真珠湾 十二月八日の終戦 (角川文庫)

  • 角川書店 (2004年11月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784043757022

作品紹介・あらすじ

山本五十六連合艦隊司令長官と、身分を隠し諜報員として活動した実在の予備役海軍中尉――非情な歴史の転換点に立ち会った二人の海軍軍人の姿に、壮絶な近代日本の宿命を重ねて描く長編。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

歴史の転換点に立ち会った二人の海軍軍人を通じて、真珠湾攻撃に至るまでの複雑な背景と人間ドラマが描かれています。著者は、開戦を避けようとする人々と、精神論に突き進む軍上層部との対立を巧みに表現し、戦争の...

感想・レビュー・書評

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  • 真珠湾攻撃に至るまでの前日譚(もちろん前の日だけのお話ではありません)。

    敗戦することがわかっている米国との、愚かな戦闘を避けようと策を講じる人々と、その想いが通じず、精神論だけで突っ走る軍上層部。

    軍事小説かと思っていたら,濃厚な人間ドラマでした。

    12月8日の敗戦、というサブタイトルが、まさにこの戦争に雪崩れ込んだ愚かさを一言で表しています。

    とても読み応えはありましたが、何が大変って、登場人物がそれなりに多くて、どれが誰だか忘れてしまうことでしょうか。個人的な寄る年波の話なので、一般的な話ではありません(笑)

  • 真珠湾攻撃という太平洋戦争初期のエポックメークな戦闘に焦点をあて、日本が米国との全面戦争に突入に至る様々な背景を織り込んだ佳作。山本五十六が海軍次官のポストにあり、開戦に及べばアメリカには敵わないとの信念のもと、時の内閣内で陸軍省や海軍省内の艦隊派などの開戦派を相手に微妙な綱引きを演じていた海軍次官時代、一挙に開戦に傾き、開戦後の早期幕引きを考えていた連合艦隊長官時代と生々しい迫力で書き上げている。開戦の選択肢は不可避であった時如何なる戦略とシナリオで戦争に突入すべきであるのかを山本五十六は必死に考えたのであろう。しかし、目的が共有出来なかった南雲中将は、空母を取り逃がしながら緒戦の勝利に満足してさっさと戦地を離脱してしまった。この緒戦の失敗がミッドウェー海戦での太平洋戦争の方向性を決めてしまう大失敗へとつながっていくのはなんとも皮肉な結果である。何れにしても勝てない戦に日本を巻き込んでしまった山本五十六の悔悟の想いは彼









    ら素人の読者が考えてもわかる

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著者プロフィール

1959年、東京生まれ。明治大学文学部を卒業後、広告代理店勤務を経て作家デビュー。伊五八潜水艦のインディアナポリス撃沈を題材にした処女作『雷撃深度一九・五』で脚光を浴びる。その他の作品に『八月十五日の開戦』『無音潜航』がある。

「2022年 『ゲーム・メーカー 沈黙の侵略者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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