長い腕 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 1814
レビュー : 322
  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043746019

感想・レビュー・書評

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  • ずっと読みたかった。ようやく読めた。
    テーマが「歪み」だそうで、家の歪みの話は勉強になった。ゲーム制作の部分も。錯覚の部分が家の歪みと繋がった。
    とてもおどろおどろしい、暗い、負の感情や狂気がいっぱい詰まったミステリー。主人公は気が強すぎて、小説の登場人物としてあんまりみりょくてきではない。いい人ポジションの石丸もどこかおかしい。救いは中学生の祥一郎?と、お父さんが作ってくれた山桜の板の机。
    読んでいて暗い気持ちになるのは間違いないけど、次がどんどん読みたくなる、スリリングで先の読めない展開や問題解決におけるテンポ?腑に落ちる感、文章の淡々とした感じはかなり好み。西英子はとても怖かった。
    続編もぜひ読みたい。物語としてとても面白いけど、読んでいる間暗い気持ちになるのは爽やかな本を同時に読めばなんとかなるかな…

  • 同僚の死から始まる疑惑
    キーワードは「ケイジロウ」

    四国の故郷に帰って真相を探り始めた主人公は
    やがて恐ろしい事実につきあたる。

    かなり強引な展開で「ここまでやる?」って感じがする。
    田舎の古臭い恐ろしさはよく出てたけど・・・

  • 前半はゲーム制作会社が舞台で、中盤ではインターネットに関する話が出て来ます。重要な部分もありますが、だらだらした感じで少々苦痛でした。もう少し簡略化して欲しかったです。
    後半になると、やっとミステリーらしい展開になります。歪んだ家が歪んだ人間を生む真相は恐怖感と臨場感があり、読み応えがありました。
    ただ、真犯人がどうやって事件を起こしていたのかは説明不足で腑に落ちませんでした。

  • うう~~ん 私にはちょっと合わない文法だったかなー、まあまあだった。

  • 「長い腕」3部作のなかでは、いちばんおもしろい。
    前半、事件とは直接的には関係のない話に終始するが、3作品読んでみたら…いや、本作品を読み終えただけでも「ああ、これが、書きたかったのかな?」と察するものはある。
    屋敷に入り込むシーン、すっと背筋が凍りつくような現代的な怖さをたたえたエピソードに手が止まらず、結局、最後まで夢中で読んだ。こういう怖さもあるのか。

  • 会社で起きた事件と、地元で起きた事件につながりはあるのか。
    主人公は謎を解けるのか。
    前半は都会の先端業界ともいえるゲーム会社の内幕が描かれ、後半は汐路の故郷瀬戸内の閉ざされた地域が描かれる。
    対極にあるような互いの世界の共通点は?

  • 第21回(2001年) 横溝正史ミステリ大賞受賞
    ゲーム業界のことが非常に詳しく描かれていて、話の筋に深くかかわらない部分がちょっと多い感じがしました。一方で、古い日本家屋についての部分はとても興味深かったです。思っていたより面白みに欠ける部分もありましたが、色んな意味でミステリー小説な感じでした。

  • ストーリーの世界観に入り込める作品。
    「歪み」がもたらす事件に伏線が張られているのですが、その伏線が回収しきれない「消化不良」感があります。
    風呂敷を広げて過ぎているが、その風呂敷から出てくるネタは食いつきたいコンテンツなのでそれが楽しみでもあります。
    私は主人公の汐路に私は感情移入できませんでした。
    冷静かと思えば感情的、執着がなくクールなのに執着を見せたりと、彼女の人格が決まっていない感がある。

    彼女の上司である石丸圭一の絡み方を見ていると彼がキーマンになってくるのか…?
    先が気になります。

  • テーマは歪み。バラバラだった全ての事象が一つへ収束していくように情報を散りばめる技術は、東野圭吾の劣化版のような感じ。東野圭吾が別次元にいるのだが。家屋の微妙な歪みが住人にストレスを与え続けてキチガイをつくる。先祖代々まで祟るを顕現。ゲーム会社での一幕が専門的過ぎていらないかなー。あまり興味もないし、本筋に然程エフェクトしてる感じではなかった。西優司をもっと描かないと!八つ墓村の気持ち悪い感じが欲しくなっちゃう。

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