晩夏のプレイボール (角川文庫)

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  • KADOKAWA (2010年6月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784043721092

作品紹介・あらすじ

「野球っておもしろいんだ」――甲子園常連の強豪高校でなくても、自分の夢を友に託すことになっても、女の子であっても、いくつになっても、関係ない……野球を愛する者、それぞれの夏の甲子園を描く短編集。

みんなの感想まとめ

高校野球をテーマにした短編集で、夢を追い求める青春の姿が描かれています。各エピソードは、甲子園を目指す高校球児やその周囲の人々のドラマを通じて、野球の魅力と熱さを伝えています。野球経験がなくても、その...

感想・レビュー・書評

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  • 途中まで読んでしばらく寝かしてましたが、
    夏の甲子園の開始とともに、
    読みました。

    間を置いてしまったので、
    忘れて再読したり、
    特に最後の「練習球II」は、
    最初の「練習球」と繋がる話なので
    結局最初から読んでしまいました。

    野球をやっていたわけではないのですが、
    熱さが伝わってきます。

  • 野球の面白さを伝える作品。野球関連では、連作長編「バッテリー」が有名な著者ですが、本書は高校野球をモチーフにした短編集です。一作一作の質が高く、野球を背景にした人間ドラマに、沸き立つ興奮を感じました。高校時代は誰にとっても、青春そのもの。野球に関心がある無しに関わらず、ストレートに感性のストライクゾーンを刺激します。

  • 読めばきっと、一緒に青春をしたくなる!

  • みるだけでなく、野球がやりたくなった。

    練習球にはじまり、練習球でおわる。
    その間につめられた野球時間の一幕にこっちもいろんなものを揺さぶられる感じです。

    なんともいえず、
    スポーツ全般そうだろうけど、野球面白い。

  • 高校球児や、それを取り巻く人たちから見た夢の舞台、甲子園を題材にした短編集。


    少し切なくもあり、どこか懐かしく心があたたかくなった。

    野球というものを通しての人と人との関わり合い、心の動きに野球観戦をしているときと同じ様な感覚を覚えた。

  • いわゆる野球小説という感じではなく、少年、少女、大人など様々な角度から野球(甲子園)への関わりを描いた短編集です。
    あさのあつこさんの小説を久しぶりに読んだけど、読み終わるとなんか落ち着いた気分になる。

  •  夏の甲子園、地区予選準決勝9回表、チームの守備を見守る真郷(まさと)に、「準備しておけ。次の回、行くぞ。」と監督の声が…。マウンドに立つ中学校以来の友人「律」を横目に、グラウンドを離れ、一人廊下でバットを振る真郷。
     一緒に甲子園を目指そうと、律と共に励んだ野球漬けの日々。しかし、真郷の熱い思いとは裏腹に肩を壊してしまう。もうやめようと思った、そのとき真郷の目にある光景が…。

     図書委員の7月のおすすめの1冊。文庫になったので、買ってみました。甲子園を目指す少年だけでなく、好きな野球を断念しなければならなかった少女や廃校寸前の高校の野球部で練習に励む少年、甲子園を目指すと言っていた亡き息子を思う夫婦、甲子園で優勝しながらももどかしさを感じる投手など、それぞれの「甲子園」を描いた10編の物語です。
     野球少年にとって特別な存在である「甲子園」。その思いも人それぞれ…。
     
     今年も熱い夏が始まります。
     

  • 佐賀大学附属図書館OPACはこちら↓
    https://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB0257999X

  • とくに

  • 「練習球」
    一緒に連れて行く。
    故障に関しては本人が違和感に気付かない限り、周りがおかしいと思う頃には手遅れだろう。

    「驟雨の後に」
    女の子だったから。
    実力があれば道はあっただろうが、好きだけでは続けることが不可能なこともあるだろうな。

    「梅香る街」
    中二で知った現実。
    喧嘩した際に口にしてしまう話であるのなら、せめて子供には聞こえない声で言うべきだろ。

    「このグラウンドで」
    手を出したのは誰。
    どれだけ想う事があったとしても、喧嘩をしたら努力が無駄になる可能性があるというのに。

    「空が見える」
    成長した姿を見に。
    偶然にも同姓同名の選手だったとしても、二人からしてみれば帰ってきてくれたと想うだろ。

    「街の風景」
    何をしたらいいか。
    夢を完璧に叶えてしまったからこそ、目標とするものすらなくなってしまい困惑したのだろ。

    「雨上がり」
    平凡すぎたけれど。
    誰でも特別な才能があるわけではないのだから、それを目の前で言ったら流石にダメだろう。

    「ランニング」
    一人だけ遅すぎる。
    努力しても限界はあるだろうが、やりたい事が見つかったのだから応援してもいいだろうに。

    「東藤倉商店街」
    諦めてしまったら。
    本当に何も足掻けない状況でないのであれば、そこで手を抜いたら捨てたのと同じだろうな。

    「練習球Ⅱ」
    繋がった一塁打は。
    ピンチなことに変わりはないが、闘志を再び燃やすには十分な燃料の一つとなっただろうな。

  • ラジオ深夜便 文芸館 「練習球Ⅱ」
    熱血スポ根とちょっと違うココロの動き
    この二人の出会いも読んでみたいかなー
    2021.01
    木内達郎氏の表紙でハードカバー見つけた
    版画風でカッコいい!
    練習球を含む短編集
    野球がテーマで本当にいろんなドラマがあるんだなって思う
    ハッピーな話はあんまりなくて切ない
    優勝投手も悩んでる
    スッキリスポ根を期待する人には向かないかな

