめんなさい…と思いながらレジへと進んでいる。大学卒業して、ちゃんと就職できたら本屋へ行くから、もう少しだけ…

  • 理系の目から見た社会批評エッセイ
    血液型診断に批判的だが、姉(教師)は信者
    携帯の着信に違う番号を表示する方法
    ※米国のコールバックサービスを使う

  • 時代の移り変わりにより、技術の進歩により、トリックが使えなくなったり、様々な問題が起きるが、新しいトリックも生まれるのも事実。昔は売れない作家だったが、今は売れっ子作家となり、映像の世界でも引っ張りだこである。作者が図書館やデジタルを毛嫌いしてるのは印税が入らなくなるからである。そこで、図書館などで借りる方式を変えてやる事が変わる一歩では無いだろうか?早く借りたい人はお金を払う!まずは10円単位で初めてみる。500番目に予約した人が早く読みたければ100円払うと100円払ってもいいというところまでジャンプアップするのだ。同様にしていき、それを印税に当てる。そうすれば本を買わない人も作者にお金を払うことになるし、早く読みたい人もすぐ読めるようになる。

  • 著者は大阪府立大学の工学部電気工学科卒。自動車部品メーカー(デンソー)で生産技術のエンジニアとして勤務したが、その後、会社を辞めて作家になった。ネットに「良心と常識」は存在するか???人は匿名では、嘘をつく可能性があるので、見ず知らずの人間から送られてくる文章を鵜呑みにできない。日常生活で、生理的あるいは本能的に「この人とは合いそうだ」とか「この人は苦手だ」と感じることはよくある。人は自分と似ていないMHCタイプの異性に惹かれるらしい。一種の「匂い」によって嗅ぎ分けているそうだ(MHCは細胞膜表面にある糖タンパク質で、免疫反応に必要なタンパクの遺伝子情報を含む)。

  • 高島屋で売却

  • 15年ほど前に読んで、ものすごーく影響を受けた一冊を再読。

    科学技術の進歩に対する著者の考え(滅びるものは滅びるままに、あるがままに、人間の自然破壊という行為もある意味自然現象のひとつ)など、当時はひどく感銘を受けた。

    最後のVictorの話は印象的で何度読んでも面白い。
    5歳の時に見たアニメCMを40年の時を経て、もう一度出会えるなんて、ロマンのある話だと思う。

    このエッセイが書かれたのは約20年前。
    少子化対策のひとつとして、女性が35歳を過ぎても普通に子供が産める環境を作ることが大切だと著者は訴えていた。
    当時と比べると、遥かに産みやすい環境にはなった。
    産休に育休に、体外受精の保険適用などがその例。
    著者の先見の明には驚かされる。エッセイの中では、この本がダントツで面白い。

  • いまになって読もうとしなくてもいいかもしれないな。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

東野圭吾の作品

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