青い蜃気楼―小説エンロン (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.75
  • (32)
  • (54)
  • (60)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 389
レビュー : 51
  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043755011

作品紹介・あらすじ

二〇〇一年十二月、米エネルギー企業大手エンロンが破綻した。一介の地方ガス会社は、いかにして世界にエネルギー革命をもたらし、なぜ突如破綻したか?同社と米国政府、ウォール街、会計事務所との癒着とは、いかなるものだったのか?エンロンが駆使した金融工学と会計操作のからくりに徹底的にメスを入れるとともに、貧困家庭から這い上がろうとして戦い、破滅した幹部たちの人間ドラマに光を当てるドキュメント経済小説。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 読み返してみた。

    エンロンのビジネスモデルは非常に優秀だと思う。
    マーケットメイキングも含めて自社で抱えてしまえば
    トレード(投機的な意味でなく)での利ざやだけでなく
    マーケット運営での利益も出る。

    結果、資産を持たないエネルギービジネスたれた唯一の企業。
    イノベーションだと思うけどな、純粋に。
    SPCを使った粉飾のせいで、完全に過去のものになったが
    その前の健全なエンロンの目指した方向性は宝のヤマのように思う。

    どうあれ、日本のエネルギー業界においては示唆の多い内容。

  • 1

  • 繧ィ繝ウ繝ュ繝ウ繧帝。梧攝縺ォ縺励◆邨梧ク亥ー剰ェャ縲ゅ→繧薙〒繧ゅ↑縺?ゥア縺ァ縺ゅj縲∝ョ溯ゥア縺ィ縺ッ菫?°縺ォ菫。縺倥′縺溘>縲ゆココ髢薙?蠢?炊縺ィ縺?≧縺九?∝シア縺輔r閠?∴縺輔○繧峨l繧九?

  • 金融工学って、詐欺の手口にしか思えないな。粉飾決算で利益を手にした経営者に適切な処罰が下ってるといいけど。

  • 淡々と書かれたドキュメンタリーって感じ。少し彼の作品としては毛色が違う。

  •  会計操作で利益を水増しし、自社株値を吊り上げ、手にした巨額の資金で次から次へと企業買収していく、実業よりも「エンロンオンライン」によるデリバティブがこの企業のメイン収益になり下がった頃には、全米7位の優良企業と言われていたエンロンの化けの皮がはがれ落ちる。日本でも、どこかで聞いた様なはなしの展開「ライブドア事件」を思い出す。破綻することを知りながらの会社経営って公人としての意識がまるでない、昨今大なり小なり、こんな会社はいっぱいあるんじゃないだろうか

  • 信用格付の課題を考えている中、本書を手に取った。残念ながら格付サイドからの展開はなかったが、小説としては大変おもしろいものであった。
    256ページに、日本人のアナリスト鶴田がエンロンの決算書をつぶさに調べていく様子が、似たような調査仕事をやっている者として非常に共感を覚えた。

  • エンロン事件について物語形式で知れて面白かったです。

  • 仕事関係で、紹介されたので読んでみた。
    かの企業のやり口を理解するという意味ではもっと簡潔なものがありそう。

  • エンロン事件の全貌を描いた作品。
    社内でのやりとりが細かく描かれており、臨場感がある。
    IR資料、監査結果を鵜呑みにしてはいけないと痛感させられる一冊。

全51件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1957年、北海道生まれ。カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社を経て2000年、大型シンジケートローンを巡る攻防を描いた『トップ・レフト』でデビュー。著書に『エネルギー』『冬の喝采』『貸し込み』『カラ売り屋』など。英国在住。

「2018年 『鉄のあけぼの 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

青い蜃気楼―小説エンロン (角川文庫)のその他の作品

黒木亮の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
エリヤフ・ゴール...
デール カーネギ...
東野 圭吾
黒木 亮
有効な右矢印 無効な右矢印

青い蜃気楼―小説エンロン (角川文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする