ピンク・バス (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 679
感想 : 92
  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043726028

作品紹介・あらすじ

夫・タクジとの間に子を授かり浮かれるサエコの家に、タクジの姉・実夏子が突然訪れてくる。不審な行動を繰り返す実夏子。その言動に対して何も言わない夫に苛つき、サエコの心はかき乱されていく。

感想・レビュー・書評

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  • 「ピンク・バス」と「昨夜はたくさん夢を見た」の2作品。
    2作品とも、読み手の好みが分かれる作品なのでは・・・

    ・「ピンクバス」
    少しシュールな雰囲気漂うストーリー。
    意味不明なお話だと感じつつも、サエコになんとなく感情移入できるのは、何故なんだろ・・・と思いながら、後書き(「角田光代の”疲労感”について 石川忠司」)を読んだら、
    「ピンク・バス」が扱っている問題は「意思」と「運命」との対立だと言っていいだろう。
    ・・・とあり、納得。
    そういう観点から読むと、なかなか面白い作品だと思った。

    ・「昨夜はたくさん夢を見た」
    生死にかかわらず、身近な人との別れに直面した時の、残された側の心情が描かれた作品。

  • いまいち。
    角田光代っぽい話だったけど、よくわからなかった。

    噛み合わない旦那と、辺なその姉。
    主人公もいまいちまともでない。
    話としてへーとしか思えなかった。

    次の話もふーんって感じだった。

  • 蔵書整理で手放すので、再び出会い読む日もあるか

  • 角田さんの本を初めて読んだ。「愛がなんだ」が良すぎて興味を持ち読んだが、疲労感がちょうど良かった。記憶を全部消して演じきるとか、なんかタクジのお姉さんとか、不思議な人ばかりでちょっと怖いし狂ってる感じの人が多かった。良く言えば個性ですね。

  • 妊婦、ピンクのバス、家族、ぬいぐるみ。
    過去の自分と未来の自分の作り方。
    妊娠中は読みたくないね。笑
    不安感が様々な方向に向くのはわからなくもない。

    ピンクのバスはどこから来て、どこへ行くのか。
    夫は結局なんなのか。
    姉は?
    自分は?

    ーーーーーーーーーー

    昨夜はたくさん夢を見た

    こっちのがすき。
    みんなガラス瓶の中にいるんだよ。
    しっくりきた。
    自分の時計は時間があっているのか。自分の目で見えてるものは周りの目にも同じように映ってるのか。


  • うーん。いまいち。
    ピンクバスの主人公に共感できないし、夫や、その姉はもっと共感できない。何か理由ありげで繋がりそうだけど結局何も明かされない。
    昨夜はたくさん夢を見た。もりあがりも何もなく、ちょっと変わった主人公とその恋人や、幼少期の振り返りなど。印象が残らない話。
    角田光代さん好きだから文章は好きだけど話が面白くなくて残念だった。

  • 川上未映子の本かと思ってずっと読んだ。
    なんだかよく分からなかった。

  • 突然居候するようになった夫の姉にかき乱される、過去にホームレス体験をした妊婦のサエコも、かつてピアノの天才だったカオルの友人たちとの日常も、親近感はない。ぬるい水に浸かり粘着質な空気を纏うような気だるげな倦怠感。各登場人物にとってのリアルという具体的で確固とした不思議な説得力。芯を掴むには少し難解。

  • 表題作のみ。
    ホラーじゃないかと思ったけど妊婦の気持ちなんてほぼホラーだわな。

  • 妊娠による不安定さなのか、それとも彼女が元々持っている性格なのか、共感出来る部分と理解出来ない部分が共存する不思議な世界でした。日常なのだけれど非日常でもあり、そのハラハラするような不安定さがクセになるというか、ねっとりとした湿った空気を感じさせる本でした。

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞し、デビュー。著書に『対岸の彼女』(直木賞)、『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)、『紙の月』(柴田錬三郎賞)など多数。

「2020年 『自転車に乗って アウトドアと文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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