さまよう刃 (角川文庫)

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レビュー : 1698
  • Amazon.co.jp ・本 (499ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043718061

感想・レビュー・書評

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  • 自分の子どもに同じことが起きたらと、とても考えさせられるストーリーでした。
    犯人を憎む気持ちや、復習してもなんの解決にもならないというどちらの考えも同調できたため、日本の司法制度も含めて引き込まれる要素満載の内容。

  • 誰もが長峰に同情し、長峰の復讐が叶うことを望んでいる。その思いはこの事件を担当している警察官たちも同じであった。しかし立場上、警察は法を守る為の行動をしなくてはならない。それがたとえ自分の気持ちに反していても。
    「自分たちが正義の刃と信じているものは、本当に正しい方向を向いているのだろうか・・・」
    この物語の結末は最も後味の悪いものになったが、少年法などの法律が持つ問題を深く考えさせられた。

  • 東野圭吾にしちゃぁ、何となくありきたりな展開と結末。こんなもんかね。

  • 未成年の少年たちに娘を殺された父親は一人を殺害後、失踪して復讐に走る。重苦しい読後感。

  • 結末はすっきりしない感じ。でも多くの読者が望むすっきりした形で終わってしまうのは社会的に怖い。誰もが報復したい気持ちを抑えられるよう、被害者家族の気持ちも汲んだ法整備が望まれる。更正も重要だが、そこを重視しすぎて犯罪の抑制が疎かになっている気がする。
    難しい問題だけど。

  • 少年法の壁、被害者家族の思いなど様々なことを考えさせられる内容。「正義の刃は正しい方を向いているのか」ということを我々は考えながら生きていかなければならないのだろう。ただ残念なのは、犯人たちが何故このような犯罪をするに至ったかについてもう少し触れてくれたらよかった(難しいのかもしれないが)。自分のスタンスとしては、こんな犯人は復讐されて当然と思ってしまう。まあ、このような犯人でも少年法に守られているということを考えてほしいということなのかもしれないが。

  • 読みながら、とても考えさせられた。警察は法の番人?被害者を守るのではない・・・ラストシーンの衝撃はとても大きかった。子を持つ親としてはとても人ごととは思えなかった。

  • やりきれなさが残る。
    娘を無事に育て上げられるのか不安になる。

  • 復讐に燃えるお父さんの話。
    ごくごく普通の良い人の感情が、どこにもいけなくなる悲しさ。
    結末も切なかった。

  • この頃、時代小説もよく読んでいたので、敵討ちが合法的に認められていた時代もあったんだよな〜、今とどちらが良かったのだろう?ととても考えさせられた。自分の子どもに何かあったら…仕返ししたい、同じ目に遭わせてやりたいと思ってしまう気はするし、でもそれはなんの救いにもならないこともわかってもいるし…。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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