バッテリーII (角川文庫)

  • KADOKAWA (2004年6月25日発売)
3.70
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784043721023

作品紹介・あらすじ

中学生になって、野球部に入部した巧。監督の強硬な指導に我関せずの巧。そんな彼に対し周囲からは非難が集中する。そしてついにある事件が起こり…!大人気シリーズ第二弾!

感想・レビュー・書評

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  • 中学校入学。2000年代前半の作品なので、教師が頭ごなしに押さえつけたり、暴力教師だったり、先輩からのリンチだったり、時代が今とは違うなー、と。
    ただ、巧の傲慢さはそのまま。そりゃ同級生ともぶつかるし、先輩からはにらまれるだろ、と思ってしまう。
    中1でこの態度か?と思わないでもないが。
    中1ってこんなに大人じゃないよなー。男子だし(笑)
    巧だけでなく、豪も東谷も沢口もどう成長していくか見届けたい。

  • やっぱりめちゃくちゃいい。
    胸が熱くなる。

    1よりコメディ要素も多くて、
    めちゃくちゃ笑えた。

    自信家でとがりすぎで青臭い主人公には
    もうちょっと気を使えよって思うけど、
    自分を曲げない、そして時々素直な様子も
    好感を持てるし、強さに憧れる。

    いかにも中学生な感じの、
    陰湿ないじめ。
    読んでいてとても辛かった。
    沢口も気の毒で。

    でもなんとか快方に向かうのかしら。
    キャプテンもさっぱりとしたいいやつやもんね。

    このシリーズは絶対にはまる。

  • ☆5じゃ足りないぐらい面白い作品です!!
    バッテリー⑵も楽しませてもらいました^^

  • ※2007年頃読んだ際のレビューです。

    できることなら☆6つ付けたい第2巻。
    映像化してほしいと思いました。

    1日1日を丁寧に描いているので登場人物の心理がしっかりと伝わってくる。

    すべて客観的に書かれた文なのに巧と豪、それぞれの視点に最適な場面で切り替わる構成も◎。

    これからどうなっていくのか本当に目が離せません。
    おもしろいです。

  • 野球に全力をささげる少年たちの話。

    曲がったことがきらいで、自分が納得することにしか従わないピッチャー巧。周りに気を遣い、平和主義のキャッチャー豪。2人はときにぶつかりながらも、お互い信頼し合う最高のパートナーである。
    自分が正しいと思ったことは何がなんでも貫くという巧の信念の強さには感銘を受けた。

    野球が好きという一心で、まっすぐに野球に向き合う少年たちを見ていると、自分も一心不乱になって頑張れる何かがほしいという気持ちになった。

  • 中学校の一学期あたりを描く二作目。
    巧と豪のコンビはなかなか言葉にすることができない年頃の子たちの気持ちを表現しているのもあり、もどかしい感じが出ているのが良かった。また、巧の試合は出させてもらうものではなく、出るものだ。と、自分の力を信じて、自分の力で切り開けるようになると信じているのも少年らしく良かった。その対比として冷静で大人な諦めを持っているのが豪というキャラクターなのだろう。

    物語の後半では、巧への嫉妬で三年生が事件を起こし、部活は停止処分に。春の大会への出場も見送ることに。今後の部活動と顧問の立ち位置が気になる最後だった。

  • 3.7
    →今回もすごく面白かったです!巧と豪の仲が少しずつ深まっていくのをみて嬉しくなりました‪☺︎‬
    先輩達への対応は納得がいかないので、次回で変化があって欲しいです…

