フェイク (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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レビュー : 209
  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043765027

作品紹介・あらすじ

岩崎陽一は、銀座の高給クラブ「クイーン」の新米ボーイ。昼夜逆転の長時間労働で月給わずか15万円。生活はとにかくきつい。そのうえ素人探偵とは誰にもいえない。ライバル店から移籍してきた摩耶ママは同年代で年収1億といわれる。破格の条件で彼女の運転手を務めることになったのはラッキーだったが、妙な仕事まで依頼されて…。情けない青春に終止符を打つ、起死回生の一発は炸裂するのか。抱腹絶倒の傑作コン・ゲーム。

感想・レビュー・書評

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  • キャバクラや競輪を舞台に三流大学を出たばかりの主人公とその友人がお金に翻弄されながらもその本当の価値に気付くという話。月給15万から果ては億単位の金まで、物語の中で激しく浮き沈み金銭感覚も変わっていく。キャバクラの仕組みは興味深く、また競輪を使った復讐のやり方も常道ではなく面白い。エピローグできちんと気になる登場人物のその後を描いているのも好感。

  • 読後感がとても爽やか。持ってるやつから金を巻き上げる、やってることはエグいのに痛快。主人公陽一が真面目で純情であることが効いている。競輪で借金まみれになった親友と、実家の印刷工場の経営不振に悩む恋人(?)、若年性アルツハイマーを患っている父の介護のためにどうしても大金が必要な歩合ママと一緒に企てたワインのすり替え。しかし思わぬ落とし穴に足をすくわれたママは起死回生の企業恐喝に乗り出す。

  • 歌舞伎町の話 うーん、いまいち 浅くて軽い物語だった 言葉も思考もラストも 初めて読んだけど、次作はよっぽどのことがない限り読まないかも

  • fm802のDJが番組の中でこの作品を紹介していた。その紹介が面白く読みたくなった。このような機会がなかったならばわたしが読むジャンルの小説ではない。
    コン・ゲーム小説というジャンル。暴力的手段を使わず、知能を使って大金をつかむという詐欺師、ペテン師の騙し合いの小説だ。私が知っているこのような物語としては映画の「スティング」だ。危なっかしく、はらはらしながらしかし先はどうなっていくのか読まずにはいられないエンターテイメント小説だ。
    舞台は銀座の高級クラブ、美しく若い雇われママや気の小さな若いボーイなどが物語を織りなしていく。普通では知ることのない高級クラブのシステムや競輪、そのノミ屋などのからくりなどもわかって面白く読めた。

  • コン・ゲーム小説のおもしろさよ…!!
    頭がそこまで回らないからたまにおいてけぼりになるんだけど
    騙し騙されの一進一退が本当におもしろかった。

    舞台・キャラ設定・心理戦、
    どれをとっても好みだったし
    ゲームのハラハラ感もすごくよかった。

    久しぶりに出会ったスカッとした読後感のある本。

  • 岩崎陽一は、銀座の高給クラブ「クイーン」の新米ボーイ。昼夜逆転の長時間労働で月給わずか15万円。生活はとにかくきつい。そのうえ素人探偵とは誰にもいえない。ライバル店から移籍してきた摩耶ママは同年代で年収1億といわれる。破格の条件で彼女の運転手を務めることになったのはラッキーだったが、妙な仕事まで依頼されて…。情けない青春に終止符を打つ、起死回生の一発は炸裂するのか。

  • 永く本棚で眠っていた。眠り続けても良かったかな?

  • 夜の世界、博打、借金とタブーにされがちな場所が舞台に。犯罪を伴った復讐劇が行われるけれど、あり得ないという思いが先に立って全然入り込めなかった。
    食うか食われるかの厳しい世界で陥れられる人の連鎖は読んでいて心苦しくなるばかりだった。みんな悪人。

  • 最初に主人公が性病の病院に行く所から始まって、なんとなく「その話は余談だろう、いつか本題に入るんだろう」と思っていたら、夜のお仕事をしている人たちのストーリーでした。
    アラッ!そうだったの!

    すごく面白かったです!相手に復讐する手段としての詳細が、博打についてまったくわからないため、「ふーん」という感じでしたが、話しとしてはよくわかりました。
    ストーリーとしてはありきたりではないし、楽しめました!

  • 抱腹絶倒の意味を履き違えているのではないかと強く疑問に思う。この物語の中で、登場人物たちはとても生き生きと躍動している。ひとえに筆致力と想像力、そして観察眼の鋭さが成せる業だなあと思う。物語のうねりは少なく、伏線の張り方も回収方法も残念な部分はあるものの、最後まで飽きずに読み進められる。株の世界も、ギャンブルの世界も、お水の世界も奥が深い。が、抱腹絶倒するような場面は一つもない。ただの一つも、ありませんでした。自分が知っている抱腹絶倒の意味が実は違ったのかと心配になり、辞書を引いちゃうレベルです。

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