白いへび眠る島

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043736034

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な島の話。ゆったりとした不思議な雰囲気を、ゆっくりと楽しめた。

  • うーん。
    三浦しをんさん、好きな作家さんなんだけど自分には合わない感じの物語だったかなぁ。
    登場人物の魅力も伝わりにくくてその世界観にも馴染めず物語の中に入り込むことが出来なかった。
    全体の雰囲気も他の作品とはちょっと違ったような?

  • 島生まれ、って人との繋がりが強いイメージがあって、憧れる

  • たった3日間のできごと。スピード感がなく飽きがきた。通好み。

  • 佐和ちゃんとの三角関係?とか、犬丸は結局見える存在なのかとか、全てを語りきらないというかはっきりさせないところがやっぱり三浦しをんらしい。。。
    続きが気になる絶妙ないいところで終わるのもらしいです。
    神去とか拝島みたいな三浦さんの書く田舎の話好きだなあ…

  • 持念兄弟、長男のみ島に残ることができる、
    今の日本では、想像し難いことだろうけど、
    まだあるんだろうな、このようなところ。
    持念兄弟の繋がりに、憧れはあるけど、しきたりや風習があるから、繋がりも深くなるんだろう。
    自由とは、束縛されるものから出ていくこと、また戻ることができることなんだろう。

  • 魅力的な舞台だが、話の構成がいまひとつ…
    登場人物の個性が薄く、世界観に入り込みづらい

  • 残念。ちっともおもしろくなかった。
    三浦しをんならなんでもいいってわけでもないんだなぁ。

    ボーイズラブ的雰囲気の作品。
    まぁ、それは知ってて読んだわけだから別にいいのだが。
    何にしても、キャラがうすい。(そのわりにやたらと登場人物が多い)
    神秘的・怪奇的な描写が弱い。(ぜんぜんこわくない)
    ストーリーが一本調子だ。(そしてオチが弱い)

    漫画の原作にしたらちょうどいいだろうなーとは思う。絵で読ませてくれればなんとかなるとは思うんだ。

  • 高校生の夏休み,束の間の帰省中に起こる不思議なできごとの話。

    描写はとても細かくて,スピード感をもって読みすすめられた。それに対して,ストーリーが減速してしまうというか,最初に感じたワクワク感が,後半になるほど感じられなくなっていった。島という濃厚なコミュニティやしきたり,じぶんの持つ特殊な力に対して葛藤する主人公は,前半のあちこちで布石を置くんだけど,結局それらのほとんどがそのままで物語が終わったような気がする。

    「長編物語なのにスカッとしなかった」なんて思うじぶんを,つまらない大人になってしまったと,少し悲しい気持ちで反省しつつ。

  • 前半の主人公が島に対してズレを感じている描写は良かったのですが、後半は冒険物語になっていて、中途半端になってしまっていると感じました。正直、対象年齢は低めです。また、登場人物が多い割に印象が薄く、物語の後半で「〜をしていたのは〜だったのだ!」と言われても、誰のことかピンとこないということも多かったです。

著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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