バッテリー (角川文庫)

制作 : 佐藤 真紀子 
  • KADOKAWA/角川書店
3.74
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本棚登録 : 9157
レビュー : 1207
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043721016

感想・レビュー・書評

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  • 前から気になっていたバッテリー。
    そしてあさのあつこ。
    期待以上の本でした。
    児童書とかそういうくくりにいれられない。
    巧と豪の最初の5球。ぞくぞくしました。面白くてにやついた。
    そして青波がかわいい。

    本当にいい本。

    何となく手に取れなかった本。
    大好きな人からいただいた本。
    心に残る本の一冊になりました。

    • 9nanokaさん
      難しい年頃の男の子、komoroさんのお家にもおられますね(^^)
      なんでそこでそんな言葉選んじゃったんだろうって気持ちになるシーンが結構...
      難しい年頃の男の子、komoroさんのお家にもおられますね(^^)
      なんでそこでそんな言葉選んじゃったんだろうって気持ちになるシーンが結構ありますよね。巧は特に不器用なタイプかもしれませんが。
      青波はとても可愛いですよね(^^)
      選ぶときにぱらぱら見ていたらとても懐かしく、自分のも買っちゃいました笑。
      2014/12/29
  • 非常におもしろかった。

    ひたむきで一途に野球に向き合う少年。
    小学生離れした速球を投げる彼は、ピッチャーとしての才能に溢れる一方で、まわりに馴染むことを知らない。

    チームメイトとの友情を育みながら、人間として少しずつ成長していく、というようなよくあるスポーツ小説ではない。

    自分しか信じられない少年は、最後まで人に合わせることに不器用で、それでも何かが少しずつ変わっていき、そんなもっとずっと泥臭いような、清々しいような。

    大きく広がる将来に、純粋に胸をときめかせていた頃の感覚を思い出させてくれた。

  • 自分の中の少年像の根底はいつまで経っても原田巧に尽きる 冴えた雰囲気を纏い孤高なのに人を惹きつけてやまない存在

  • 野球の事は、ちっともわからない私でも、ついつい夢中になって読んでしまう。登場人物の気持ちにそって読み進める事が出来る、すごい本だと思います。

  • 野球好きな私が、高校時代に出会い夢中になった本。読んだあとの熱を抑えきれず、書き綴った読書感想文で、なんと賞まで取ってしまった。

    孤高のピッチャー・巧と、誠実なキャッチャー・豪。人間は、こんなにも欲をむき出しにして何かを望むものなのか、と。その本能を揺さぶるほどの想いに、私は心を鷲づかみにされたようだった。
    元々キャッチャーというポジションが好きな私だけれど、憧れるのは巧が放つ自我。大人になる中で、それはきっと鳴りを潜めていくのだろう。豪のように、人を赦す強さがなければ、あまりにも生き辛いだろうと思う。
    でも同時に、巧にしかないものもなくさないでほしいと、豪が焦がれ続けた巧のままでいてほしいと、そんなふうにも思った。

  • 言わずと知れた野球をテーマにした小説。1巻では中学入学を控えた主人公が新田に引っ越してきて永倉豪やその仲間たちと出会う場面から始まる。

    主人公は非常にプライドが高い人物。ピッチャーとしての才能があることを自覚しつつも、努力を怠らない。野球に対しては非常にストイックであり、ベタついた友情ごっこなど決して持ち込まない。読んでいて『MAJOR』の主人公、茂野吾郎を思い出した。周りに惑わされず自分の意思を貫こうとする信念の強さが両者に通じるものであると思った。
    その一方で弟が家に帰ってこない時すぐに飛び出して探しに行こうとする辺り、厳しいながらも弟想いな一面も持ち合わせてるのではないかと思った。

    2巻ではいよいよ主人公が中学野球部に入部する。主人公が野球を通じてどのような人間に成長していくのか、注目していきたい。

  • あさのあつこさんは児童文学の人。そのせいで児童文学にカテゴリーされているようですが、いえいえ、大人が楽しめます。
    読んでる途中で少年達の生臭さが足りない感じを受けたのですが、「女のわたしが若い異性に感じた十代ゆえの眩さを信じたかった。」というあとがきを読んでよく判りました。そうですね、なにやら憧れのようなものを感じます。それが登場人物たちに清冽さを与えているようです。
    とにかく人物像が素晴らしい。元高校野球監督で野球バカの祖父。その祖父に反発し、病弱の弟にばかり注意が言ってしまう母親。良い人だけど仕事に追われ家族との接触が少なかった父親。そんな中で自らのピッチングの才能を信じ、倣岸・孤高を保とうとする主人公。そして懐の大きな友人・豪と、感性豊かで素直な弟。一人一人が際立っています。
    ストーリーそのものは孤高の天才ピッチャーがチームワークに目覚めていくという、悪く言えばありふれたものかもしれませんが、登場人物の良さで実に良い物語になっています。
    一気読みでした。

