バッテリー (5) (角川文庫)

  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 4989
レビュー : 293
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043721054

作品紹介・あらすじ

「おれは、おまえの球を捕るためにいるんだ。ずっとそうすると決めたんじゃ。何があってもそうするって…本気で決めたのに」天才スラッガー、門脇のいる横手二中との再試合に向け、動きはじめる巧と豪。バッテリーはいまだにぎこちないが、豪との関わりを通じて、巧にも変化が表れつつあって-。横手の幼なじみバッテリーを描いた、文庫だけの書き下ろし短編「THE OTHER BATTERY」収録。

感想・レビュー・書評

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  • 6巻へつづく

  • そうか、ちょうど1年が経つのか、巧がこっちに来てから。
    随分と成長をした1年でしたね。巧だけじゃなくて、豪も、なにより青波も。

    中高生の頃というのは、ちょうど潔癖さが際立つ時期で、黒か白かはっきりさせたくなるような年頃かもしれない。
    少なくとも、私はそうでした。
    その時期を越えて、少しずつ曖昧なものを認められるように、受け入れられるようになる。巧や豪はちょうどその過渡期にいて、瑞垣だって例外じゃない。
    うまく折り合いをつけてきた、つけざるを得なかったのだろうけど、全部を消化してこれたわけじゃないし、今本気で動く瑞垣がかっこよく映る。どうやら私はやっぱり瑞垣がすごく気になるようです。

    突出した才能を持って生まれた人の境遇を想像したことはないけれど、何も持たずに生まれた者とは違ったハンデがあるんですね。
    自尊心が高い人というのを羨ましく思っていた時期もあるけれど、あまりにも高いプライドは折れた時になかなか立ち直れなさそうで心配です。

    それにしても、自分の感情と向き合うことも、誰かと真剣に向き合うことも、なんでこんなにも難しいんでしょうね。本当にわかり合うためには言葉で伝えることこそ必要なのか、それとも言葉なんて不要なのか、思考が行きつ戻りつさまよいます。
    さて、次はきっと試合の様子が見れるはず。心を当時に引き戻してくれるこの本の存在は、私にとって貴重です。

  • 「おれも、長いこと生きてきたけどな、ここまで、虚仮にされたのははじめてや」

    …って、中学生のセリフかよ!!

  • 生徒に借りたので読了。
    ちょっともぉ不自然が大きくなってきちゃって、早く完結してほしい。


    この本を読んで子供たちは何を考えるかな。

    ●瑞垣の嫌な奴加減が度を過ぎてきて違和感を覚えるだろう。「いくらなんでもこんな中学生いないわ。」ってつっこむだろう。しかし、厨二病というものは無自覚に発症するもの。瑞垣君も引くに引けなくなって、ついオカマまで行きついてしまったのだろう。
    ●この巻で、巧と豪が仲良しから切磋琢磨の関係に一段上がったということが表面化したということなんだろう。子供たちは分かるかな? 友達とは仲良くすることを(社会の雰囲気的に)義務付けられている今の子たちには「?」かもな。かく言う平成生まれの私もすんなりは理解しきれなかった。この表現をしっかり子供伝えるためには、ストーリー不足だな。他の物語で同じようなパターンがあったら、それも読んでみるよう勧めることにしよう。


    ちょっと感想もあまり出せなくなってきたな。物語が長くなって、ひずみが大きくなっちゃったんだな。面白くない。

    やっぱ女性が書いてるってわかるね。男はここまで絡むようなことはないと思う。
    こうなる前にやっぱ手が出るようにできてるんだ。

    悪く言ったけど、最後まできちんと読みます。

  • そろそろ飽きてきたよ(笑)

    なかなか進まない。

    テンポも変わらない。

    まぁ話し自体は面白いから読めるんだけどね

    中学生の時ってあんな感じだったかなぁ?

    ちょいと違う気がするなぁ。

    5巻になってようやくようやく伝えたいことが見えてきた気がするなぁ。

    しかしなげぇ

  • 深い挫折から、2ヶ月。
    再び巧と向かい合い、巧の球を受ける豪。

    “これが、欲しい。これだけでいい。他のものは、いらない。一球を捕らえたその瞬間に身体をつらぬき、プレイの終了とともに消えてしまう快感。それだけが欲しい。逃げ出すわけにはいかなかったんだ。”

    あのー・・・

    私は、いわゆる腐女子ではなく、BLにはまったく興味ないんですが・・
    おかしいな、、、このバッテリーの二人、どんどん、ただならぬ関係に読めてくる(/_・)ごしごし
    男の子しか登場しないから、必然的にそうなるもんなんですか。
    それとも知らないうちに、私が腐女子でびゅーはたしちゃったんでしょうか。

    「青春で熱くて懐かしい」「二人の関係が微笑ましい」「巧の変化が喜ばしい」
    みたいな感想が、うっかり抜け落ちてしまった第5巻。
    たぶん、瑞垣が、巧のことを姫さん姫さん言うて、食っちゃいたいとか、惚れちゃうとか、変な言い回しばっか使うからいけない。
    中学生の男子に、妙に淫靡な雰囲気漂わせないでほしい。

    そして今巻も、試合はない。どこまで引っ張るのか。

  • 巻を追う毎に更新され続けるキャラの魅力。

  • 巧は、気が強い! たいしたもんだ。

  • 完全にではないけれど、復活したバッテリー。青春だな~。

  • 【概略】
     新田東中の海音寺、横手二中の瑞垣の入念な仕込みにより着々と再試合に向けての準備が進む。新田東中の投手・原田巧、捕手・永倉豪、横手二中の強打者・門脇にとっては長い「試合までの期間」となった。「原田巧の球を受けるためだけに存在する」と決断した永倉のベクトルとは逆のベクトルに変化を見せ始める巧。また瑞垣は瑞垣で、海音寺から投げかけられる一言一言に大きく揺さぶられる。勝負へ向かうそれぞれの「男子三日あれば・・・」がうねりをあげる。

    2020年09月15日 読了
    【書評】
     登場人物それぞれが苦悩という波に苦しんでいるのとは裏腹に6巻目に向けて凪の状態かな。本当に「君たち、本当に中学生なの?」を感じさせるところが際立つ(笑)特に瑞垣はお腹がポッコリ出た50~60歳ぐらいの寝技が得意なオジサンに見えてしまう。海音寺すらタバコ吸って(笑)著者さんは実は大人が思ってる「中学生のイメージ」を色んな意味で壊そうとしてるのかなとも思ってしまった。
     凪の状態だけに読者によってはつまらないという印象になっちゃうかなぁ~。でも自分は色々と考えることができてよかったと思ったなぁ。瑞垣の嫉妬であったり、またまた門脇の瑞垣に対する絶対的な信頼であったり。結局、瑞垣は自分自身で蓋をしていたところあって。その蓋をどうやって取っ払うかって、そんなことを思いながら読んでみると、楽しめると思う。
     さてさて、いよいよ次回は最終巻、どうなることやら!

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著者プロフィール

作家

「2021年 『星に祈る おいち不思議がたり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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