梅棹忠夫の京都案内 (角川ソフィア文庫)

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  • 角川書店 (2004年9月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784043764013

作品紹介・あらすじ

京都千年、洗練された文化の深さにおいて、京都は世界に誇りうる日本の「みやこ」である。世界中から観光客が訪れる京都の非観光都市としての側面や、京都人の本音やこだわり、美意識に、生粋の京都人にして民族学の第一人者である著者が、鋭い視点で迫る。また、「おいでやす」「お豆さん」「~どすえ」など、京文化を支えてきた京ことばを具体的に紹介。京都の街と人、文化がわかる、最良の都市ガイダンス。

みんなの感想まとめ

京都の文化と人々の魅力を深く掘り下げた一冊で、著者は生粋の京都人としての視点から、京都の独特な美意識や人情を描写しています。特に、京都人の性格を「イカ」に例えた表現が印象的で、上品な外見の裏にあるユー...

感想・レビュー・書評

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  • 雑文だが面白い。今は随分京都人の性格も変わったが、この本に書いてある京都人らしさは確かに今も残っている。

    梅棹忠夫が1960年1月5日の毎日新聞に「京都人はイカか」というタイトルで執筆していた。

    “京都人の人情を表現する例えとして「京都人はイカだ」というのがある。見かけはすこぶる上品だが、ちょっと気を許すと、たちまちスミをぶっかけられるというわけだ。”

    2015年5月28日に、イカをモチーフにしたゲームSplatoonが京都のゲーム会社から生まれたのも偶然だと思えない。

  • 表紙がステキ。京言葉の話が面白かったな。

  • 書かれたのが古く今更の内容も多い。京都がやっぱり一番どす的トーンにも微笑。しかし爺がバスガイド風に市内を南から北へ順ぐりに案内してくれるくだりには、結構知らないことも多かった。外人を京都案内する機会があれば読み返す。爆弾が落ちたから御池通は広いとか。

  • 中華思想的(著者自身が巻頭でそう言っている)京都ガイド。「観光客が京都の文化に合わせるべきで、観光課なんてものは必要ない」というくだりには賛成。観光客におもねりすぎると、どんな街でも下品になってしまう。

  • 京都に住んでいるからこその面白さ。
    梅棹先生然り京都人のすごいところは、こうして自分達の生活文化を言語化して、洗練された世界観を作り上げてきたところにある。
    それが京都の文化レベルの高さに結びついてきたのだと思う。

    いま京都はどこに向かっているのか。
    オペラを誘致し歩く都市にしたからといって、文化は発展するだろうか。

  • 民族學の泰斗、梅棹忠夫による京都案内。<BR>
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    文庫化されたのは2004年9月だが、角川撰書として發刊されたのは1987年。<BR>
    折にふれて書かれた京都に關するエッセイなどを集めたものであるが、書かれたのはかなり古く、1951年から1965年にかけて書かれたものである。<BR>
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    大學生活の5年間を京都で過ごした私にとつてはいづれも興味深い内容であつたが、なかでも第4章の「京ことば」は面白く讀めた。<BR>
    私は學生時代、關西の丁寧語表現「はる」について自分で氣づいた法則がある。<BR>
    すなはち、同じ關西弁でも、京都では「書かはる」と未然形接續で、大阪では「書きはる」と連用形に接續する、といふことである。<BR>
    關東出身の私としてはこのやうに認識してゐたのだが、正しい認識であるといふ自信がなかつた。<BR>
    ところが、この本を讀んだら梅棹忠夫さんが同じ解説をしてゐたので、ああ自分の認識は間違つてゐなかつた、と嬉しくなつた次第である。<BR>
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    2004年10月11日、シカゴ行の機内にて讀了

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著者プロフィール

1920年、京都府生まれ。民族学、比較文明学。理学博士。京都大学人文科学研究所教授を経て、国立民族学博物館の初代館長に。文化勲章受章。『文明の生態史観』『情報の文明学』『知的生産の技術』など著書多数。

「2023年 『ゴビ砂漠探検記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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