恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。 (角川文庫)

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  • KADOKAWA (2009年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784043726073

作品紹介・あらすじ

「褒め男」にくらっときたことありますか? 褒め方に下心がなく、しかし自分は特別だと錯覚させる。ついに遭遇した褒め男の言葉に私は……ゆるゆると語り合っているうちに元気になれる、傑作エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 角田光代さんのエッセイは初読み。
    勝手に持っていたイメージが覆された。
    いい意味でゆるっとしていて、でも軸はぶれない強さもあって。自然体なところがいいなと思った。
    あとがきで「年齢だけは重ねたが、大人になった実感もなく、賢くなった気配はない」は、私もそう。
    気分は昔と全然変わってないのは一緒だな。
    友達と飲みながら話しているような楽しいエッセイだった。

  • 読んでいると「私はこう思うんだけど」とお酒片手に語る角田さんが想像できる。20年前30代だった当時の日常や恋愛など...肩肘張らないよもやま話たち。文章の温度感が私には適温で自然と頬が緩まる。角田さんのさっぱりしてるとこ好きだなぁ〜

  • 角田さんのエッセイ集。20年前に出たものだけどこの頃の角田さんと今の私は同世代。そうそう、わかる〜と過去と話せてるようで楽しかった。

  • エッセイが好きで、角田光代のものもこれで3冊目なんだけど、他の作家のものと読み比べてみると彼女には澱みがないのが印象的だった。

    女性作家のエッセイはともすれば内面を書き出すうちに過去のドロドロや「〜すべきだと思う」みたいなものが多くなってくるが、角田光代にはそういうものを感じない。
    人間らしいし、いわゆるさばさば女とは違うし湿度がないわけでもないのに、自分の中の嫌な感情や思い出も「そういうこともあるよね」と割り切っている。
    そういうところが読みやすいしとっつきやすい。
    深い悩みを相談しても、深刻になり過ぎずに「そうなんだー」と軽く聞き流してくれそうな、でも突き放すわけでもない感じがすごく友達になりたくなる。

    本書では外国で高山に登ることになったときの彼女の心の内が「こんなはずじゃなかった、おうちに帰りたい(中略)だいたい私はいつだって読みが甘いのだ……と、さまざまなネガティヴ思考が頭のなかを怒濤のように駆けめぐる。(中略)泣いてもどうにもならないから、泣かずにただひたすら歩き続けたけれど」などと書かれていて私と同じだ!と嬉しくなったりもした。
    もっとも角田光代はありえないほどの仕事の量をこなし賞を取り、プライベートでも歯を食いしばっていたりと、私とはまるで違うのだけど。
    それでも「私もそうだ!」と思わせてくれる、友達の友達にいそうなのが角田光代なのだ。
    この本を読んで、更に彼女のことを知りたくなった。

  • あとがきにもあったが、20代から40代の女性は忙しい
    友達と馬鹿話してゆっくり飲むなんて時間なかなか取れない

    激しく共感

    20代に毎日のように友達と話しして、飲みに行って、くだらない話しをして、お茶をして、買い物して

    本当に貴重な時間だったんだと思う

    だからといって、今が不幸なわけではない
    でも、この本を読んでわかる!って思ったり、私だったら、、と考えたり

    会話してるような気持ちになれる本でした!

  • 角田さんの、風変わりで面白い人柄が溢れ出るようなエッセイ。

    ちと友人としては付き合いづらいところもある気がするが、深く付き合うとそのスルメのような味わいが感じられるような、そういう人なんだろうなぁと楽しく読んだ。けっこう時間かかったけれど。

    さて、やはり人生は「恋をして、夢をみて、旅をしないとな」ということを改めて思った。

    とりあえず今年は旅に出るぞ。それも何度もだ。

  • 年を重ねることの面白さみたいなもの

    きっと10年経っても、わたしはわたしが思っているほど、生きるのが上手になってない。
    それでも、ひとつひとつ重ねていくうちに、今は感じられない面白さ、楽しさ、苦さまで、感じられるようになるんじゃないかな。

