ロマンス小説の七日間 (角川文庫)

著者 :
制作 : こなみ 詔子 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.37
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本棚登録 : 3256
レビュー : 473
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043736010

感想・レビュー・書評

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  • ロマンス小説の翻訳をして生計を立てている主人公と変わった彼との恋愛?の話。うーん、やり取りはとてもテンポよくていいと思うのだけど、彼の性格が何とも特徴的で、主人公振り回されてる感が凄いです。野球一筋だったから、そこから新しく探すためとはいうけれど、そこは確かに人それぞれだとは思うけれど、そのために仕事やめて旅に出るのはなかなか…

  • まあ、面白かった。
    現代のラブロマンス?と中世のラブロマンス??の同時進行2本立てと、一言で言うとわけわからん構成。
    それにしても、海のトリトンを知ってる30代って……

  • さらさらと読める。かんながゆるい

  • (2017/2/23読了)
    2003年の文庫で、かなりくたびれて変色しまっていることから、たくさんの人が借りて読んだのだろうと想像出来るこの本を、予約待ちしてやっと借りて、私の後にも予約待ちがいるってどういうこと?何かあったのか?ちょっと調べてみよう。
    現実と主人公の翻訳中の中世(多分)ヨーロッパの物語が交差して書かれてる。
    あまりに無視した翻訳なので、現実の翻訳家は怒るどころか呆れて笑っちゃうだろうな。。。って実際の翻訳についてはざっくりとしか書かれてなく、詳細は未公開のままたけど。
    三浦さん=妄想家との前提で読んでしまう。現実の部分も然り、翻訳の部分では炸裂!していて、とっても面白かった。
    あとがきも本文とは違うもの、エッセイとして読んでも面白い。

    (内容)
    あかりは海外ロマンス小説の翻訳を生業とする、二十八歳の独身女性。ボーイフレンドの神名と半同棲中だ。中世騎士と女領主の恋物語を依頼され、歯も浮きまくる翻訳に奮闘しているところへ、会社を突然辞めた神名が帰宅する。不可解な彼の言動に困惑するあかりは、思わず自分のささくれ立つ気持ちを小説の主人公たちにぶつけてしまう。原作を離れ、どんどん創作されるストーリー。現実は小説に、小説は現実に、二つの物語は互いに影響を及ぼし、やがてとんでもない展開に!注目の作家、三浦しをんが書き下ろす新感覚恋愛小説。

  • 翻訳家の主人公が訳しているロマンス小説と、主人公の生活とが交互に描かれた作品。
    ロマンス小説って呼んだことなかったけど、意外に面白かった!私もベタベタなものよりは主人公が訳したような展開の方が好きだけど。あかりのように、「これから先どうなるかは分からないけどやっぱり好きだから一緒にいる」っていう考え方は憧れるけど、現実的な私にはできないと思った。
    私が読む女性作家さんたち(三浦さん、角田さん、辻村さん等々…)が描く男性は、カンナのように何をしでかすか分からなかったり、自由な性格の人が多いように感じる。創作をするに当たって作家さん達は突拍子もない男性が好きなのかな〜と思ってみたり。

  • ラブロマンス小説は苦手で読まないけど
    三浦さんの書いた中世ラブロマンスにはドキドキしたし面白かった…ウォリックとシャンドスに惚れ惚れ。どっちの子でもいいけどウォリック死んで欲しくなかったなぁ…メインの話より翻訳してる話の方が気になった。
    メインの話の方で印象に残ったのは、あかりがムーミンの声真似をして神名がスナフキンの声真似で返すところ。グッときた。
    さくっと読めて読了後モヤる事もないから、とてもいい本。

  • 再読。三浦しをんさんのラインナップを眺めてみても、これはとびきり異色でしょう。あとがきによると「恋愛小説を依頼され」て書き下ろしたらしいけど、残念ながらしをんさんには無理があったんじゃないでしょうか。『月魚』の二人のほうがよっぽどドキドキしました。表紙のイラストもどうしたものか。ここまでくると、作家の責任というより編集者のせいのように思えてきます。自分のスタイルを確立しつつマンネリ化しないっていうのは大変なことなんでしょうね。

  • 始め、歴史物かと思った。現代物だが主人公が翻訳家でその小説のストーリーと交互に進んでいく内容である。読み進みたくなるような内容でもあるが、やや物足りないようにも感じる。

  • あ~、面白かった!
    三浦しをんの巧さを堪能。
    タイトルからして恋愛モノであることは分かってたものの、ハーレクインがそのまま記述されてるとは思わなかったアリエノールとウォリック、シャンドスの物語。さすがにこれは齢×十歳を越えたおっさんにはキビシいのではないだろうかとの不安が過ぎったのだが、しかし、RHAPSODY OF FIREの“EMERALD SWORD”が鳴っていそうなストーリーに引き込まれ、あかりと神名の男女の微妙な心理描写にも舌を巻いた。こちらは単館上映のさらりとした味わいの上質な恋愛映画のような物語。
    劇中劇のような物語中物語も楽しめ一粒で二度美味しい。

  • あかりと神名の部分は面白いのだけど、結局なんともいえないまま終わるし、まさみちゃんも良くわからんし。ロマンス小説部分は、正直つまらない…。創作なのはわかっているんだが、プロなのに勝手に創作して締切を飛ばすという感覚が、ちょっと受け入れられないのもあるかも。

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著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

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