- 角川書店 (2006年6月24日発売)
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感想 : 54件
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784043747030
作品紹介・あらすじ
ひきこもり新人作家は気づいた。辛い現実を前に立ちすくみ、ダメ人間ロードを突き進む自分を変えるには「超人」になるしかないのだと――女神のごとく降臨した脳内彼女レイちゃんと共に、進め超人への道!!
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
辛い現実に直面しながらも、「超人」になることを目指すひきこもりの新人作家の物語が展開されます。著者は脳内彼女のレイちゃんとの対話を通じて、自身の惨めさや痛々しさを率直に吐露し、読者に自己を見つめ直す機...
感想・レビュー・書評
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これはエッセーなのか、どこまで本気なのか。
先日に超人計画インフィニティを読んで、そもそもの超人計画を読んでみた。
構成は12年後の新作と同じく、著者の一人称と、時折脳内彼女のレイの視点が入る。
そして、内容は12年経っても変わらず、アパートに引きこもる著者のルサンチマンが語られる。
ひどい人生を過ごしているが、たまにドキッとして自分を投影する内容がある。
2003年は就職氷河期が20代を直撃した世代だった。
そして今は状況が変わっているだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3.3
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「21世紀の太宰治」こと滝本竜彦のエッセイ。イタすぎて面白い。馬鹿さ加減に愕然としながらも時折ハッとさせられ、ダメさ加減に我が身をも投影する。
ある意味でレイちゃんの純愛物語ともとれる本作、エッセイなので何か特別なオチがあるというわけでもなく、ちょっと尻切れとんぼで終わるのが気になった。まあエッセイなので、作者が生き続ける限り超人ロードは続いていくのだものな。これはこれでいいのかも?
キノコの話ら辺が一番面白かった。
ちなみに作中の、バリ島でキノコオムレツを食べてパニック障害になった「滝本さんが尊敬するあるアーティスト」とはおそらく大槻ケンヂだと思われる。 -
10年ほど前に読んで面白かった記憶があったので、また読み返してみた。間隔を空けて読み直すと、年とともにリテラシーが上がった分、より面白みが分かる本と、こんなものに夢中になってたんだっけ…と思う本とあるけど、この本はその両者の感慨が得られる本だった。
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面白い!小説と違って、ブログやエッセイはそれほど面白くない作家さんも多いと思うけれど、滝本さんは違う。小説「NHKにようこそ!」と同じテクニックを使いながら、小説をさらに上回るスピード感、カオス感、トリップ感。こんな文章が書けたらいいなあ。
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騙された、エッセイやん。 今までエッセイは遠ざけて来たのでわからないが、『ネガティブハッピー・・』で知った作者だったので半分物語として読めた。
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自意識と自己愛に満ちた内容のないエッセイのオチが結婚しましたって、そりゃないですよ。
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【本の内容】
新人作家は悩んでいた。
厳しすぎる現実を前に立ちすくみ、ダメ人間ロードを一直線に突っ走る自分はこのままでよいのだろうか?…いや、よくない!!
虚無感とルサンチマンに支配された己を変えるには、そうだ!
“超人”になるしかないのだ!!
「くじけてはダメ、ゼッタイ!」
やさしく励ます脳内彼女レイと手を取り進め、超人への道!!
『NHKにようこそ!』の滝本竜彦が現実と虚構のはざまに放つ前人未踏の超絶ストーリー。
[ 目次 ]
[ POP ]
ニーチェの理論を用いながらひきこもりからの脱出を図る書き手(滝本竜彦)。
文章はほぼ全て「脳内彼女・レイ」との会話形式で進められる。
レイに優しく叱咤されながら社会復帰を目指すが、あまりに打たれ弱い書き手は少しのことですぐに挫折してしまう。
なぜ引きこもるのか、なぜこんなに打たれ弱いのかと書き手を批判するのは簡単だ。
だが、読みながら私は自分の中に住んでいる「滝本竜彦」を強烈に意識せずにはおれなかった。
自分のくだらなさにすぐ気がついてしまうせいで、目標を立てて努力したり、自分に酔ったりといった「物語」の中に自分を置くことができず、何の救いにもならない脳内彼女に甘えながらその日をやり過ごすしかない。
どんな夢も、恋愛も、目標も心の支えとなってくれない――その状態に「神は死んだ」という言葉は何と似合うことか。
何を信じるべきなのかわからない人間にとって、痛いほど共感できる一冊だと思う。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
本日読了。
安倍吉俊の装画が良い。
ルサンチマンという言葉への強迫的なまでの固執、自我観念や否定意識のループ・・・、極めてうざったい。
このうざったさこそが、リアルなのだろう。
「NHKにようこそ!」においては、岬という少女を引きこもりからの救世主として登場させていたが、本作ではその役割を脳内彼女レイに担わせている。
この脳内彼女が妙に生き生きと愛しいものと描かれることで、作者の現実がとてつもなく痛々しいものであることを、半ば強引に実感させられる。
おまけの「レイちゃんの知恵袋」。
これがあって初めて、話はまともに完結する。 -
初めて読んだ時はアレでしたけれども、再読となった今はもうなんというか…このエッセイが面白いとかつまらないとか…とにかくそういったことを気にしつつ書いているタッキー(=作者)が可愛い!!