    それが少し楽しみだ。

  • 30代後半、これから私が迎える年齢。基本的な『私』の生き方、考え方は変わらないだろうなという予感はある。
    角田さんの飾り気のないエッセイは、人生の先輩として、「あぁ、そんな考え方もあるのか」と参考になる話や、くだらなくて面白い話もあり、読んでいて楽しかった。
    一緒におしゃべりしているような錯覚に陥る、気楽に読める本だった。

  • とっても素敵なエッセイで、あとがきで書かれているように居酒屋で角田さんと酒のつまみにお話ししているような、ほっこりした読み心地で楽しかった。書かれたのは大分前みたいだけれど、まだまだ続きを読んでいたい気持ちでいっぱい。

  • 連載の日記を取りまとめたエッセイ集。季節があって良い、時の移ろいを感じて良い、一つ一つ軽快で良い。

    人生何かと考える。考えすぎて嫌になる。考えるのに疲れた時は、内容の重い本なんて読みたくない。軽い、軽い、流れるような本がいい。頭の中にすーっと入ってくるような、そしてそのまますーっと出てくるような。この本はそんな要求にぴったりだ。

    活字を目で追っている訳では無い。ちゃんと頭に入っている。けれども、そのまま出ていく。この文字で脳みそを洗浄している感じが良かったです。独特な感想文となってしまいました。

  • 角田さんのエッセイ大好き!
    何回も何回も言うけど、お友達になりたい。。!

  • 「人の会話って、ほんと、馬鹿みたいだよなあ。馬鹿みたいで、意味もなくって、くだらなくて、大切なことはいつも伝わらなくて、けど、なんてあたたかいんだろう。」
    .
    「場所というのは思いと結びついて、意味を持つ。かなしい思いも浮かれた思いも場所は吸いこむ。吸い込んで、そこにあり続ける。」

    心安らぐエッセイ。クスッとしたり、わかる!!と思ったり。角田光代さんの人となりを感じられて、思わず頬を緩めながら読んだ。

  • 角田光代さんのエッセイ集。なかなか友達と飲み会をしたり、お喋りで盛り上がったりできないコロナ禍の今、そんな時間を擬似体験できたようで楽しかった。高校の同級生との飲み会や仲の良い友達との女子会などでのお喋りって、ほんとたわいもない事や、後で思い出してもほとんど意味のないバカ話だったりするけど、そういうのってとっても大切な時間だったりするんですよね。一日も早く、みんなで集まって、そんなバカ話で盛り上がれるような日が戻って来るといいなぁ。

  • 凄く良かった。
    肩の力を抜いて読めて角田さんと実際に飲み屋でお話してるみたいなエッセイだけれど、
    その中にも角田さんの考え方が私にはすごくかっこいいなと思った。かっこつけてないところがかっこいい!
    投げかけられる問い掛けの数々に対して、よくある「宝くじが当たったら?」って言われて一生懸命悩む子供のように、頭を捻らせ考える自分がいました。
    特に恋愛模様の渦中にいた?議論では、激しく角田さんに同感。私も恋愛話に疎い方で、後々からそういう話を知る事が多々あります。
    最後の章の「最近、心がふるえたことは?」がとても心に響きました。
    248〜249にかけての文章がとても良かったので、抜粋はしません。「自分の足で歩いてそうしたものに出合えると、本当にうれしい。」

  • 暫定1位で好きな本。こんなにも共感しかないエッセイは初めてだった、自分のお守りにしたい。

  • これだから角田光代のファンはやめられない

  • 今までで読んだエッセイの中で3本の指に入るくらい好み

    • kenken_booksさん
      「恋するように旅をして」を読みましたがとても面白かったので、こちらも読んでみます。
      小説「八月の蝉」とのギャップが気持ちよかったです。
      「恋するように旅をして」を読みましたがとても面白かったので、こちらも読んでみます。
      小説「八月の蝉」とのギャップが気持ちよかったです。
      2022/04/13
    • よおこさん
      「恋するように…」もエッセイですか?
      この「恋をしよう…」はかなり女性向けな感じでした。ちょうどこれを書かれた頃の角田さんと歳が近いこともあ...
      「恋するように…」もエッセイですか?
      この「恋をしよう…」はかなり女性向けな感じでした。ちょうどこれを書かれた頃の角田さんと歳が近いこともあり共感する部分が多かったです。
      2022/04/13
    • kenken_booksさん
      こちらも旅のエッセイです。
      旅行中のドタバタがコミカルに書かれています。
      おすすめです
      こちらも旅のエッセイです。
      旅行中のドタバタがコミカルに書かれています。
      おすすめです
      2022/04/13
  • こんな飲み会があったら、夜通し飲んじゃいそうだなぁ。

