梅棹忠夫の京都案内 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 92
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043764013

作品紹介・あらすじ

京都には隅々まで張り巡らされた暗黙のルールがある。生粋の京都人にして民族学の第一人者が、その美意識や本音を、京ことば、観光都市とあらゆる角度から鋭い視点で解説。辛口でユーモアたっぷりなエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙がステキ。京言葉の話が面白かったな。

  • 書かれたのが古く今更の内容も多い。京都がやっぱり一番どす的トーンにも微笑。しかし爺がバスガイド風に市内を南から北へ順ぐりに案内してくれるくだりには、結構知らないことも多かった。外人を京都案内する機会があれば読み返す。爆弾が落ちたから御池通は広いとか。

  • 中華思想的(著者自身が巻頭でそう言っている)京都ガイド。「観光客が京都の文化に合わせるべきで、観光課なんてものは必要ない」というくだりには賛成。観光客におもねりすぎると、どんな街でも下品になってしまう。

  • 京都に住んでいるからこその面白さ。
    梅棹先生然り京都人のすごいところは、こうして自分達の生活文化を言語化して、洗練された世界観を作り上げてきたところにある。
    それが京都の文化レベルの高さに結びついてきたのだと思う。

    いま京都はどこに向かっているのか。
    オペラを誘致し歩く都市にしたからといって、文化は発展するだろうか。

  • 民族學の泰斗、梅棹忠夫による京都案内。<BR>
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    文庫化されたのは2004年9月だが、角川撰書として發刊されたのは1987年。<BR>
    折にふれて書かれた京都に關するエッセイなどを集めたものであるが、書かれたのはかなり古く、1951年から1965年にかけて書かれたものである。<BR>
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    大學生活の5年間を京都で過ごした私にとつてはいづれも興味深い内容であつたが、なかでも第4章の「京ことば」は面白く讀めた。<BR>
    私は學生時代、關西の丁寧語表現「はる」について自分で氣づいた法則がある。<BR>
    すなはち、同じ關西弁でも、京都では「書かはる」と未然形接續で、大阪では「書きはる」と連用形に接續する、といふことである。<BR>
    關東出身の私としてはこのやうに認識してゐたのだが、正しい認識であるといふ自信がなかつた。<BR>
    ところが、この本を讀んだら梅棹忠夫さんが同じ解説をしてゐたので、ああ自分の認識は間違つてゐなかつた、と嬉しくなつた次第である。<BR>
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    2004年10月11日、シカゴ行の機内にて讀了

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著者プロフィール

梅棹忠夫

一九二〇年(大正九)、京都市に生まれる。四三年、京都大学理学部卒業。学生時代の白頭山登山および大興安嶺探検隊以来、調査、探検の足跡は、ひろく地球上各地にしるされている。京都大学人文科学研究所教授、国立民族学博物館長を経て、同館顧問・名誉教授。専攻は民族学、比較文明学。理学博士。九四年、文化勲章受章。二〇一〇年(平成二十二)、死去。著書は、『東南アジア紀行』『サバンナの記録』『文明の生態史観』『知的生産の技術』『地球時代の日本人』『日本とは何か』『情報の文明学』など。いずれも「梅棹忠夫著作集」(全22巻、別巻1)に収録。

「2020年 『女と文明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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