晩夏のプレイボール (角川文庫)

  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 975
レビュー : 81
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043721092

作品紹介・あらすじ

「野球っておもしろいんだ」――甲子園常連の強豪高校でなくても、自分の夢を友に託すことになっても、女の子であっても、いくつになっても、関係ない……野球を愛する者、それぞれの夏の甲子園を描く短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 切ないけど、すがすがしくて、気持ちいい。

  • 野球の面白さを伝える作品。野球関連では、連作長編「バッテリー」が有名な著者ですが、本書は高校野球をモチーフにした短編集です。一作一作の質が高く、野球を背景にした人間ドラマに、沸き立つ興奮を感じました。高校時代は誰にとっても、青春そのもの。野球に関心がある無しに関わらず、ストレートに感性のストライクゾーンを刺激します。

  • 読めばきっと、一緒に青春をしたくなる!

  • みるだけでなく、野球がやりたくなった。

    練習球にはじまり、練習球でおわる。
    その間につめられた野球時間の一幕にこっちもいろんなものを揺さぶられる感じです。

    なんともいえず、
    スポーツ全般そうだろうけど、野球面白い。

  • 高校球児や、それを取り巻く人たちから見た夢の舞台、甲子園を題材にした短編集。


    少し切なくもあり、どこか懐かしく心があたたかくなった。

    野球というものを通しての人と人との関わり合い、心の動きに野球観戦をしているときと同じ様な感覚を覚えた。

  • いわゆる野球小説という感じではなく、少年、少女、大人など様々な角度から野球(甲子園)への関わりを描いた短編集です。
    あさのあつこさんの小説を久しぶりに読んだけど、読み終わるとなんか落ち着いた気分になる。

  •  夏の甲子園、地区予選準決勝9回表、チームの守備を見守る真郷(まさと)に、「準備しておけ。次の回、行くぞ。」と監督の声が…。マウンドに立つ中学校以来の友人「律」を横目に、グラウンドを離れ、一人廊下でバットを振る真郷。
     一緒に甲子園を目指そうと、律と共に励んだ野球漬けの日々。しかし、真郷の熱い思いとは裏腹に肩を壊してしまう。もうやめようと思った、そのとき真郷の目にある光景が…。

     図書委員の7月のおすすめの1冊。文庫になったので、買ってみました。甲子園を目指す少年だけでなく、好きな野球を断念しなければならなかった少女や廃校寸前の高校の野球部で練習に励む少年、甲子園を目指すと言っていた亡き息子を思う夫婦、甲子園で優勝しながらももどかしさを感じる投手など、それぞれの「甲子園」を描いた10編の物語です。
     野球少年にとって特別な存在である「甲子園」。その思いも人それぞれ…。
     
     今年も熱い夏が始まります。
     

  • ラジオ深夜便 文芸館 「練習球Ⅱ」
    熱血スポ根とちょっと違うココロの動き
    この二人の出会いも読んでみたいかなー
    2021.01
    木内達郎氏の表紙でハードカバー見つけた
    版画風でカッコいい!
    練習球を含む短編集
    野球がテーマで本当にいろんなドラマがあるんだなって思う
    ハッピーな話はあんまりなくて切ない
    優勝投手も悩んでる
    スッキリスポ根を期待する人には向かないかな

  • 同作者の「敗者達の季節」を読み終えた後、本屋で手にした一冊。
    野球というスポーツを通じて、これだけの人間ドラマが書けるのだということを証明してくれていて、とても励みになる。こうなってくるともう、可能性なんて無限にあるのだと言われているような気さえする。
    野球で盛り上がるシーンってのは大体相場が決まってしまっていて、例えば大事な試合の九回裏、ツーアウト満塁……なんて、野球関連の作品でこれまで幾度となく描写されてきたシーンだと思うけど、それでも一つとして全く同じ物語はないのだろう。グラウンドに立つ一人一人に生きてきた人生があり、そんな選手達を見守る家族や恋人、先生といった親しい立場の人達にもまた積み重ねてきたものがある。それらが絡み合うことで紡がれていくドラマは、高校まで野球に身を投じてきた僕からすれば等しく尊くて愛おしい。
    全10話ある中で自分が一番印象に残ったのは「ランニング」。これだけなんか、他の作品とは匂いが違うような気がした。
    さあ、今年も熱い夏が始まろうとしているぞい。

  • 野球をテーマにした青春小説であるけれど、同時に野球を通した友達や家族との繋がりを描いたお話でもあります。

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著者プロフィール

1954年、岡山県生まれ。青山学院大学を卒業後、小学校講師を経て作家デビュー。「バッテリー」シリーズで野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞を受賞。『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞。児童文学から、ミステリー、SF、時代小説など幅広いジャンルで活躍している。著書多数。

「2021年 『にゃん! 鈴江三万石江戸屋敷見聞帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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