晩夏のプレイボール (角川文庫)

制作 : 佐々木 こづえ 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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レビュー : 74
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043721092

感想・レビュー・書評

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  • 切ないけど、すがすがしくて、気持ちいい。

  • 野球の面白さを伝える作品。野球関連では、連作長編「バッテリー」が有名な著者ですが、本書は高校野球をモチーフにした短編集です。一作一作の質が高く、野球を背景にした人間ドラマに、沸き立つ興奮を感じました。高校時代は誰にとっても、青春そのもの。野球に関心がある無しに関わらず、ストレートに感性のストライクゾーンを刺激します。

  • 読めばきっと、一緒に青春をしたくなる!

  • みるだけでなく、野球がやりたくなった。

    練習球にはじまり、練習球でおわる。
    その間につめられた野球時間の一幕にこっちもいろんなものを揺さぶられる感じです。

    なんともいえず、
    スポーツ全般そうだろうけど、野球面白い。

  • 高校球児や、それを取り巻く人たちから見た夢の舞台、甲子園を題材にした短編集。


    少し切なくもあり、どこか懐かしく心があたたかくなった。

    野球というものを通しての人と人との関わり合い、心の動きに野球観戦をしているときと同じ様な感覚を覚えた。

  • いわゆる野球小説という感じではなく、少年、少女、大人など様々な角度から野球(甲子園)への関わりを描いた短編集です。
    あさのあつこさんの小説を久しぶりに読んだけど、読み終わるとなんか落ち着いた気分になる。

  •  夏の甲子園、地区予選準決勝9回表、チームの守備を見守る真郷(まさと)に、「準備しておけ。次の回、行くぞ。」と監督の声が…。マウンドに立つ中学校以来の友人「律」を横目に、グラウンドを離れ、一人廊下でバットを振る真郷。
     一緒に甲子園を目指そうと、律と共に励んだ野球漬けの日々。しかし、真郷の熱い思いとは裏腹に肩を壊してしまう。もうやめようと思った、そのとき真郷の目にある光景が…。

     図書委員の7月のおすすめの1冊。文庫になったので、買ってみました。甲子園を目指す少年だけでなく、好きな野球を断念しなければならなかった少女や廃校寸前の高校の野球部で練習に励む少年、甲子園を目指すと言っていた亡き息子を思う夫婦、甲子園で優勝しながらももどかしさを感じる投手など、それぞれの「甲子園」を描いた10編の物語です。
     野球少年にとって特別な存在である「甲子園」。その思いも人それぞれ…。
     
     今年も熱い夏が始まります。
     

  • 「バッテリー」を描いたあさのあつこが描く、少年野球、高校野球の物語。短編集です。

    短編なので、もったいないような物語ばかりですが、
    その短さの中に凝縮されたものが、非常に面白さと
    すがすがしい感動を与えてくれます。

  • 私には合わなかった。
    高校生たちが、いかにも「大人が考えた」話し方とキャラクターで気にかかった。人物像も大体、離婚してて貧乏で田舎に住んでて、女の幼馴染が主人公の事を好きでというテンプレート感。エンタメ小説なので共感してナンボだと思うのですが、共感できなかったのが敗因だと思います。
    雨上がり、練習球だけは心に留めておきます。
    あと、生物部で蛙や蛇を捕まえて解剖して標本にするとかドヤってた女!お前はほかの生き物を何だと思ってるんだ!罰が当たるぞ!と思いました。

  • 野球というものがどんなに広いか、深いか、惨いものか。僕たちは知らなかった。
    けれど、野球がどんなに面白いか、愛すべきもの、忘れられないもの、夢見てやまないものであることかを、ぼくたちは知っている。

    「――一緒に野球やろうや」

    夏の甲子園、地区予選。人口一万に届かない山間の町の公立高校が、次々と強豪校を破り準決勝に進む快進撃。今、九回表。
    肩を壊し、野手へ転向した元エース・真郷と、野球がきっかけで小学生時代に執拗なイジメを受けた過去を持つ現エース・律。
    高校三年生、最後の夏。身を絞るように願うのは、「勝ちたい」。
    無念、屈辱、絶望、妬み、羨望。それら全てを呑み込んで、ひとつでも多く勝ち、ひとつでも多く試合をしたい。その向こうに、夢でも幻でもない、甲子園がある。
    球児たちの終わらない、まだ終われない夏――。

    『練習球』『練習球Ⅱ』ほか、投手として豊かな才能を持つ転校生が入部しながらも、廃校が決まり、新入生もないまま、消滅するように廃部となった野球部の少年たちの、甲子園に挑むことすらできない夏を描く『このグラウンドで』など、様々なかたちでを野球と出会い、または離れていく少年少女たちの「夏の甲子園」をめぐる人生の、晩夏の一幕を描く10の物語。

    勝者にも敗者にも、等しく季節は巡る。夏は去り、次の季節が否応なく迫る。燃え盛る季節が終わる一抹の寂しさが文章の端々にまとわりつく短編集。

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