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- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043725083
感想・レビュー・書評
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くんくがいとおしくなるマジック。
写真が沢山で楽しい。良々とべっこの2ショットが最高に可愛い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
天才、クドカンのコンプリートコラム集(笑)です。もともと宮藤さんの作品はご自身のダメ男っぷり全開なビジュアルも含めて好きなのですが、この本はもう、読んでてただただクドカン節にやられます。ご自身が手がける映画やドラマ、舞台、コントにまつわるあれこれはもちろんのこと、「オレ、シェイクハンドに夢中!」って(笑)。それでいて、「ロック系の人は握手したがる」「山口智子のユニクロのCMが流れると会話が止まる」と、日々の観察眼はやっぱり鋭い。これが超売れっ子の脚本家さんの感覚なんだなぁと思います。2000年〜2004年のコラムなのですが、言語感覚は完全に今の時代を作っているのがよくわかります。自分にツッコミ、なんかその典型でしょう。ほかにも「この言葉の使いかた、今の小説に結構出てくる!」と気づかされるものがたくさんあります。連載後に各コラムを担当の編集さんと振り返る「あの日のオレにダメ出し!」も結構笑えます。最後に川島なお美さんたちとワインについて対談するという、取ってつけたようなおまけも宮藤さんらしく、ゆる〜く楽しめる1冊です。最近、笑いから遠のいてるかも…といったアタマには抜群の効きです。[2008.4.10にAmazon.co.jpにアップしたレビューをこちらにもアップし、一部書きなおしました]