- Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043718078
感想・レビュー・書評
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ミステリーというより、サスペンス風味のヒューマンドラマ、といったところでしょうか。しかし、それほど心に残りません。「使命」がキーワードであり、テーマなのですが、テーマの掘り下げが浅いというか、通り一遍の印象を受けました。この作品には悪人は登場しません。一応、それ風の人物はいますが、その人物も人間味ある部分が描かれます。全体的な物足りなさは、こうした「毒」のなさも関係しているのかもしれません。
ストーリーは、特に後半に入ってハラハラドキドキの展開になり、面白く読めました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2014.3.17
疑ってることとか、やっぱり大人なら気付くんだなぁ。「使命」という言葉をうまく使った、なかなか感じさせられることの多い作品だった。今回、犯人をなんだか応援してしまった。
最後、研修医の割には、めちゃくちゃかっこいいセリフになってて、ちょっと違和感が残ったかも(・・;) -
最後に救いのある医療サスペンスって、実は初めての経験だったかもしれない。そんな希望ある読後感が印象的でした。
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人の良心は最後まで残っている。
どんな犯罪者でも揺れ動く気持ちがあるかもともおもうけど、こう簡単にはいかないかも。
伏線の医者の葛藤にも感動。
最後に一つにまとまる話はさすが 東野さんの作品。 -
「医療ミスを公表しなければ病院を破壊する」突然の脅迫状に揺れる帝都大学病院。「隠された医療ミスなどない」と断言する心臓血管外科の権威・西園教授。しかし、研修医・氷室夕紀は、その言葉を鵜呑みにできなかった。西園が執刀した手術で帰らぬ人となった彼女の父は、意図的に死に至らしめられたのではという疑念を抱いていたからだ・・・・。
あの日、手術室で何があったのか?今日、何が起こるのか?大病院を前代未聞の危機が襲う。 -
ダラダラ読んでたらスピード感がおちた。さらっとよんでたら感覚違ってたかも。悪くない後味。もうすこしほりさげてほしいとこもあり。
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東野さんらしさが出ててよかったです。
登場人物の心理描写・伏線回収も見事で
ラストも感動的でした。
好きです。 -
命を扱う、医者も又、人間なのだ。
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この本を読むのは2回目。
全く印象に残っておらず3点にしていたが、もう一度読んで点数を上げることにした。
研修医の苦悩と病院への脅迫。2つのストーリーがうまくまとまっている。
一人を除いて?誰も悪くないのに、運命の歯車はこんなにも狂ってしまうのか。
題名にも入っている、使命という言葉が何度も胸を打つ。 -
一度読んだことがあるが、内容を忘れてしまったので再度。
様々な人間が複雑に絡み合っているので、自分も刑事と一緒になって推理できるから面白い。
著者プロフィール
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