- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043748013
作品紹介・あらすじ
かつて伝説のRPGゲーム「S.O.U.P.」を開発、巨額の富を得た巧。彼はある日、ハッキングに悩む経済産業省の役人・礼子の訪問を受ける。礼子の依頼でハッカーを追う巧が見たのは、変わり果てたゲーム世界だ
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
インターネットが普及しはじめた頃のサイバーテロの話だが、この本が書かれた時代にAIがこんなにリアルに書かれているなんて。
-
オンラインゲームとハッカーとネットの自主制をテーマにしている本作。自分が考えていたことにも活かすことができそうな内容だった。正直専門用語は難しいがそれを省いても面白い作品であった。
-
IT用語を丁寧に説明していて、読みやすかった。オンラインゲームをベースにして、人工知能・人工生命を意識した物語には引き込まれた。スケールが大きすぎて、ちょっと現実感が無い。
-
インターネット普及し始めの頃を描いた10年以上前の作品。
今でこそ一般人もほぼ24時間オンラインの時代だが、当時は一部の人間のみがそのような環境にいたんだと思うと、時代の変化を感じる。
インターネットとネトゲーを舞台にこそしているが、「本人の発言からAIを作成する」という発想が、「言葉が人間を形造る」的な感じがして好き。 -
飛ばし読みしておもしろかったようなわけわからんかったような。でもインターネットのネットワーク構造については読む前よりなんとなくわかるようになった。
-
パソコンとかネットに詳しくなくても面白い。10年以上前の本だから少し環境内容古いので、むしろ詳しくない方が楽しいかも。ただ指輪物語とゲド戦記が下敷きになっている箇所が多々出てくるので、その2シリーズを知っている方が多分楽しめるんじゃないかなと。しかし、読んでると半バーチャル、精神トリップしてるくらいのノリなんだけど、実際の設定はモニター越しの世界なわけだから、オンラインしてる人たちがほんとにこういう風にデジタルの世界を感じてるなら、想像力半端ないなという気もします。私個人は、チャットとかネット越しではむしろ会話できないんで、そういう知らない世界っぽいのが余計に面白かった。
-
ネット関連の小説は難しいことが多くて、読みにくいんだけど、つい夢中になって読んでしまうことが多い。これもバーチャルかリアルか…なんて事にのめり込んでしまった。バーチャルとリアルを混合してしまう気持ちがわからなくはないとこも私の中にあるのだと思う。
時間はかかったけど、とても印象的な忘れられない小説になった。
著者プロフィール
川端裕人の作品