    気兼ねもしない、
    見栄も体裁も気にしなくていい
    だただらと続く無駄なおしゃべり。

    調子はずれのようで不思議と納得してしまう持論と
    とんでもエピソード。


    そして角田さんは突拍子のないことを
    いろいろ聞いてくるのだ。


    例えば『話かけてくるのは?』

    私の場合『のはらしんのすけくん』でした。

    • 円軌道の外さん
      はじめまして! 
      大阪に住む、猫と映画と音楽と活字中毒のプロボクサーです。

      フォローありがとうございました!
      角田さん、好きです(...
      はじめまして! 
      大阪に住む、猫と映画と音楽と活字中毒のプロボクサーです。

      フォローありがとうございました!
      角田さん、好きです(笑)
      この本はかなり昔に読んだので記憶がおぼろげだけど、
      確かアニメのキャラクターがクラスメートにいて
      誰が話しかけてくれたかで
      何かが分かる心理テストやったんですよね(笑)(^^;)

      その何かは忘れてしまったけど(汗)
      話しかけてきたのは
      エヴァンゲリオンのアスカやったと思います(笑)(^^;)

      コメントや花丸頂ければ
      必ずお返しに伺いますので、
      これから末永くよろしくお願いします(^^)

      2014/02/27
    • PEACEFULLY BOOKSTOREさん
      円軌道の外さん
      はじめまして!

      というか、円軌道の外さんのレビューは
      読んだ本も、知らない本も興味深く拝見させていただいてまして
      ...
      円軌道の外さん
      はじめまして!

      というか、円軌道の外さんのレビューは
      読んだ本も、知らない本も興味深く拝見させていただいてまして
      文章も、愛のある本好きの人の文章だなぁって感じで
      かなりお世話になってました!

      それどころか、コメントいただきまして
      ありがとうございます!

      それにしてもエヴァンゲリオンのアスカですか〜
      意外ですね。

      このテストは自分にあったパートナーのタイプです。

      円軌道の外さん、もしかして
      振り回されて尻に敷かれてしまうタイプでしょうか?(失礼)

      こちらこそ、
      ちょくちょくお伺いさせていただきます。
      どうぞよろしくお願いいたします!













      2014/03/02
  • この本は、私がまた「本読んでみようかな」と思った一冊である。

    私は昔、本好きの小学生だった。
    しかし、元々というわけではなかった。
    私を本好きに変えたのは小3の頃に出会った友達である。
    その子はとても本を読む子で、私に本の面白さを教えてくれた。

    中学校はその子と離れてしまい、私はあまり読書をしなくなった。
    なかなか面白い本に出会えなかったこともあるかもしれない。
    (武者小路実篤の「友情」とあさのあつこシリーズは面白かったけど)
    でも、一番の理由は
    その友達のような、一緒に本を語り合える友達が周りにいなかったからだと思う。

    高校はその友達と一緒だったが、彼女は入学してすぐ留学に行ってしまった。
    私は中学と同じような理由でほとんど読書をしなかった。

    浪人生で友達が面白い本を教えてくれまた読書にハマったが、浪人生が終わると読書をしなくなった。

    そして大学生になり出会った、久々の面白い一冊。
    寝るのも惜しんで、とにかくひたすら読んだ。何回も読んだ。
    まあ〜読んだきっかけはちょっと秘密だけど(笑)
    こんな本に出会ったのは久しぶりで、それから、角田さんのエッセイをいろいろと読んだ。
    そして今も角田さんのいろいろな小説やエッセイを読んでいる。

    この本は、私をまた本を読むことに引き戻してくれた
    いわば「命の恩人」的な存在なのかもしれない。

    「こんなに面白い本があるなら、他にも自分が好きになる本や作家さんを見つけたい」
    それが今、私の読書する理由である。

    こんな風に思わせてくれたこの本は、私の人生の中で確実に大切な一冊になるであろう。

  • 角田さんのエッセイは馴染みやすくて読みやすい。

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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