  • ごまかされないぞと思う。
    傷だろうが目だろうがそんなものにごまかされない。
    自分の感じたものがいちばん、たしかだ。

    今まで見てきたもの。考えたこともなかった。自分の過ごしてきたもの
    が、ひどくあやふやで形のないものに思えた。

    今まで自分が確信していたことが、ゆらぐ

  • 舞台は中学、新たなステージ!
    ただそこにグラウンドがあって
    ボールがあってグローブがあって
    野球をやりたいだけなのに、
    なんで大人が割って入ってくんだっていう
    巧の叫びが苦しいし痛い。
    そしてあの、衝撃の、リンチ回………。
    例のシーンを小中学生のときに読んでたの、
    今思えばかなり性癖歪ませられるな…
    文章だと、さらに鮮明でした。
    巧の、負けるもんか曲げるもんかの意志の強さ、
    作者の心情とも繋がるのかと
    あとがき読んでなんかめちゃくちゃ泣きたくなった。
    青春ではあるけど、成長でも友情でもない物語。
    あーーーっやっぱり好きすぎる!!!!

  • 児童文学というジャンル柄なのか、それともあさのあつこさんの文体がそうなのかは分からないのですが、読んでいて凄く直感的に心が揺さぶられるなと思いました。

    幼い苦悩、純粋でいられない苦しさ、現実と混ざり合うことがまだ出来なくて、押しつぶされそうになる感覚、というか、上手く言葉に出来ないんですが、そういうもどかしさとか、反対に凄く明るくなったりとか、訴えかけ方がどストレート。

    今回もとっても面白く、続きが楽しみです。

  • 完璧な人が出てこなかったりして、めっちゃリアル。
    それでいて面白い。
    でも痛い部分もある。
    中学生の気持ちになれる。

  • 中一の巧は面倒くさい奴であまり好きになれない。大人の目で見ると、このさき巧には挫折しか待っていない気がする。小六の豪が言った「おまえ、きっと、ピンチに弱いぜ」は本当のような気がする。野球部にすぐに入部しない巧の態度は、新田東中野球部そのものをばかにしている。実力もあって自信もある姿は羨ましいが、まだ十三歳だ。強くて上手くなりたいなら、監督や先輩から謙虚に学ぶ姿勢は必要だと思う。巧がやりたいのは野球なのだろううか?、と思う。巧がやりたいのは自分の球をしっかり受け取ってくれる豪を相手に渾身の速球を投げることなんじゃないかな。極端な話、バッターも要らない気もする。だって、打たれるなんて思っていないのだから。それに対して豪がやりたいのは野球なんだと思う。巧とのバッテリーで勝ち続けて全国制覇に挑戦したいんだと思う。
    豪や東谷や沢口、戸村監督、洋三が巧を選手として人として根気よく磨いてくれるといいな。

  • 初読

    一巻よりは良かったかなー
    相変わらず巧の人物設定はねーよwなんだけど(豪もな)
    一巻よりも自然だったのと、
    さらにわきのピーピーした友人達が良かった。

  • 「育ててもらわなくてもいい。誰の力を借りなくても、おれは最高のピッチャーになる。信じているのは自分の力だーー」
    中学生になり野球部に入部きた巧と
    豪。二人を待っていたのは監督の徹底管理の下、流れ作業のように部活をこなす先輩部員達だった。
    監督に歯向かい絶対の自信を見せる巧に対し、豪はとまどい周囲は不満を募らせていく。そしてついに、ある事件が起きて……!
    各メディアが絶賛!大人も子どもも夢中になる大人気作品!

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    2巻が一番好きなんだな!
    髪を短くしたら、球が速くなるのか
    って巧が言うのに、感銘を受けた中学生の私……

    当時は巧の気持ちが凄くわかる、って思ってたけど、それは観念として理解できる物というか……
    展西とか緑川の気持ちもわからんでもないよね……
    巧のように、自分だけを信じるのって誰もが目指すところではあるけど、出来ないからこそ、憧れるんだよな……
    でも実際、従っちゃった方が楽だろ、って思ったり、それに惹かれつつも自分は同じようには出来ないって悩む豪ちゃんにこそ、同調してたんだなあ、と今となっては思う。

    今回は文庫で読み返してるんだが、文庫3巻までしか持ってないから買いにいかなきゃ!

