恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。 (角川文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 1230
感想 : 99
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043726073

作品紹介・あらすじ

「褒め男」にくらっときたことありますか?褒め方に下心がなく、さらっと、しかし自分は特別だと錯覚させるくらい上手に褒める。褒められてキャラが変わった女は数知れず。ついに遭遇した褒め男の言葉に私は…。彼と別れた後、一人分の鰆を買った時のぞっとするようなさみしさ、手とか指や初デートに表れる男の本質-。恋愛や人生のヒント満載!著者と、ゆるゆると語り合っているうちに元気になれる、傑作エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 30代後半、これから私が迎える年齢。基本的な『私』の生き方、考え方は変わらないだろうなという予感はある。
    角田さんの飾り気のないエッセイは、人生の先輩として、「あぁ、そんな考え方もあるのか」と参考になる話や、くだらなくて面白い話もあり、読んでいて楽しかった。
    一緒におしゃべりしているような錯覚に陥る、気楽に読める本だった。

  • こんな飲み会があったら、夜通し飲んじゃいそうだなぁ。

    気兼ねもしない、
    見栄も体裁も気にしなくていい
    だただらと続く無駄なおしゃべり。

    調子はずれのようで不思議と納得してしまう持論と
    とんでもエピソード。


    そして角田さんは突拍子のないことを
    いろいろ聞いてくるのだ。


    例えば『話かけてくるのは?』

    私の場合『のはらしんのすけくん』でした。

    • 円軌道の外さん
      はじめまして! 
      大阪に住む、猫と映画と音楽と活字中毒のプロボクサーです。

      フォローありがとうございました!
      角田さん、好きです(...
      はじめまして! 
      大阪に住む、猫と映画と音楽と活字中毒のプロボクサーです。

      フォローありがとうございました!
      角田さん、好きです(笑)
      この本はかなり昔に読んだので記憶がおぼろげだけど、
      確かアニメのキャラクターがクラスメートにいて
      誰が話しかけてくれたかで
      何かが分かる心理テストやったんですよね(笑)(^^;)

      その何かは忘れてしまったけど(汗)
      話しかけてきたのは
      エヴァンゲリオンのアスカやったと思います(笑)(^^;)

      コメントや花丸頂ければ
      必ずお返しに伺いますので、
      これから末永くよろしくお願いします(^^)

      2014/02/27
    • PEACEFULLY BOOKSTOREさん
      円軌道の外さん
      はじめまして!

      というか、円軌道の外さんのレビューは
      読んだ本も、知らない本も興味深く拝見させていただいてまして
      ...
      円軌道の外さん
      はじめまして!

      というか、円軌道の外さんのレビューは
      読んだ本も、知らない本も興味深く拝見させていただいてまして
      文章も、愛のある本好きの人の文章だなぁって感じで
      かなりお世話になってました!

      それどころか、コメントいただきまして
      ありがとうございます!

      それにしてもエヴァンゲリオンのアスカですか〜
      意外ですね。

      このテストは自分にあったパートナーのタイプです。

      円軌道の外さん、もしかして
      振り回されて尻に敷かれてしまうタイプでしょうか?(失礼)

      こちらこそ、
      ちょくちょくお伺いさせていただきます。
      どうぞよろしくお願いいたします!













      2014/03/02
  • この本は、私がまた「本読んでみようかな」と思った一冊である。

    私は昔、本好きの小学生だった。
    しかし、元々というわけではなかった。
    私を本好きに変えたのは小3の頃に出会った友達である。
    その子はとても本を読む子で、私に本の面白さを教えてくれた。

    中学校はその子と離れてしまい、私はあまり読書をしなくなった。
    なかなか面白い本に出会えなかったこともあるかもしれない。
    (武者小路実篤の「友情」とあさのあつこシリーズは面白かったけど)
    でも、一番の理由は
    その友達のような、一緒に本を語り合える友達が周りにいなかったからだと思う。

    高校はその友達と一緒だったが、彼女は入学してすぐ留学に行ってしまった。
    私は中学と同じような理由でほとんど読書をしなかった。

    浪人生で友達が面白い本を教えてくれまた読書にハマったが、浪人生が終わると読書をしなくなった。

    そして大学生になり出会った、久々の面白い一冊。
    寝るのも惜しんで、とにかくひたすら読んだ。何回も読んだ。
    まあ〜読んだきっかけはちょっと秘密だけど(笑)
    こんな本に出会ったのは久しぶりで、それから、角田さんのエッセイをいろいろと読んだ。
    そして今も角田さんのいろいろな小説やエッセイを読んでいる。

    この本は、私をまた本を読むことに引き戻してくれた
    いわば「命の恩人」的な存在なのかもしれない。

    「こんなに面白い本があるなら、他にも自分が好きになる本や作家さんを見つけたい」
    それが今、私の読書する理由である。

    こんな風に思わせてくれたこの本は、私の人生の中で確実に大切な一冊になるであろう。

  • こんな友達欲しいわ選手権一位

  • uちゃんが貸してくれました。
    本が好きだと言っていると、人が気楽に本をくれたり、貸してくれるのが嬉しいです。

    仕事の合間の電車で割と読みました。
    今は、営業みたいな、外に出る仕事をしているので、いつも限られた時間で事務をして、外出して、戻って事務をする。というのは、結構疲れる。
    外出先に向かう電車の中で読んで、やらなければならないことで、焦って、不安で、ざわざわして、疲れていた気持ちが、落ち着きました。

