バッテリー (角川文庫)

  • KADOKAWA/角川書店
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レビュー : 1238
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043721016

作品紹介・あらすじ

「そうだ、本気になれよ。本気で向かってこい。-関係ないこと全部捨てて、おれの球だけを見ろよ」中学入学を目前に控えた春休み、岡山県境の地方都市、新田に引っ越してきた原田巧。天才ピッチャーとしての才能に絶大な自信を持ち、それゆえ時に冷酷なまでに他者を切り捨てる巧の前に、同級生の永倉豪が現れ、彼とバッテリーを組むことを熱望する。巧に対し、豪はミットを構え本気の野球を申し出るが-。『これは本当に児童書なのか!?』ジャンルを越え、大人も子どもも夢中にさせたあの話題作が、ついに待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • いい意味で裏切られた作品。とがっているけど、愚直に、真っ直ぐに野球に取り組んでいる感じがいい。心理描写がしっかりしていた。

  • 自分の才能は無限だと思ってる
    周りは自分を理解してないと思ってる
    友達がみな子供じみて見える
    けど、本当に何もわかってないのは自分だったりする

    豪君みたいなのは稀で、中1男子なんて大体が巧みたいな感じなんじゃないのかなぁ。

    純粋に野球がしたいという病弱な弟である青波と、天才ピッチャーである巧に引けをとらない女房役になろうとする頼もしいキャッチャー豪をはじめとして、周りの仲間たちや大人たちが皆優しくて泣ける。

    天上天下唯我独尊の巧が変わってからどうなったか、続きが読みたいなぁ。

  • 前から気になっていたバッテリー。
    そしてあさのあつこ。
    期待以上の本でした。
    児童書とかそういうくくりにいれられない。
    巧と豪の最初の5球。ぞくぞくしました。面白くてにやついた。
    そして青波がかわいい。

    本当にいい本。

    何となく手に取れなかった本。
    大好きな人からいただいた本。
    心に残る本の一冊になりました。

    • 9nanokaさん
      難しい年頃の男の子、komoroさんのお家にもおられますね(^^)
      なんでそこでそんな言葉選んじゃったんだろうって気持ちになるシーンが結構...
      難しい年頃の男の子、komoroさんのお家にもおられますね(^^)
      なんでそこでそんな言葉選んじゃったんだろうって気持ちになるシーンが結構ありますよね。巧は特に不器用なタイプかもしれませんが。
      青波はとても可愛いですよね(^^)
      選ぶときにぱらぱら見ていたらとても懐かしく、自分のも買っちゃいました笑。
      2014/12/29
  • NHKドラマで観た「バッテリー」のイメージが残っているので、どうしてもあの兄弟とじいちゃんがドラマのキャストで思い浮かんでしまう…(豪のコはまだジュニアにいるのかな?)

    巧の弟に対するコンプレックス、母に対するコンプレックス、どうにもうまくコントロールできない自分、わかりすぎてイタイ。でも止まらない。
    豪ってホントにいい子だな。
    巧は豪ちゃんに出会えて幸せ者です。

  • ずっと気になっていた本。とても話題になっていたし、一度は読んでみたいなあと思っていた。子どもの国語ドリルで物語文として一部が抜粋されており、続きが気になって図書館で借りて読んだ。
    最初の数ページは入り込みにくかったけど、一度読み進めると止まらない勢いであっという間に読み終えた。春休みに母親の実家に引っ越した巧(小6)、青波(小3)兄弟。巧は少年野球でピッチャーをやっており、引っ越し先で豪というキャッチャーと出会う。
    思春期に入りつつある巧の自信といらだち、青波の母親から離れつつある心の動きがよくわかって、自分自身の子ども時代だったり、自分の子どもと照らし合わせてみたりしながら読んだ。父親、母親、兄弟、祖父、友人、いろいろな人の思いが文章の中から感じられてぐいぐい引き込まれていった。わかっているのについつっけんどんな態度をとってしまう巧の気持ちや、兄の後ろを追いかける青波の気持ちや、青波が心配なあまり口出ししすぎて煙たがられる母の気持ち、みんなよくわかるなあ。
    二人がいろんな壁にぶつかりながらも成長していく姿を今後読んでいくのが楽しみ。

  • 非常におもしろかった。

    ひたむきで一途に野球に向き合う少年。
    小学生離れした速球を投げる彼は、ピッチャーとしての才能に溢れる一方で、まわりに馴染むことを知らない。

    チームメイトとの友情を育みながら、人間として少しずつ成長していく、というようなよくあるスポーツ小説ではない。

    自分しか信じられない少年は、最後まで人に合わせることに不器用で、それでも何かが少しずつ変わっていき、そんなもっとずっと泥臭いような、清々しいような。

    大きく広がる将来に、純粋に胸をときめかせていた頃の感覚を思い出させてくれた。

  • ずっと楽しみに本棚で温めていた1冊です。
    読む前から絶対にいいものだってわかっていたので、もったいなくてすぐに読めなかったシリーズです。

    低空飛行な今の時期、読んだら元気になるかなと思って読んでみたら、元気になるというより・・・心の底まで何かが染み込んで浄化されました。
    美しいものを見ると自然と心が動くような、そんな感覚です。

    今度中学生になる天才野球少年「巧」と、喘息があって病気がちな弟「青波」
    そして、引っ越した先で出会った少年「豪」
    巧と豪の年齢は13歳。ちょうど一番澄み切っていて、それでいて尖っていて、少し苦味が混じりはじめたような年頃でしょうか。

    驚かされるのは、巧の真っ直ぐなプロ意識、というか好きなものをとことんやるという姿勢。
    中学生って、正直もう子どもじゃないですよね。
    まだまだ感情と向き合うのが上手くないところもあったりするけど、真剣に物事を考えられるし、挫折や失敗が少ないから真っ直ぐに自分を信じられる。
    一方で、彼らなら挫折をしても真っ直ぐ進んでくれるんじゃないかと思わせてくれるようなひたむきさがあって。

    病気がちで今まで運動はあまりしてこれなかったけど、すごくたくさんのことを考えている青波も、
    くまさんみたいに大らかで優しくて、頼もしい豪も、
    これからの成長が楽しみな人ばかり。

    まだまだ物語は始まったばかりで、これからどんな出会いを繰り広げていくのか楽しみで仕方ないです。
    1冊ずつ丁寧に読んでいこうと思います。

  • 自分の中の少年像の根底はいつまで経っても原田巧に尽きる 冴えた雰囲気を纏い孤高なのに人を惹きつけてやまない存在

  • あっっっという間に読めた。
    巧くんは、超生意気だけど、きっとどんどんいい男になっていくんだろうな。

    私は豪くんが一番好き。
    医者の一人息子なんだけど、それを鼻にかけず、おおらかで純粋で。

    豪くんの将来も楽しみだ。

  • あさのさんの本はスラスラ読めて好き。
    おお振りとは違って、くらーい感じかな。


    親の何ていうか、子供を思う気持ちってなんだかねぇw

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著者プロフィール

作家

「2021年 『星に祈る おいち不思議がたり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

あさのあつこの作品

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