    ハードは挿絵が、文庫は次から書き下ろしが……商売がうまいぜ……

  •  2巻では、ピッチャー巧も中学生になります。
    中学校では、顧問の先生と揉めたり、先輩と衝突して
    リンチされたり。。。部活動停止。

     中学1年生で3年生にあれだけ反抗できるのは、
    あんまり観たことないなと思いました。展西さんみたいな
    人は管理が厳しい学校には結構いそうです。

     

  • 巧が中学生になりました。
    燃え上がる火の玉のような、膨大なエネルギー体のような、強すぎる自我の塊のような少年が、最も規律の厳しい檻の中へと放り込まれた。自分を曲げる、或いは曲げたように演じることができなければ、そこでは生きてはいけないのに。大多数の人間はその術を覚えて通過してゆくのに。
    なんて不器用で真っ直ぐで強い子なのだろう。
    自分にはないその強さに、憧れと嫉妬と嘲りと、やっぱり憧れを抱く。
    あと青波がすごく可愛い!!

  • 相変わらず、野球に対して、ピッチャーとしての自信に揺るぎない巧。
    周りの人たち(特に両親)が心配していた、
    「中学でやっていけるのか」という部分が描かれた巻です。

    自信家で、自分が認めたことしか従わない巧に立ちはだかるのは
    ・権力(言い過ぎ?)で押さえつけようとする先生
    ・巧を生意気だと良く思っていない上級生
    …と設定は少々ベタ。
    少々やりすぎでは…と思う部分もありつつも、
    確実に巧と豪ちゃんは、バッテリー?パートナー?としての絆は強くなっています。

    監督、じいちゃんの過去が分かり、
    ばらばらだった話がくっついていくような感覚が面白い。


    「野球がしたい」自分を曲げない巧、純粋だと思っていましたが、
    無知な状態での純粋さは、割と傲慢だったりするのかもしれない。
    …と生意気ながら思ってしまった私。


    巧、豪ちゃん、青波。
    個人的に、やっぱり出来すぎた人格だと思えてしまいますが、
    彼らを最後まで見守りたい気持ちになる作品。

    また、これは単純な疑問なのですが。
    バッテリーは児童書向けに書かれた作品だそうですが、
    この作品で児童達にくみ取って欲しい趣旨って何なんだろう?
    (あとがきを読む限りでは、著者自身の思い入れのほうが強い印象を受けたので。)

    2巻は、実際の学校生活が描かれているだけに、
    「自信やそれに伴う実力を持っていれば、正義になる」って
    思わなければ良いのだけれど。
    この作品、読むなら、最後まで読んでもらわないとだな、きっと☆

  • あさのさん月間っぽいことしてます

    後輩いじめはよくないな
    でもこどもをちゃんと見てあげられない大人もよくないと思った
    早く大人になりたいっていう巧君の気持ちも同年代としてわからないこともないけど、そんなに急いでどこいくの?って思っちゃう
    メリーさんがかわいいなあ

  • 大好き。特に、この2巻が一番好き。
    うまく言葉にできないけど、彼らの一途さに、脆さに、強さに、泣けてしまう。

    枝葉の話だけど、あの風紀委員の女の子も好き。
    理不尽に強権的でがんじがらめな「中学校」という世界で、持ち物チェックの自己申告制を提案するなんてなかなかできないよね。
    彼女はきっと、強くて優しい、素敵な女性に成長するだろうなあ。

  • リンチシーンが痛々し過ぎる…。
    ただ野球やりたいだけやのになあ。
    好きなことやるのって難しいよね…。

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著者プロフィール

あさの あつこ:1954(昭和29)年、岡山県生れ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師ののち、作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリーII』で日本児童文学者協会賞、『バッテリーI~VI』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞。著書は『福音の少年』『No.6』シリーズ、『弥勒の月』『アーセナルにおいでよ』など多数。

「2025年 『あなただけの物語のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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