バッテリー 3 (角川文庫)

制作 : 佐藤 真紀子 
  • 角川書店
3.65
  • (574)
  • (558)
  • (1358)
  • (41)
  • (6)
本棚登録 : 5356
レビュー : 346
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043721030

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 部活動禁止が解け、部内で紅白戦をしたり、他校と練習試合をしたりする。

    こんな中学生居ないだろうと思いつつも、主人公らの内面の描写が丁寧に書かれているので、一々共感してしまう。巻末の青波を主人公とした短編も中々良かった。

    それは願望でもなく夢でもなく、意思なのだ。自分の中を真っ直ぐ貫いていく一つの意志。掴み取ってみせる。

  • 野球少年の物語とあったのでそれほど期待していませんでした。私は、野球自体あまり興味がなく「スクイズ」というのが何のことなのかも知らないんです。
    そんな興味薄めで読み始めたこのバッテリー。……面白いんですよ。これが児童文学の本とは思えなかった。私は大人なので、大人の視点から物語を見ちゃうんですが、それでもとても面白い。親として「……うーん、難しい」と深く感情移入してしまうシーンもありますが、少年達の気持ちの動きも気がつくとわかる気がしてどんどん面白くなるんです。
     児童文学だからなのか、読みやすいのも良かったです。結構さらっという読後感。でも胸にじんっとくるんです。

  •  なんというか、主人公たちが本当に青春をしてて、いい話です。

     いきなり、部活中止の事態に追い込まれて、憤慨する巧。
     野球とはいったい誰のためのものなのか? という疑問を彼は持ちながら、野球のできない我が身を歯がゆく思う。
     自分の関係ないところで、勝手に事態が収められ、勝手に何かを決められる、という状況を巧は好ましく思わない。

     しかしながら、再び野球が出来るようになった時に顧問から伝えられたのは、「紅白戦をやる」ということだった。

     本当に少年たちが真っ直ぐで眩しくて、申し訳ないくらいだったんですが、まあそれだかこその失敗もあるわけで、どうなるかはわからないですが、真っ直ぐな彼らの成長を見守りたいと思うんですが、残りの巻数でどこまで物語が進むのか、残念に思いながら、楽しみに読みたいと思います。

  • 何となく2作目と同じような感想です。
    確かに面白い。でも、何となくパターン化されてきているような。。。
    今のところ巧・豪と海音寺などのキャラで持っているという気がします。
    この作品には?・?に有った著者あとがきが有りません。実はこの"あとがき"がとても良いのです。作者の真摯さにじみ出てきて。作品を褒めず、あとがきを褒めるのも変ですけど。。。。

  • 児童書というにはやや難しい気もしたが、児童書と侮ってはいけない濃密さ。
    傲慢なまでの天才ぶりは、青春スポーツ小説にしてはかなり珍しい。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/14435066.html

  • 活動休止になった野球部ですが、3年生のレギュラー・メンバーと、巧や豪たちが主体となる1年生・2年生メンバーとの間で紅白戦がおこなわれることになり、巧たちは見事勝利を収めます。

    その後、巧の投球にはさらに上があると見抜いたキャプテンの海音寺は、横手第二中学校のスラッガー・門脇秀吾に連絡を取り、横手中学との練習試合を申し込みます。海音寺から巧の話を聞いた門脇は、天才1年生ピッチャーのボールを自分の目で確かめるためにやってきますが、そこで巧は、豪の構えるキャッチャー・ミットめがけて全力で投球することを躊躇してしまいます。巧が自分を信頼していないことに気づいた豪は傷つき、1年生バッテリーの間に亀裂が生まれてしまいます。

    この辺りから、天才に魅入られてしまった者の苦しみが豪にのしかかり、彼のキャラクターが少し重苦しい印象になり、それが物語の終わりまで続いていきます。彼には、巧の頼りになる女房役といった役回りを期待していたので、個人的には少し残念です。

    なお巻末には、青波の視点から描かれた短編「樹下の少年」が収められています。

  • チームの事を考える海音寺キャプテンかっこいい。巧と豪の関係どうなっていくのかなあ。

  • ちょっと拍子抜け。

    前巻のイジメ問題が何の盛り上がりもなくスルー。

    なんか納得いかないけど、それ以外は問題なし。

    続き読もう。

  • 中学入学時に父母の故郷である中国地方の新田市に越してきた、野球少年のお話第三巻。

  • Ⅲ・Ⅳは巧たちよりも周りの登場人物に助けられた感じがあって、どうも巧の話からずれてきてる気もしますが、ラストはどうもっていくのか楽しみでもあります。

著者プロフィール

あさの あつこ
1954年生まれの小説家、児童文学作家。岡山県英田郡美作町(現:美作市)湯郷出身。幼少の頃から本に親しみ、中学の頃から創作日記をつけはじめ、中学2、3年生の頃から作家を志す。青山学院大学文学部入学後、児童文学サークルに入り活動。卒業後小学校の臨時教諭を2年間務め、結婚。日本同人協会「季節風」同人となり、そこに連載した『ほたる館物語』で作家デビュー。
代表作に、1996年から執筆を続ける『バッテリー』。97年野間児童文芸賞受賞、99年『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、2005年『バッテリー』全6巻で小学館児童出版文化賞をそれぞれ受賞。シリーズ1000万部超の大ベストセラーとなり、映画化・アニメ化された。

バッテリー 3 (角川文庫)のその他の作品

あさのあつこの作品

ツイートする