と俺などは言ってしまいますね…内容はなんというか、非常に痛々しいのですけれども、それを上回るほどの愛が…タッキーに対する愛が…読了後、芽生えていることに貴方は気づくことでせう…って何言ってるだ!? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、そんなわけで割かし楽しめたエッセイでした。タッキー本人に興味のある方はぜひ! と言いたいところであります…さよなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー -
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「NHKにようこそ!」で著名な小説家・滝本竜彦氏のエッセイ。
が、エッセイと言っても「ルサンチマンを唾棄し超人となる(恋人を作る)」というのが全体を通してのテーマとなっており、其々かなり自虐がが入る他、著者が大学時代からこのエッセイを書くまでの間に自らの脳内で作り出した架空の彼女、書籍の言葉で言う脳内彼女が話すという設定の元様々な事が語られたり、著者自身と会話をしたりするため、かなり創作の色合いが強く、エッセイと言うよりは著者自身を題材にした滑稽小説と言った感じの印象。
内容は良い意味でも悪い意味でも「痛々しい」の一言に尽きる。
学生時代に刺激的なゲームをプレイして人生の何かを狂わせた人やアニメに熱中し未だに童心から抜け出せない人など、著者となんらかの共通点を持つ人は、それなりに共感したり面白く思うのではないかと思う。
自分は、あまり共感出来なかった。著者との共通点は嫌という程見つかったが、同族嫌悪的な感情でどうしても拒否感が湧く。自身の余裕の無さから純粋に滑稽味のある文章に対して「馬鹿だなぁ」と笑えず、「私はこうはならんようにしておこう」などと考えてしまう。
文章自体はかなり改行が多く、軽小説によくありがちな文体なそれを感じる。かなり文章の密度は薄いため、手軽に読める。が、気を入れて読むとその薄さに拍子抜けてしまうため注意が必要。
文の出来云々だとか、内容がどうだとか云々抜きに、適当にくだらない小説を読みたいといった人向けで、「超人計画」などという一昔前のSFチックな題名から勘違いしないことが重要。 -
何がホントで何が嘘かわからんエッセイ。
分かるのは作者が苦しんでいること、ただその一点のみ。
ニヒリズムと無為な欲望の狭間でヒキコモリは懊悩する。
そんなに嫌いじゃない、と思ってしまうのは
俺も厨二で妄想癖のある変態だからなのか。 -
レイちゃんのセリフに時折はっとさせられた。滝本さん。。
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「レイちゃんかわいい」
佐藤友哉に若干だが似てる気がする、
ストーリーが破綻してる作者登場小説。
脳内彼女がいるから彼女ができないのか、
彼女ができないから脳内彼女がいるのか、
現実と虚構のはざまでさまよう話。 -
滝本のエッセイだが、NHKとのデジャブ感がすごく強かった。
NHKは作者の体験がかなり入っているんだなと納得した次第。 -
NHK滝本さんのエッセイ。超痛々しい。ネガティブキャンペーン満載だがそれがいい。
滝本さんの、小説家としての起源めいたものを垣間見られる……かもしれません。
あと滝本さん脳内でどんだけレイ可愛いキャラにしてくれてんですか。これはいい綾波さん(*´∀`) -
痛々しすぎるエッセイ。最後まで読めば何か救われるのかと思い読んでしまったが、痛々しいだけだった。
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村上さんのネタが秀逸。
著者プロフィール
滝本竜彦の作品