  • 母に薦められて。ただ、彼女は物語の最初の方で主人公に反感を抱いたといっていたが、私はむしろ主人公の母親に苛立ちを感じた。この読後感の違いは、きっと子育てをしたことがあるかどうかによるものだと思うのだが、それだけ作者が、子供の視点を模索しようとしたからだろう。まだ子供の視点から読める時代に出会っておいてよかった。

  •  野球関係の小説は、なんとなく今まで敬遠してきました。
    ノンフィクションとか、実際の試合を生で観るほうが
    面白いなと思ってました。「バッテリー」も本屋に並んでいたのは目にしていたけど、手にしたことはなく。

     ちょっとしたきっかけで図書館で借りて読みましたが、
    スラスラ読めて面白かったです。

     1巻は、自分に絶対の自信を持つピッチャーが転校先の中学校で
    キャッチャー候補と出会います。捕れないストレートって
    ないような気もするけど、それも小説の良さの一つかも。

     

     

    • まろんさん
      はじめまして。フォローしていただいて、ありがとうございます!まろんです。

      かなりの運動音痴で、小学校で初めて野球をしたときには
      奇跡的に打...
      はじめまして。フォローしていただいて、ありがとうございます!まろんです。

      かなりの運動音痴で、小学校で初めて野球をしたときには
      奇跡的に打てたのに、1塁ではなく3塁に向かって全力疾走した私ですが
      『バッテリー』は、とても好きな本です。
      感情を素直に伝えられない巧が可愛くて
      おおらかで、中学生にしてあの包容力の豪が素敵で。
      男の子が心も身体も加速度的に成長する中学時代を
      丁寧に、鮮やかに描いた傑作ですよね!

      お仕事柄、とても難しそうな本がいっぱい並んでいるSSSさんの本棚に比べて
      私の本棚はミーハーを絵に描いたようでお恥ずかしいのですが
      これからもSSSさんのレビュー、楽しみにしています。
      どうぞよろしくお願いします(*^_^*)
      2013/01/25
  • 児童書、なんですか。というか、児童書、ってなんですか?さすがに絵本じゃないだろうし・・・国語の教科書とかに載ってる話?
    確かにいわれてみれば、教科書に載っててもおかしくない!
    「下線部の主人公の気持ちを30字以内で表しなさい(20点)」みたいな。
    そういえば嫌いだったな~、国語の問題。「気持ちなんて分かるかよぅ!」と、小学生ながら思ってまして、そういう気持ちは今も変わらずありまして。そもそも基本的に、言葉は額面どおり、態度は表のみ受け取るタイプですので、深読み・裏読み完全に無理です!
    こんな感じで、「げー、また話し読んで気持ち考えるの~?」と、小学生の時は教科書に載ってる話があまり素晴らしいとは思いませんでしたね、ごんぎつね読んで号泣しましたけど。

    そして成長して、テスト抜きで読んでみるといいもんですね~、児童書も。
    作者の後書に、「スレてない青少年が書きたい」みたいなこと書いてありましたけど、その通りです。素直すぎてかわいいです。
    大人からみれば、たかが野球、たかがサッカー、たかが・・・なんてことは山ほどありますけど、子供にとってはそれが人生の中軸なんですよね。自分もありました。自分の人生、主人公は自分とチームメート。取り巻くものは高校とサッカー。大人?通行人でしょ、って時期が。
    こういう時、"大人"はどうしても子供の世界に入り込めません、実体験から申すに。
    そういう態度が現れまくってます、主人公。
    ただ、他人を見下してきた態度は、新たな友人の出現により改められてきますけどね。
    そうやって、他人を自分の物差しに当てて評価しなくなった時、「人間が成長する」って言うんでしょうね、世の中では。

    成長したいかどうかは別ですけど。

    読んだ時、事あるごとに、「いいなぁ~青春っ!」な~んて感動してましたけど、実際に中学生が読んだらどう思うんでしょう?
    大人が描き出す子供の世界だから、大人の自分の想像にピッタリはまって感動するだけなのかな?

    中学生の評価が知りたいです。中学生・・・ゆうやに頼むか!

著者プロフィール

あさの あつこ
1954年生まれの小説家、児童文学作家。岡山県英田郡美作町(現:美作市)湯郷出身。幼少の頃から本に親しみ、中学の頃から創作日記をつけはじめ、中学2、3年生の頃から作家を志す。青山学院大学文学部入学後、児童文学サークルに入り活動。卒業後小学校の臨時教諭を2年間務め、結婚。日本同人協会「季節風」同人となり、そこに連載した『ほたる館物語』で作家デビュー。
代表作に、1996年から執筆を続ける『バッテリー』。97年野間児童文芸賞受賞、99年『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、2005年『バッテリー』全6巻で小学館児童出版文化賞をそれぞれ受賞。シリーズ1000万部超の大ベストセラーとなり、映画化・アニメ化された。

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