バッテリー (6) (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043721061

作品紹介・あらすじ

「おれはピッチャーです。だから、誰にも負けません」いよいよ、巧たち新田東中は、強豪・横手二中との再試合の日を迎えようとしていた。試合を前に、両校それぞれの思いが揺れる。巧と豪を案じる海音寺、天才の門脇に対する感情をもてあます瑞垣、ひたすら巧を求める門脇。そして、巧と豪のバッテリーが選んだ道とは。いずれは…、だけどその時まで-巧、次の一球をここへ。大人気シリーズ、感動の完結巻。

感想・レビュー・書評

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  • 六巻を前にして、
    読みたい、ああでも読みたくない、
    読みたい、やだ終わっちゃう、別れたくない、

    こんなに夢中になったシリーズは
    初めて?久しぶり?
    巧と豪が大好きすぎて。

    最終巻なんて切なすぎる。
    なんとかして続編書いてほしい。

    巧がまたまた丸くなっていた。
    豪に気持ちを伝えなきゃと頑張るシーン、
    木登りのシーン、好きだ。

    海音寺の、バッテリー陽動というか
    豪に打たせようとする、あのシーン、
    巧が恐れるというのも、あれも良かった。

    こんな心情を描けるというのもすごいよね。


    やっぱり、青春っていいなぁ。
    夢中になれるものがあるって、いいなぁ。
    私には何もなかったから、本当に憧れる
    (あ、本作に夢中ってさっき書いた笑)

    息子に読ませたい本を見つけるという気持ちで読み始めた本作だったが、私の方が大ハマりで、彼に読ませるには一体いつが適齢なのやら。
    6年生?中学生?むしろ大人?!

    息子も夢中になれるものが見つかるといいなぁ。

  • 熱い!面白くて、6冊を1週間で読んでしまった!
    野球少年たちの心の成長と友情を描く物語です。
    オススメ!

  • 3.4
    →やっと最後まで読み終わりました!ずっと続きが気になる展開でとても楽しんで読む事が出来ました。
    最後の試合がもう少し丁寧に進めてもらえたらもっと良かったなと思いました!

  • 最終巻。個性豊かな登場人物もそれぞれ芯があって、想いがあった。ということも知れてよかった。なにより、野球を好きな仲間が集まって、野球を存分に楽しむ。大人になると色々なしがらみもあるので、学生時代にしかできない経験だなぁと改めて思った。自分の学生時代を思い出しながら読んでいた中で、顧問同士の会話は、今読んだからこそとても共感できるものがあり、鳥肌が立った。好きなことをするって大事。



    ★心の内にあることを他人に伝えることの、この困難さ。言葉は口にしただけで、容易に変質して、思いをそのままに伝えてくれない。

    ★柿には、下記にしかできんことがある。そしてな、大人にしかできんこともあるんじゃ。

    ★責任、仕事、管理、立場、建前、世間。大人になり多くのものが身にまといついた。彼らのように無心に無責任に無謀にひたむきに、野球に向き合う事は、もうできない。しかし、関わることはできる。彼らに関わり、野球に関わり…大人として関わり続けることができる。

  • 最終巻。強豪校である横手二中との再試合まで。
    野球をモチーフにしているので、すぐに高校生になって甲子園での活躍を描くシリーズだと勝手に思っていたので、良い意味で凄く裏切られた。
    それぞれの少年たちが自分の性格にあった成長を野球を通してしていく物語だった。

  • 待ちに待った最終巻。

    孤高のピッチャー巧に変化の兆しが・・・という余韻
    を持たせた上、勝敗が不明なまま終わってしまったので
    賛否両論ありそうですが、個人的には好きでした。

    どんな大人になっていくのか、その方向性も見えない分、様々な可能性を秘めているので、下手に自分の予想に反した大人の巧が書かれるより、断然よいです。

    巧以外の心情も多く描写されていて、子供から徐々に大人へと変わる中学生の心情を思い出させてくれました。

    子供から大人まで楽しめる作品です。

  • ついに最終巻。シリーズを通して、誰が話しているのか時々分からなくなることあり。最後の試合もよくわからなかった。でもやっぱり吉貞の会話のテンポ感は好き。

  • そこで終わるかー!
    な感じでした。

    心情を細かく掛かれて、じっくりと進んでいく試合の進み方をもっと読みたかった。

  • 遂に最終巻。でも、そこで終わっちゃうんだ・・・ いや、こういう終わりは好きじゃない。ただ、巧も豪も少しだけど成長した。瑞垣や海音寺は15歳にしては出来過ぎ。最後まで書いて欲しいなあ・・・

  • バッテリー最終巻。

    こういう終わり方かぁ、それもありなような、もう少し書いて欲しかったような。

    バッテリーは、私の中では4巻が山場で、5、6巻は間延びした感が否めませんが、面白かったです。

    中学生にしてはみんな大人すぎるし、特に瑞垣みたいな子がいたら怖すぎる。でも色々な個性があって、それらがぶつかりつつ成長していく感じが青春っぽくてよかった。若い子が主人公の本を読むと、若い子っていいなと思ってしまいます。

    続編の「ラスト・イニング」があることを知り、早速図書館で借りて読み始めています。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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