  • 同作者の「敗者達の季節」を読み終えた後、本屋で手にした一冊。
    野球というスポーツを通じて、これだけの人間ドラマが書けるのだということを証明してくれていて、とても励みになる。こうなってくるともう、可能性なんて無限にあるのだと言われているような気さえする。
    野球で盛り上がるシーンってのは大体相場が決まってしまっていて、例えば大事な試合の九回裏、ツーアウト満塁……なんて、野球関連の作品でこれまで幾度となく描写されてきたシーンだと思うけど、それでも一つとして全く同じ物語はないのだろう。グラウンドに立つ一人一人に生きてきた人生があり、そんな選手達を見守る家族や恋人、先生といった親しい立場の人達にもまた積み重ねてきたものがある。それらが絡み合うことで紡がれていくドラマは、高校まで野球に身を投じてきた僕からすれば等しく尊くて愛おしい。
    全10話ある中で自分が一番印象に残ったのは「ランニング」。これだけなんか、他の作品とは匂いが違うような気がした。
    さあ、今年も熱い夏が始まろうとしているぞい。

  • 悪くはないんですが・・・、ちょっと文章が固いかな? いつ書いたものなんだろう。
    あと、主人公の名前がみんな難しすぎ。山田太郎とかそんな名前でもよかったじゃん。

  • それぞれの夏の甲子園を短編10篇で描く1冊

    野球が織りなす人生の一部を描いた作品

    野球とそれぞれの思い。。

  • それぞれの人の甲子園の短編集です。あさのあつこの甲子園ものには珍しくラブコメな話も数本あって満足しました。

  • 「バッテリー」を描いたあさのあつこが描く、少年野球、高校野球の物語。短編集です。

    短編なので、もったいないような物語ばかりですが、
    その短さの中に凝縮されたものが、非常に面白さと
    すがすがしい感動を与えてくれます。

  • 私には合わなかった。
    高校生たちが、いかにも「大人が考えた」話し方とキャラクターで気にかかった。人物像も大体、離婚してて貧乏で田舎に住んでて、女の幼馴染が主人公の事を好きでというテンプレート感。エンタメ小説なので共感してナンボだと思うのですが、共感できなかったのが敗因だと思います。
    雨上がり、練習球だけは心に留めておきます。
    あと、生物部で蛙や蛇を捕まえて解剖して標本にするとかドヤってた女!お前はほかの生き物を何だと思ってるんだ!罰が当たるぞ!と思いました。

  • 野球というものがどんなに広いか、深いか、惨いものか。僕たちは知らなかった。
    けれど、野球がどんなに面白いか、愛すべきもの、忘れられないもの、夢見てやまないものであることかを、ぼくたちは知っている。

    「――一緒に野球やろうや」

    夏の甲子園、地区予選。人口一万に届かない山間の町の公立高校が、次々と強豪校を破り準決勝に進む快進撃。今、九回表。
    肩を壊し、野手へ転向した元エース・真郷と、野球がきっかけで小学生時代に執拗なイジメを受けた過去を持つ現エース・律。
    高校三年生、最後の夏。身を絞るように願うのは、「勝ちたい」。
    無念、屈辱、絶望、妬み、羨望。それら全てを呑み込んで、ひとつでも多く勝ち、ひとつでも多く試合をしたい。その向こうに、夢でも幻でもない、甲子園がある。
    球児たちの終わらない、まだ終われない夏――。

    『練習球』『練習球Ⅱ』ほか、投手として豊かな才能を持つ転校生が入部しながらも、廃校が決まり、新入生もないまま、消滅するように廃部となった野球部の少年たちの、甲子園に挑むことすらできない夏を描く『このグラウンドで』など、様々なかたちでを野球と出会い、または離れていく少年少女たちの「夏の甲子園」をめぐる人生の、晩夏の一幕を描く10の物語。

    勝者にも敗者にも、等しく季節は巡る。夏は去り、次の季節が否応なく迫る。燃え盛る季節が終わる一抹の寂しさが文章の端々にまとわりつく短編集。

  • 2012.2.22

  • 紹介者:1年

    <読んでもらいたい人>
    忙しい人、悩み事がある人
    <紹介者からのコメント>
    人々が野球を通じて出会い、笑い、涙する物語です。
    気持ちが明るくなるかも。

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著者プロフィール

あさの あつこ:1954(昭和29)年、岡山県生れ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師ののち、作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリーII』で日本児童文学者協会賞、『バッテリーI~VI』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞。著書は『福音の少年』『No.6』シリーズ、『弥勒の月』『アーセナルにおいでよ』など多数。

「2025年 『あなただけの物語のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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