ニコチアナ (角川文庫)

著者 : 川端裕人
  • 角川グループパブリッシング (2008年8月25日発売)
3.67
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  • 10レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043748020

ニコチアナ (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ちょっと長いけどカバー裏のあらすじ引用。

    メイは、火を使わない無煙タバコ開発に情熱を注いできた。日本国内では開発の難しい事業。そこに食指を伸ばした米国アズテック社のCEO・デュークは、煙害のない新製品として記者発表した。だが、会場でニコチンテロが発生。さらに、既に同様の特許を申請する人物の存在が疑われだす。タバコ畑では葉に異常な斑が━━。疫病を防ぎ特許を護るため、メイは秘蹟を描いた絵文書を探しに、大陸横断の旅に出る。


    ↑を読むとすごくつまらなそう。どんな話なのかもよくわかんないし、作者がこの人じゃなきゃ絶対買わない。まぁこの人ちょいちょいはずすけどさ・・・。

    で、読んでみたらビックリ。これがとんでもなく面白い。やっぱり話の中にビジネスを絡ませた作品は文句なしに上手い。「はじまりの歌を探す旅」もこの作品の文脈から出てきたんだねぇ。

    モチーフが大好きなタバコだからちょっと甘い評価になってるかもだけど、面白さは保証します。喫煙者はぜひ読みましょう。

  • タバコを巡る民族や人種、宗教、さらには企業や世界を巻き込んだサイエンスフィクション。

    基本的にはフィクションだけど、自分みたいなたばこ好きはちょっとタバコに詳しくなれるかもw

    っていうか、実際電子タバコのように新しいスタイルのタバコが出回っている今、
    全くのフィクションとは言い難い雰囲気を感じ取れるが。。。

    自分はかなり好きな雰囲気を持った作品でした。

  • 新しいコンセプトのたばこを開発しようとする若い女性が、世界をまたにかけて奮闘する話。これに、南米の得体のしれない部族の世紀を超えた陰謀(トランスポゾンを活性化して、世界中のたばこの葉をダメにする)が加わって、話が展開するが、なんしろ、たばこに興味がないので、幻覚作用のあるたばこでミステリアスなストーリーを語られても、話が見えにくくなるなあ、程度の感想しかもたなかった。最後の会議もどうもしょぼかった。要するに、作者に意図を理解できませんでした。ちゃんちゃん

  • 新大陸発見? からあっという間に世界中に広がったタバコ。私はタバコは吸いませんが、タバコに対する理解が深まったとともに、「時間を微分する」というデュークの言葉はコーヒー好きの私も納得できました。

    たまたまでしょうが、JTより無煙タバコ「ゼロスタイル」が発売された、という広告を見て、なんと時代を先取りしていたんだ、この小説は、と感じました。

  • 私自身はタバコは一切飲まないし。
    嫌いな方ですが、タバコという存在と世の中を考えさせられました。

  • 最近読んだ中から。
    タバコはナス科とか、喫煙がどういった目的で用いられてきたのとか、シガレットとシガーの違いとか、これも日常当たり前のことをあれこれ気づかせてくれるお話しの1つだと思います。

  • 無煙タバコというものを売り出そうとする会社。タバコとは。喫煙とは。利権や欲が絡む中、マヤの文化や儀式としてのタバコや、現代社会の中のタバコについて幅広くそして的確に物語が進みつつも触れ、不思議な方向へと導かれていく。喫煙者をけむたいって嫌っている人にも、タバコを吸う人にも、オススメです。自分は喫煙者です。マナーは守ります。時間を微分します。

  • 2008/12/21

    買っては見たものの最初の2ページ読んで、しばらく放置。
    中盤までは面白かったものの、終盤に来て失速。

  • 面白い。タバコ吸う人にも、吸わない人にもお勧め。なんだろう、社会問題を入口に周辺情報をインプットしていくと、行き着く先は思想だったり哲学だったりしてしまう。その展開がミステリ風で、読んでいくうちに乗せられていくのが心地いい。不思議な読書体験ができる。川端裕人さんの本はどれも内容が濃くてよい。

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