    印象に残ったのは、彼氏と別れ1人分の鰆を買った時に1人を自覚したという件。
    「自分のためだけに、ひとりぶんの食料を買うってなんて、さみしい作業なんだろう。というよりもだれかのためかな料理をするということは、なんて幸福なことだったんだろう。
    その時のしんみりした気持ちというのは、別れた人に対する未練ではないし、別れたことに対する後悔でもない。最初から1人だったというような猛烈か自覚。」

    いつかは、人は1人分の食料を買うことになると、当たり前の真実に気づく時の風景がリアルでした。

  • 角田さんと居酒屋さんで便ビールを注ぎながらガールズトークしてるような気分で読めるエッセイ。

  • 角田光代という作家を身近に感じられる本。わたしは角田光代という人がとてもすきだと思った。

  • 私とは違うと思いつつ共感してしまう部分も・・・不思議です。

  • 角田 光代のエッセイ集。
    タイトル買いしました。
    モノクロの毎日に彩りを与えてくれるような一冊。

  • 良くも悪くも、林真理子」のエッセンスを感じるエッセイだ。猫のエッセイを読んだときはそんなことを感じなかったけれど、2003年頃はこんな文章だったのだろうか?

    プリミティブ(原始的)/即物的(な男性の好み)/紀行文/向田邦子『家族熱』(ひとり分の鰆を買う、別れた後に人は初めからひとりだったことを思い出す)/理想の女性:磯野フネ:無関心(関心を持つふりはしているが、実際のところさほど心を砕いていない。それは愛とより近しく信頼と言い換えても良い。)/小倉千加子『結婚の条件』朝日新聞社/怒髪天がくる/下等遊民/コマネズミ/アミノバイタル乾杯いきいき/あなたならどうしますがゲーム/矢も盾も(たまらず)なんとかしたいという気持ちを抑えられない/ 「最初のデートでの印象は、その後の相手の本質を象徴している」/ 『ベルベッド・ゴールドマイン』主人公デビットボウイ(そうは描かれていない)「人生でもっとも重要なのはイメージだ」/『エコノミカル・パレス』/

    〜女はそんなことでぐっとときめいたりしているんだから、かわいいもんだとつくづく思う。

    【抜粋】来年/今年の抱負は決まりましたか?
     ほら、昔ピアノを習わされたでしょう?ふつうにレッスンに行く子と、仮病使いまくって休み続けたあげく、やめていく子がいるでしょう。〜おねえさんの飄々とした話しぶりを聞いていたら、私にもできるような気がしてきた。これ、『スラムダンク』読んでバスケできるような気分になるのと同じ心理ですね。

    かつてかっこいいと思った大人になっていますか?
     私の好きな作家の大半はそうなのだが、この方も、書いているものと本人にまったくぶれがない。彼女の小説が持つ誠実さ、独特のユーモアと清潔さ、何ものにも脅かされないであろう気品が、ちょっとした話の端端からひしひしと伝わってくる。
    〜「あのう、子どもがいると楽しいですか」なんて馬鹿みたいな質問までした。
     この質問に対する彼女の答えは忘れられない。「楽しいっていえば楽しいけれどそれだけでもないわよね。でも人間って楽しいことばかりしているわけじゃあないものね」と、彼女は言った。
     〜私はもう二十代じゃないんだなと、そのとき改めて思ったのだ。かつての私は、好きなことしかしたくないと傲慢に言い放ち、実際いやなことは慎重に避けて、かっこいいと思うことばかり拾い集め、得意げになって遊び暮らしていた。二十代にとってそれは可能であるし、特権でもある。

    見た目の占める割合は?
     春と秋というのは、暑くもなく寒くもなく、もしくは暑かったり寒かったりで、何を着たらいいんだかわからないうえ、夏や冬より圧倒的に手持ち服が少なく、気温のせいで新しい服を買うに買えない状況のときが多い。「よっしゃ」期<とてもよくわかる>

    最終兵器はなんですか?
     もし二日酔いというものがこの世になかったら……と、睡魔と闘いながら私はよく考える。きっと世界は滅びるだろう。どこもかしこも酔っぱらいだらけで、アル中が続出し、馬鹿馬鹿しい事件が相次ぎ、本当にくだらないことがきっかけで私たち人類は滅亡するだろう。<シリアスな妄想が好き!>

    二十代の私がそのとき一生懸命望んだもの、欲した物によって、今の私のイメージはできあがっているのだろうな。
    〜もしくは、これから十年先の新イメージ作りに、ブランド品で身をかためてみる。

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞し、デビュー。著書に『対岸の彼女』(直木賞)、『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)、『紙の月』(柴田錬三郎賞)など多数。

「2020年 『自転車に乗って アウトドアと文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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