バッテリー (2) (角川文庫)

  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043721023

感想・レビュー・書評

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  • 20160902 読み終わるとともに続きを読みたくなる。負けない何かを求めているのか変わって欲しくない期待なのか。読むのにも力がいる事を久しぶりに経験している。

  • 自分の気持ちだけでなく、人の気持ちも汲めるようになる、これが成長の一つでしょう。

  • 「おまえさえ、入部せんかったらよかったんだよ。おまえみたいに言いたいこと言うて、やりたいことやって…好きかってやりやがって、それでいきなり先発だと。ふざけんなよ。なんのがまんもせんといて、自分の思いどおりのことやって…野球が好きだって…ばかにすんな。ふざけてるよ。おまえも監督もふざけとるんじゃ。どっかおかしいんだよ」
    ー展西

  • 野球をすることが大好きな巧が中学校に入学して、そこでも野球を続けようとするけれども、そこで大きな「大人の壁」というやつにぶち当たってしまう……という感じで、なんというか「おおおおおお!」となっています。
    それこそ、小学校の頃はただ「好きだ」というだけでやっていけてたし、「うまい」というだけで尊敬の対象にもなっていたのだけれど、それが中学生になると一気にそういう訳にもいかなくて、人間関係が複雑になって「先輩」だとか「後輩」だとか訳のわからない枠組みができて、それこそ「ちょっと早く生まれただけで」えらそうにされる時代がやってくる……。

    というものすごく不条理を感じたあの頃のことをひしひしと思い出してなんか、意味もわからなく「ぬおおお」ってなりました。
    なんなんでしょうね、あの時代って。
    でも、それだけこの小説はそういう時期のちょうど子供から大人に変わる時の感情がリアル。
    リアルなだけにとっても痛かったり、胸をかきむしられたりするような気持ちになったりもします。
    ドキドキしました。

    ただ、過ぎてしまった今だからこそいえることなんですし、私は幸か不幸か女だったので、厳密に言えば巧の立場とは違うのでまるっきりそれが当てはまるわけではないですが、自分たちが気にすれば気にするほど、事態は泥沼化する……。
    自分という信念を持っていれば、意外と払いのけられるものだよ。まあ、別の苦労は背負うのかもしれないけど。
    でも、それを苦労と感じるのかどうかは、ひとそれぞれかもしれませんね、と思いました。

    あー! どうやったら、この微妙で苦しくて鬱陶しい時期をこんなに爽やかに描けるのか、この作者さんの才能に、思わず嫉妬します。
    子供の心を忘れない作者さんに乾杯!
    多分、これは中学生の時に読むと号泣できる話だと思うので、是非、中学生のお子さんがいたら読ませてあげるといいと思います。

  • 1巻から続き。2巻半ば〜3巻はストーリー追いの内容。心情面は少し薄くなり読み応えが減る

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00144438

  • 野球部に入部するが…

  • 野球一筋というか、それ以外意味が無いといった思い込み。
    共感し難い。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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