- KADOKAWA (2005年12月22日発売)
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感想 : 341件
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784043721047
作品紹介・あらすじ
「自分の限界の先を見てみたい。自分の力を見きった先に行ってみたい」強豪横手との練習試合で完敗した巧たち。自分では巧の球を受けきれないのでは、という恐怖心を感じてしまった豪は…!超人気作待望の新刊!
感想・レビュー・書評
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豪がなぜあんなに崩れてしまったのか?真面目すぎる豪だから??
私には野球の本質がわからないけど、球が取れなかったことをそんなに引きずるものなのかな?
豪が何に葛藤しているのかよく理解できないところもあるが、がんばれ豪!!と応援しながら読む。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
徐々に巧と豪以外のキャラクターが際立ってきた4巻。
どの登場人物も私は好きです。
野球がテーマだけど、よくあるスポーツの試合経過がメインのものではなく、野球と向き合う少年たちの一途な思いやそこでぶつかり合う友情、それぞれの成長がゆっくりと丁寧に描かれていて引き込まれるように読んでしまいます。
巧と豪というバッテリーが今後どうなっていくのか。とても楽しみ。
巻末についていた3歳の巧を描いた「空を仰いで」も
なかなか良かったです。
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3.6
→巧と豪のバッテリーが崩れてしまったのは衝撃的でした…毎回上手くいくのではなく、失敗しながらも成長していく姿がすごく良かったです! -
季節が変わる巻だったが、情景の描写が丁寧で自分も新田に行ってみたいと思えるほどだった。それぞれの思いが出てきて、上手く伝わらない、伝えられない葛藤があって、のめり込めるものがあるっていいなぁ。と思った。これからどんな展開になるのか気になる。
★自分をさらけ出せない人間は、脆いのだ。跪いて泣いて、弱さももろさもさらけ出せる者の方が、強くてしなやかなのかもしれない。
★野球が好きだと言う単純な想いをみんな、それぞれで形にしていく。
★いつ、どこで、何に、誰に出会うかなんて、わからないじゃないか。予測どおり、計画どおりの未来なんて、4見捨てられた広告ビラみたいに、意味なくて頼りなくて、どこかに飛んでいってしまう。ここを行けば安全で豊かな将来があるからと教えられた道が、色褪せて、薄れていく。足場もない岩壁と高くそびえる山の頂を見てしまった。もしかしたら、この壁を登れるかもしれない。そう思ってしまった。
★自分に向かい合うことが1番、しんどい。向かい合わなくてすむのなら、自分の限界や弱さから、目を背けることができるのなら、幸せだと思う。 -
横手二中との試合後、巧と豪がどのようにして立ち直っていくかが描かれている。
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野球に正面から向き合う永倉を混乱させた瑞垣にムカつく…
などと登場人物に感情移入しまくりながら、第4巻を読む木陰の向こうからは野球部の練習の掛け声や打球音が聞こえてくる。 -
野球って楽しいだけじゃなくてつらくてくじけそうになる時もあるんだと知れた
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この物語を読み始めて気がついたら巧には絶対的な力があると思い込んでいた、豪や門脇と同じように。門脇が豪快に三振したにも関わらず、瑞垣には打てるのだ。そもそも絶対的な力、誰にも打たれない球ってそうそうないような気がする。誰かにとってとても苦手なことが、他の人にとっては得意なことだたったりする。誰かと比べて何かが秀でている。そういういことじゃないかな。沢口や東谷、吉貞は巧が豪速球を投げれることしか取り柄がないことを知っている。それ以外はまるでダメなのだ。でもこの物語はそんな偏った天才ピッチャー巧を簡単に十三歳の少年にはさせない。楽しい野球を知らない巧は伝説的な選手になるか、ごく平凡な人になるか、どっちかだ。瑞垣って、あさのあつこ自身じゃないかなって思う。自分が描く主人公の力を試すように。
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2、3歳で巧と豪が、会っていたとは、ビックリした。
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回を経るごとに大好きな作品になってくれる。
眩しすぎて、純粋すぎて見てられないくらい、もどかしくて苦しくて、でも熱くて輝いてる。
今まで読んだ本の中で、1番巧や豪君達が生きていると感じるのはどうしてなんだろう。
なんか、鼓動を感じるというか。
息遣いとか、肌の熱とか、生々しさとも違うんだけど、命の輝きみたいなものを感じる。
この先も楽しみ、明日読もうと思います。 -
まるまる一冊、すれ違いのバッテリー。
とうとう未知のストーリーに入ったわけですが
なかなかに、本当なかなかに渋い展開だった…!
どうしてここまでこじれるのか、
色々考えたりしたけども
まだ巧と豪って出会って一年も経ってないし
むしろあの粋がってた入学当初、
まだ出会って1ヶ月そこらで
バッテリーとして試合にも出てなかったのに
俺の球はあいつしか取れない、あいつの球は俺しか取れないって信じきっちゃうほどにめろめろだったわけですか………
それが拗れに拗れてここまでくるの、分かりすぎる。
豪ちゃんといい、ライバルチームの門脇といい、
あそこまで感情を揺さぶるピッチャー・巧の存在。
本当にずるい…!ずるいけど目で追ってしまう!
そこに浮上するキャッチャー・吉貞案。
監督はムゴいことをするなぁぁぁ。
でもそれがチームのため。
でも巧はチームのためじゃなくて、
ただただボールを投げたいから案を飲む。
その対比もいい、、、あーーーー4冊目も最高でした。 -
映画では描かれなかった巧と豪。ある意味何の成果も出してないんだが、これまでの中で一番好きな巻やわ。そして、今回は吉貞や瑞垣などサブキャラが魅力的やわ
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面白いだけじゃなく周りをよく見てる吉貞、好きだな。
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シリーズ第4巻。
中学生男子が主人公の小説で、これほど夢中になれるとは思わなかった。みんな世の中の中学生より大人な印象なので、中学生の話だけ熱中できるのかもしれない。
バッテリーの面白さの一つは、突然脇役と思っていたキャラの視点になるところ。瑞垣が登場した時にはまさか彼視点で話が進む箇所があるとは想像もできなかった。
4巻は今までと違い、クスッと笑えるところがあり、それも含めて面白かった。
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吉貞っていいよね。
著者プロフィール
あさのあつこの作品
